久しぶりのブータン

Zhiwa Ling Hotel, Paro, Bhutanバンコクから乗り継いで到着したのはブータンだったのでした。今回は空港のある町、パロで会議に参加させていただいています。ブータンは相変わらずとても美しく、地に足が着いた国という印象です。会議の内容を聞いていてもそう思います。確かにいろいろな面で開発途上ではありますが、「開発とは何か」という、私のいる業界では気恥ずかしいような根本的な疑問が毎日のように心に浮かんでしまう不思議な国です。さて写真はホテルの中です。私は3階のお部屋なのですが(お部屋からの景色はこちら)その階の回廊の端にあるシーティングスペース。先に転がっているのは昔ながらの柱だそうです。ホテルのいろいろなところに大きな昔ながらのお米の貯蔵箱や、今も村などで使われている大きな銅の水桶などがインテリアとして使われています。私は実はこのホテルは2回目で、なんだか懐かしい気すらします。2006年からの友人達も相変わらずで、まるで昨日まで一緒におしゃべりしていたような気がするくらい。

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久しぶりのバンコク

Eathai出張のトランジットでバンコク一泊してます。朝の5時に到着して翌日の早朝にまた出発という乗り換えスケジュール。ということで丸24時間バンコクを満喫してきました。写真は最近オープンしたばかりのセンタンチッロム(とみんなが言っているように聞こえるだけで、本当はCentral Chidlom)の地下にある、イータリーならぬ、イータイ(Eathaiと書きます)にあったジュース系のカート。最初にバーコード付きのカードを受け取ってそれでどんどん注文していくと、席に着くころにはいろいろと運ばれてくるという仕組み。久しぶりに叫ぶほど辛くて美味しいパパイヤサラダ(ソムターム)をいただきました。いやぁ、再洗礼です。タイ、辛い。そしてグリーンカレーやメイズチャーハンなどをいただいて、ショッピングして、サロンめぐりして、お茶して、と私が約10年前(!)にここに滞在していたときに楽しんだ日々をまた友人のNと一緒に繰り返したのでした。楽しかった。
Bangkok今回はエアポートリンクの駅が近いホテルにしてみましたが、そこからの風景はこんな感じ。右にホンダ、左に味の素さんと、日系が集中しています。クーデター中で緊張しているかと思いきや、まあみなさんに門限があって、夜9時近くになると人通りもなくなってバンコクでは当たり前の渋滞もまったくないのがちょっとヘンテコに感じるだけで、人々は普通に暮らしていて、相変わらずのバンコクという感じ。政治的に不安定なのはやっぱりみなさんも心配みたいだけど、いろいろと複雑な思惑が交差していて、タイの人々がまっぷたつになっているのが悲しいというのが一般的な感情のようです。
というわけで次の目的地に向けて出発してきます。

ウィーンより

お部屋にあったおみや
Full Album is available at Vienna May2014 | Flickr

短い出張でウィーンに来ています。久しぶりのウィーンは、大雨。寒いし。今回は珍しくプライベートセクター(民間部門)の総会へのお呼ばれ出張で、3月に私がやった会議の結果などをお話するというものでした。いつもはどこかの国の政府の方と会議をしたり、どこかの国際組織と協力したり、というような仕事が多いのでこうして企業系の人々とお話するとその違いにハっとします。そしてホテルにチェックインしたら、お部屋には当たり前のように会社の試供品などがお土産としててんこもりに置いてあり、メッセージカードと共に、今回はプレゼンターなのでさらにこのおしゃれキャンドルまでどーんと置いてありました。とても嬉しいんですが、私は一応公務員的立場なのでこういうお土産のやりとりは、いくらよく知ってる友達同士とはいえかなり微妙なんですね。ドキドキしながらチェックしてみたところ、私の組織の場合だと、100ドル以上は基本的にもらってはダメで、はっきり断らなければいけないそうです。アジアのお土産文化の国だと断ったりしたら何かに亀裂が入りそうだし、本当に良かれと思ってくれる場合がほとんどなので、すごく申し訳ない気持になっちゃいますね。

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「こうあるべき」の怖さ

出張もちょっと落ち着き(といっても今週もまた金曜日から出張ですが)、ローマで毎日せっせと地味に仕事しています。今日はちょっといろいろと考えさせられたことを書きとめておこうと思って書いています。というのも、これから書くことに私個人の結論が出ていないので、もうちょっと時間が経ったときに自分はどう考えるのか非常に気になったので。

以前に何度も書きましたが、国際機関で働く私の環境は良い風に言えば「国際的」で逆に言うと「価値観バラバラ」です。価値観がバラバラというのは、別に良いことでもなく悪いことでもありません。価値観がみんな同じ、というのがよくも悪くもないのと同じです。昔は同じような環境で生活してきた人というのは同じような価値観を持つものなのかなという意味で、同じ文化圏の人、例えば日本人同士などだと価値観は近づくものかなぁと思っていました。でも多分そんなことはないですね。まったく違う宗教、文化、生活環境、趣味、などなどであっても、価値観が近いという人はいるものです。そして同じ宗教、文化、生活環境であっても価値観が違う人はいると思います。たとえば家族など。私はたまたま私の姉が大好きなので仲良くしたいのでベッタリですが、価値観が同じかどうかと言われるとうーん、という感じです。どちらかというと、姉のことが好き過ぎて、私が姉の価値観に追従するので同じような価値観になっているという状態だと思われます。兄弟姉妹で価値観が全然違うという人々もたくさんいることでしょう。

また当たり前のことを書きますが、「仲良し」というのが価値観が同じということではないのは当然ですよね。私にはローマには本当に頻繁に会う仲の良い友人が3人いて、イタリア人のA、ルクセンブルグ人のC、リトアニア人のDなんですが、みんなの価値観が同じとは到底思えません。でも3人とも本当に個別にですが仲良くしてくれていつどんなに長い時間を一緒に過ごしても全く飽きることなくずーっとおしゃべりできる友人です。で、価値観が違うのになぜ仲良くできるか。それは相手を尊敬・尊重しているのと同時にその相手のことが多分好きだからですね。好きだと相手がどんなに違う人生を送っていても、どんな考えを持っていても、おおらかな気持ちで「へぇそうなんだ」と受け入れることができるからだと思うんです。それぞれ全く違う宗教や人生観を持っていますがお互いのことを違うからといって「それはこうあるべき」という話は全くしません。だから居心地いいし、好きだと思えるし、一緒に過ごす時間が充実するんだと思います。

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モンセラーテの丘

Monserrateみなさまゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか。私はもうローマに帰ってきていますが、ぼんやりと穏やかに過ごしています。ローマは天候が不安定で、1日の中でも雨が降ったり晴れたり曇ったりと、フルコース天気の毎日です。
写真はボゴタのモンセラーテの丘から撮ったボゴタの町。私は今回余裕がなくて治安以外の情報はほとんどリサーチせずにボゴタに行ってしまったのですが、なんとこのコロンビアの首都には800万人から900万人ほどの人が住んでいるそうです。大きな町です。実際のボゴタの治安は一般の日本人(つまり私)が持っているコロンビアのイメージよりははるかに良く、ちょうど良いサイズの都会で、出会う人みんな気持がよいのが印象的です。それほど観光地ではないので、いわゆる「ぼったくろう」「ちょっとだまそう」というような商売の人が少ないという話も聞きました。私が会った人はみんな親切で正直に普通に商売をしているという感じでした。
今ボゴタは雨期だということを聞いていたのでレインコートや傘などを携帯していたんですが、幸運にも一度も使うこともなく出張を終えました。最終日は夕方5時の飛行機だったので、チェックアウト時間の12時までぼんやりして、12:30に職場のコロンビア事務所の所長さんと仕事ランチの予定をいれていたので、それに行ってからゆっくり空港に向かおうかなと思っていたんですね。そしたらホテルの朝食から部屋に帰ってきた8:30に部屋の電話が。なんだろうと思ったらその所長さんの秘書さんからで、実は事務所の運転手がたまたま午前中時間が空いているのでもしよかったらボゴタ観光にお連れしましょうか、というなんという嬉しいお知らせ。「なんてファビュラス」とふたつ返事でさくっとチェックアウトして連れて行ってもらったのが写真のモンセラータなのです。
こんな急斜面を大丈夫?と思うようなフニコラーレ(登山電車)にゆられて到着したのがおだやかな丘の上の真っ白な教会。質素な雰囲気なのがますます良い印象です。丘の上には雰囲気の良いレストランがふたつ(これこれ)。私はひとりだったし(運転手の方はフニコラーレ乗り場の下で待っていてくれました)、ランチの予定が他であったので入りませんでしたがあとでいろいろと調べてみるとかなり良さそうなところですね。晴れていてすごく気持よかったし。景色も最高でした。こうして見ると結構な数の高層ビルがあるのが分かります。
丘からおりてからも、まだ時間があるね、と、ボテロ美術館に連れて行ってくれた運転手さん。こんなに良くしてくれるのも、雇い主である彼の所長さんのおかげなのですが、私の職場はわりとビジネスライクな人が多いところではありますが、ごくたまにこうしてすごくフレンドリーに接してくださる所長さんがいて感激です。所長さんはメキシコ人のとっても背が高くてハンサムなRさん。このあとおしゃれな雰囲気のアジアンフュージョンで素敵なお店の2階を予約してくださっていて、美味しいランチをごちそうになりました。そうそう、コロンビアはとにかく新鮮なフルーツが豊富で、「なにこの果物、見た事ない!」と思うような果物が次々と出て来て感動的です。南米にはあまり行く機会のない私ですが、コロンビア、今まで行った南米(メキシコ、パナマ、ブラジルくらいしかないですけど)でとりあえず暫定1位です。こんなに雰囲気が良くて、都会で、人々も素敵で(美人が異常に多い)、治安も完全向上していて、本当に行かないと分からないことってたくさんありますね。そして当たり前ですがフルーツの他にもコーヒーやチョコレートなど私の大好物が特にとっても美味しかった。また行くことがあるのかどうか分かりませんが、もし機会があるのなら、今度はしっかり事前リサーチしてから挑みたいと思います。良い国、良い町でした。