またチューリップですが、私のバルコニーが今すごいことになっていてチューリップが咲き乱れています。これはひとつの球根から2つ花が咲いたもの。すごくかわいいです。手前にちらりと見えている深い紫色のも、朝日に当たってすごくきれいでうっとりします。毎朝癒されてます。
さて先々週行った会議の成果である書類をFAOとWHOの刊行物として出版できる雰囲気になってきました。いま技術編集してもらっているところなんですが、長い長い執筆プロセスと試行錯誤を経て、図なども作ったので、それをグラフィックデザインしてもらうところまできてちょっとホッとしています。タイトルは多分、FAOとWHOの食品安全緊急時のリスク分析の適用ガイド、というような感じになると思います。いやぁこうやって日本語にすると固いですね。英語だともっと柔らかな感じがするんですけど、まぁ感じがするだけかもしれません。
最近ローマは急に夏がやってきたとしかおもえない毎日で、早速地中海性気候丸出しです。週末にはテルメにいって水着で日光浴とぬるい温泉を交互に楽しむという贅沢きわまりないことをやって、さらに日曜日の午前中にビーチにでかけたら早速ビキニの人で大にぎわいでした。さすがローマ人。
今週末から中東とボルトガルへの出張です。プレゼンの準備もしなきゃいけないのに、どうして1日は24時間しかないのでしょうか。がんばります。
春、そして食品安全に関する共同声明
どこにいてもどんなことがあっても、時間はとまることなく季節がめぐっていくのが、今は特に不思議に感じられますが、ローマにも春がやってきました。私のバルコニーにはミントが繁り、オランダから大量に仕入れて来たチューリップがぐんぐんと伸びて様々な色でバルコニーを彩って私を癒してくれます。
私の部署では先日、FAOとIAEAとWHOの共同声明を出しました。
- Working together to support Japan and the global community: Joint FAO/IAEA/WHO statement on food safety issues following the Fukushima Daiichi nuclear emergency
- FAO/WHO consolidated input: Nuclear Emergency in Japan and Food Safety Concerns – Frequently asked questions
横浜にあるFAO日本事務所が日本語版を正式に出しています。
- 日本と国際社会を支援するため、共に働く:福島第一原子力発電所の緊急事態に伴う食品安全問題に関する FAO・IAEA・ WHO の共同声明
- FAO・WHO共同提供:日本の原子力緊急事態と食品安全への懸念ーよくある質問ー
金曜日には直属の上司が日本へ旅立ちました。これから忙しくなりそうです。
パリのお土産
先週の水曜日から昨日の朝まで出張でパリに行っていましたが、仕事も忙しかったのですが、日本の状況が気になって買い物にも観光にも行く気にならず、なんとなくホテルの部屋で日々を過ごしてしまいました。が、今回秘書さんにお願いして予約してもらったホテルが、値段が高いばっかりの最低のホテルで、狭い部屋に古い家具、サービスも最悪という情けない状態。少なくともメトロに近いのでどこかに行くには便利ではあるのですが上記の理由でその便利さもあまり利用せず。
Continue reading “パリのお土産”大震災に関して
まず、この震災で亡くなられた方とそのご遺族の方々に心からお悔やみ申し上げます。そして被災された方、さまざまな直接のあるいは間接の影響を受けている方、本当にご心情は計りしれません。
私がこの1週間で、改めて思い知ったのは「人と人の思いやる心というもの以上に大事なものはこの世の中には何一つない」という当たり前のことです。言ったり書いたり思い知ったりするのはこんなに簡単なのに、いつも常に実行するのは何と難しい事でしょう。ただ目の前にいる人の気持ちを考え、思いやる、ということをうっかりすぐ忘れてしまうのは何故なんでしょう。
地震の日から毎日数十分おきにオフィスにいろいろな部署から同僚が現れ、特に私が落ち込んでいるわけでもないのに「大丈夫?」「気分はどう?」「コーヒーおごるよ」と声をかけてくれます。正直、最初はこれだけの大震災だから表面的にも声をかけるのだろうと思っていたのですが、ニュージーランドの友達に先日私も声をかけに行ったことを思い出して、そういうわけでもないなと思いなおし、素直にありがとうと伝えていました。でもそうやってありがとう、とニッコリしているうちに本当にその何気ない声かけにものすごく励まされました。私の状況なんて被災者の方や日本にいらっしゃる皆さんに比べたら、励ましてもらっただなんて本当におこがましいのですが。でもそんな励ましのおかげで、その日のうちに飛んで日本に帰りたい気持ちをなんとか静めることができたし、断水状態だったつくば市の食い口を減らすことに協力できたはず。
そしてキャンセルしようと思っていたパリへの出張も、「私がキャンセルしてローマでもんもんとしていたところで何一ついいことはない」と思い知らされ、いつものようにちゃんと仕事をすることのほうがずっと大事だと考え直して水曜日からの会議に参加して今朝ローマに帰ってきました。
地震直後にアメリカの赤十字(iTunes経由)で義援金を送ったのですが、さらに今日、日本の赤十字にもほんの少しですが送りました。みなさんもうすでにこういうことはされているとは思いますが、もしきっかけがなくてまだされてなくて、「どのサイト?」と思ってらっしゃる方がいたら、こちらのリンクご利用ください。
とにかく今、私にできることはお金を小額でも送り続けること、そして私の周囲の人、目の前の人、身近な人を思いやり、優しくすること。小学校の訓示みたいですが、そういった小さな事がすごく大事ですよね。エゴを捨てるのは難しいことですが、少しでも近づけるように頑張ろうと思いました。
Love and Other Drugs
Love and Other Drugs (2010), (B+)
アンハサウェイが好きだという単純な理由で、この映画はなんとなくそんなに期待もせずに見始めてしまったんですが、普通に大号泣しました。実はストーリーそのものにはあまり共感はできなかったし、パーキンソンの真髄にあまり迫りきれてなかったので残念な感じがしましたが、それでもやっぱり、恋愛に関してはシャロウなふたり(に見える)の奥底にあるものをふたりがその表面的なシャロウさで無意識にかばっている状況が痛いほど分かって胸がぎゅうっとなります。微妙にちりばめられたコメディも、思わずぷっと笑ってしまうものもあって、そんなに悪くなかったと思いました。
この先ネタバレになります。
この映画の一番良いところはベッドの上でふたりがチャイニーズのお持ち帰りを食べていて、ジェイミーが”…this is nice”といったばかりにケンカになるところから、そのせいで…、というファイザーのブルーピルに至るまでの伏線部分ですね。何故か、どちらかというと男性の方に感情移入してしまうのはどうしてなんでしょう。そしてパーティから帰って来て彼女と会話するときに心臓がバクバクしてしまう彼をみて、私まで真剣に心臓のことを心配しなきゃいけないほどドキドキしました。マギーがあせって”I once have said that to my cat” と言って、ジェイミーが”OK that makes me feel better”と言ったところでちょっと笑えたのでやっとほっとしたという感じです。
そして脚本的に良かったなーと思いつつも、いくらアメリカでも実際には絶対言わないなーと思ったのが、ビデオをとっていたときに、マギーが「いますごく幸せな気分。あなたの頬に柔らかな光が当たっていて、窓からそよ風は吹いていて、この先こういう瞬間が何百回あったって、この1回きりだって全然かまわない。なぜなら、ぜんぶ同じだから。とにかく私がこの瞬間を今こうして過ごしてる、ということ」みたいなことを言ったこと。詩人です。でもすごく涙を誘います。あと映画の撮り方として良かったなーと思ったのが、コーヒーショップのリチャードに号泣シーンを見せておいたことによって、ジェイミーが居場所を聞き出すことができる伏線になったこと。ああいうちょっとしたシーンはかなり大事ですよね。細かいけれど。
そしてやっぱり最後。「そんなことあなたに頼むわけにはいかない」というマギーに「君は頼まなかったよ」とおだやかに言ったところ。じーんとしました。いい意味で心を砕かれました。
全体的に話としてツメが甘い感じがあったのと、あまりにもアンハサウェイのヌードを見せ過ぎなのと(もったいない)で私の中ではA評価に辿り着きませんでしたが(エラそう)、それでも見て良かったと思いました。私が日頃悩んでいることのコアの部分にも触れてもらった気がしたのもあったので、感謝です。[ DVD | 日本語DVD ]
トレイラーくっつけておきます。


