水曜日に、横浜在住のイタリア人の友達のRが東京でランチでも、というので電車に乗って行ってきたんですが、そのときちょうど東京に住む姉のところに母が遊びに来ているというので嬉しい気持ちで会いに行ってきました。この写真は翌日の木曜日の朝に撮ったものですが、姉のマンションの目の前が六義園で、このシダレザクラの大木を見にくる人々で長蛇の列ができる、という話を聞いていたのと、オープンが9時でたまたま9時にここの前を通ったときに割と人が少なかったのとで、母と一緒に300円の入園料を払って行ってきたのです。
今年はちょっと例年より桜が遅めですが、この時期に日本に帰って来て本当に良かった、と思える迫力でした。赤い和傘の立ったお茶屋さんに寄って母とふたりで和菓子にお抹茶をいただいたり、池の周りをくるりと回りながら散策したりして、この大きな美しい庭園を満喫しました。桜はご覧の様に満開です。
旦那様のAさんの住むつくばは東京よりかなり寒くて、彼の職場(研究所)の桜通りも2分咲きといったところ。明日は土曜日なのでAさんもお休みなのでドライブでもしながら、ちょっと茨城県の西の方に行ってみて桜の具合を見てみようかなんて話もしています。
ついに踏みも見た美しい砂嘴
砂嘴というよりは砂州なのかもしれませんが、大阪の義父母に甘えて先週末、京都の鬼の山(大江山)の先にあるかの有名な天橋立に連れていっていただいてきました。私は今、日本に一時帰国中です。
義父母と夫のAさんはすでに何度か訪れたことのあるこの場所ですが、私にとっては当然初めての土地だし、九州出身の私にとって、本州の日本海側という場所自体、かなり思い切って行こうとしなければ行かない場所だったので、今回こうして大阪から気軽にドライブできる距離で行けることにびっくりしました。もともと大阪の両親はとてもフットワークが軽く、いろいろなところに(アメリカでも)車でどんどん出かけて行くタイプなんですけどね。
今でこそたくさんの家や建物があってロープウェイやリフトなどの設備もあって簡単にちょっと高みに登ってこうして絶景を見下ろすことができるけれど、昔の人は森の中林の中を一歩一歩登りつめてからのこの景色だったのかなぁなんて思って勝手にさらに感動してしまいました。こんなふうに細い自然の松林がぽっかり浮いているなんて当時はかなり浮世離れして見えたことでしょう。
それにしても何がすごいって天橋立というネーミングがすばらしいですね。意味ももちろんそうなんですが、漢字で書いた見た目や発音してみたときの7音の座りの良さなど、これ以外にこの場所を一番良くあらわす言葉があると思えない完璧さです。環境の変化や自然の潮の流れなどの影響でこの場所が少しずつ変化することはあるのかもしれませんが、私が生まれるずっとずっと前も、私が日本やアメリカやタイやイタリアに住んでいる時も、私の世代のずっとずっと後も、天橋立は天橋立としてこうしていつのときも訪れる人の心を癒したり、感動させたり、驚かせたり、敬われたり、と不変の美しさを保つのかなぁとも思います。素敵なところでした。
The Invention of Lying
The Invention of Lying (2009), (A)
斬新、のひとこと。メキシコ出張の飛行機の中で見ました。伏線といい、ジェニファーガーナーの演技といい、細やかにちりばめられたほぼ全てブラックなブリティッシュジョークといい、とにかく主演・監督のRicky Gervaisらしい感じで私は非常に面白いと思ってしまいました。ネタバレが嫌な人はこの先読まないでくださいね。
当然アイディアと脚本がいいから面白くて吸い込まれるんですけど、一番印象に残ったのはロブ・ロウの嫌みっぽさがさわやかなところですね。設定上嫌みっぽさを「隠す」必要がないので、それを全開にしていて、それが本質というか、隠さないことによる良さのようなものを見せられた気がして、なるほどーとうなってしまいました。嫉妬や妬みという感情は、本能的なものというか、ないほうが珍しいものなので、一番いい対処法は意外にも、それを隠さないことだったりするのかも、ということ。
あとは当然あの「落ち込んでお風呂にも入らずヒゲもそらず髪も切らない」状態で出て来たときの面白さ。当然その背後のものは、あのテレビニュースになった時点で観客には全員に分かっているんですけど、それをこれでもかとかぶせるためのあのビジュアルの「確認」作業。飛行機の座席で思わず吹き出すほど面白かったです。あの服装もないし。北野武の「教祖誕生」を観たときに感じたのと同じような「ウマさ」を感じます。あ、うっかりこの映画のタイトルを出しちゃうと、これはたまたま「テーマ」が同じような感じなので誤解を生むかもしれませんが、結論やメッセージ(そんなのないかもしれないけど)はまったく違うかもしれないので参考になさらないように。単純に「人間の本質に迫った」という意味で引き合いに出したまでです。
設定に無理があったという部分では結婚式が「Quiet Place」で行われたところですね。まあそれは仕方がないですけど。
私にとってはかなり強烈に面白かったのでA評価にしました。でも世間の評価はいまいちですね。まあ一部の方にはオフェンシブに映ったということなのでしょう。まあそういうことなんでしょうけど、私には、とにかく本当に斬新で良かった。[ DVD | 日本語DVD ]
バイオセイフティ関連のプロジェクト本
BUILDING BIOSAFETY CAPACITIES: FAO’S experience and outlook (2009)
An overview of the experience gained from FAO capacity building projects in agricultural biotechnology and biosafety
先週メキシコでたくさんの本を配りましたが、そのうちのひとつの本がこちら。3人の同僚と一緒に書いた本ですが、バイオセイフティ関連のこれまでのFAOでのプロジェクトをまとめました。
第一著者のアレッサンドラはUNEP(国連環境計画)に長い事いた人で、この本の監修にもあたっているアンドレア(男性)の下でこの本をせっせとまとめてくれました。私は第3著者として、私の部署がやっている部分を書いただけなんですけど、この本のおかげでいろいろな国からさらにリクエストを受けるようになって、かなりありがたいです。全文オフィシャルサイトに載っていますのでプロジェクト関係者は是非どうぞ。この仕事に関係の無い方にはかなり面白くない内容となっております。
グアダラハラのホテルの窓から
恒例の「ホテルの窓から」写真を載せてみます。中央に黄色い複合アーチのようなものがみえますが、これは高速道路にまとわりつくように建てられていて、はっきりいって何なのかわかりません。とりあえずランドマークなんだと思いますが。マクドナ○ドのアーチにみえないこともありません。なんで黄色だったんだろう。
グアダラハラはメキシコではメキシコシティの次に大きな都市だそうです。「西部の真珠」なんていう別名もあるほどメキシコ人にとってはキレイなところだとか。私もダウンタウンに行きましたが、まるでローマかと思うような豪華なキャセドラルなどがあってその別名も納得でした。ここはメキシコの「ハリスコ州」という州の州都でもあるんですね。
当然スペインの入植で栄え始めたのですがアメリカと同じで先住民族と激しい戦いをしていたみたいですね。その後支配が進んでそのキャセドラルでは強烈なカトリックのプリーチングが行われて先住民族もほとんどクリスチャンになったとか。宗教の力って本当にすごいですね。キャセドラルすごくキレイだったけれど豪華すぎて圧倒されるというか、そのパワー(16世紀のメキシコのまちにその豪華建物があったとイメージすると、ものすごいパワー)にひれ伏してしまう気持ちもわからないでもありません。今もメキシコ人にはとても信心深い人が多いです。
というわけで私はホテルに缶詰状態ですが元気ですよ、こんな景色を毎朝みていますよ、ということで。
