イタリアでは絶対V.O.な映画

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ローマの下町、トラステヴェレ(テヴェレ川の向こう側、という意味)のエリアは、ローマっ子たちの地元とはいえ、今やアメリカ人が大量に住んでいる、ちょっとした外国人エリア化している場所でもあります。全体的に、黒いサンピエトリーニと呼ばれる石畳に覆われていて、狭い道にたくさんのショップ、バール、オステリアやリストランテが立ち並んでいて、夕方から夜明けまで平日でもとても活気のあるエリアです。私が住むガルバテッラというエリアも完全にローマの下町なんですが、外国人はまだそこまで多くないので、毎回トラステヴェレに行くたびに、英語が普通に通じることに驚いてしまったりします。で、トラステヴェレにはアメリカ人の好むものがたくさんあるわけです。映画館もその一つ。

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伊勢志摩・家族旅行

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Full Album is available at Ise-Shima April 2022 | Flickr

4月の日本帰国中に、私とAさん、私の両親と夫のAさんの両親と一緒に伊勢志摩に2泊しに行ってきました。伊勢志摩と書きましたが、実際に行ったのは志摩市の先の岬にあるリゾートで、そこからどこにも行かずに2泊3日を3夫婦6人でゆっくり過ごしたというわけです。上の写真はそれぞれのお部屋から見える英虞湾。こうして、旅行すごく楽しかったなー、と目を閉じると浮かんでくるのがこのお部屋のバルコニーからの風景です。朝日は左側から、夕日は右側に、と見えて、本当に綺麗でした。

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茨城・ネモフィラ

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4月に日本に滞在しているときに、ネモフィラ満開のニュースを聞いて、夫のAさんが行こうよ、と言ってくれたので一緒に見に行ってきました。秋はコキアで有名なひたち海浜公園ですが、これだけ植え替えるのってきっとものすごく大変だと思うし、しっかり感動できる規模なので本当にありがたいです。

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5月のウィーンでの週末

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Full Album is available at Vienna May 2022 | Flickr

5月27日の金曜日から30日の月曜日の早朝にかけて、仕事が終わってから超特急でパッキングをしてオーストリアはウィーンまで行ってきました。ウィーンに駐在している日本人のお友達のAさんが6月には日本に帰国してしまう、ということで、彼女がウィーンにいる間に会いに行きたいと思っていたのにぎりぎりになってしまったとはいえ、週末をとても楽しく過ごせたので大満足です。上の写真はウィーンに行くたびに、わざわざこのためだけにお腹を空かせて頑張って食べるおいしいシュニッツェル。2015年にウィーンに行った時にはCafe Landtmann Restaurant(カフェラントマン、表参道にも支店のあるウィーンの有名なカフェです、私も今知ったんですが、日本って本当になんでもありますね)でシュニッツェルをいただいたんですが、今回はPlachuttas Gusthaus zur Oper(プラフッタ・ガストハウス・ツァ・オパー、と読みます)というウィーンにも数軒あるPlachuttasという有名なレストランのフランチャイズの一つで名前の通り歌劇場の近くにあります。プラフッタはターフェルシュピッツ(牛肉のスープ)で有名なんですが、ここはどうやらシュニッツェルがシグニチャーということで楽しみにやってきました。お腹が一杯になってしまいそうなので、日曜日の午後、美術館を回ってから15時という微妙な時間に入ったので、特に待つこともなくスルッと良い席に連れて行ってもらえました。

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終盤戦というオペラ

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先日、パリに1週間の出張に行ってきたのですが、その時に久しぶりにオペラに行ってきました。出張中にオペラに行くのは実はなかなかの難関で、まず出張中に興味のあるオペラをやっているかどうか、というのが最初の問題です。今回の出張は3月の間に決まっていたので、4月に日本に帰っている間に、パリ国立オペラのサイトで探してみると、一つ興味深い演目、Fin de partieをガルニエ宮(上の写真)でやっていて、それがちょうど出張中の週にあったので急いで予約してみたら、オーケストラ席(私の個人的なお気に入り)のしかもかぶりつきの1番前の列が取れたので楽しみにしていたのでした。私はオペラに行くときは大体おひとりさまなので、実は直前であっても、結構良い席を取るのがそんなに難しくなかったりします。というのも、シーズンチケットを抑えている方がこの日は行かない、と決めることも多く、そういったキャンセル席のようなものはポツンポツンと一人席で空いていることが多いのですね。また、一番前の席というのは実は一般的にはそんなに良い席というわけではないというのも大事かもしれません。音響や舞台の見え具合も考えると、オーケストラ中央部やバルコニー席のど真ん中などの方が一般的にはVIP席が用意されていたりします。でも私にとってはオケが見える、演者の唾や汗まで見える、この席が本当にお気に入りなのです。

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