欧州を襲った熱波と愛車のエアコン

Rome

皆様、すっかりご無沙汰しております。大変元気にしておりますがなぜかブログは下書き(今まで滅多にしたことがない)がたまるだけで公開に至っていませんでした。2月から20エントリほど下書きがあります。時間をみてちょこちょこアップしていけたらと思っています。

さて今日はあいかわらずのんびりとローマの1日を過ごしているのですが、先週、今週とヨーロッパは熱波を迎えていて私がジュネーヴに出張に行っていた数日は日中はローマは40度を超えたそうです。もはやアフリカです。いつもこの時期は涼しくて行くのが嬉しいジュネーヴも連日37度になっていました。日なたに5分もいると溶けそうになります。
そしてローマに帰ってきた私を待ち受けていたのが、私の愛車のエアコンの不具合。写真のボンネットを開けられているグリーンのプジョーがあいかわらず私の愛車のローランギャロス号なのですが、エアコンを入れるとボーゥと風が出てくるものの、ほぼ熱風。かなり絶望しました。

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デジタルIDをより良く。

2013年に、「デキる」見た目は重要か。と題して雑誌の引用に終始しただけの大したことないことについてつらつらと書いたんですが、その時に「特集ではもうひとつかなり私の興味を引くものがあったのですが、それはまた是非次回に紹介しようと思います。」と書いたのに2年近くもほったらかしにしてしまったことに気づいて、慌てて続編を書いています。それはデジタルIDについて。雑誌の記事では「認めましょうよ、同僚をグーグルしたくなったことあるでしょう?でも、忘れないで、彼らもあなたに対して同じように思っています。」という出だしで始まり、SNSのリンクドインの中の人が、「バーチャル印象」について語っています。以下雑誌記事の意訳(多少説明を付け加えたりしてます)です。

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愛するナポリのスフォリアテッラ

Napoli

2015年3月17日にナポリに行ったのでこのエントリを書き始めましたが放置してしまっていたので7月になってアップしています。イタリアに外国人として長く住んでいると、よくイタリア人に「イタリアはいろんなところに旅行した?どこが一番好き?」と聞かれるんですが、私は住んでいるローマを除けば、確実にナポリだと答えます。実はこの答えだと私はかなりのマイノリティとなります。だってやっぱりヴェネツィアは格別だし、フィレンツェも捨て難い。ファッションやショッピングはミラノだし、南イタリアだとナポリよりもアマルフィやポジターノ、ソレントなどのほうが有名だしナポリに行くくらいだったらそこからフェリーにのってカプリやイスキアに行ったほうがずっとリゾート感があります。でもやっぱり何度も行きたくなってしまうのはナポリなのです。

それはなぜかというと、私が思うに、一般の日本人の感覚で「イタリア」と聞いた時に、イタリアを見たこともなかった私がいつもなんとなく思い浮かべていた風景や雰囲気に、ナポリが一番近いからだと思います。照りつける太陽、真っ青な空、同じ色の海、小麦色に日焼けした露出度の高い陽気な老若男女、オーソレミオ(おお私の太陽よ)的なベーシックなカンツォーネ、青空市場、ハイヒールとサングラスのカッコいい女性たち、ちょっとカオスな街並み、乱暴に道をすり抜けていくフィアットのチンクエチェント(ルパンが乗ってるやつ)、などなど、ステレオタイプだと笑ってください、私の想像力なんてそんなものです。

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西伊豆:露天風呂から本物の富士山を裾野まで見る

Izu Trip


[2015年3月に書き始めたエントリですが、忘れていたので8月になってからアップしています] 私の熊本の両親は、父が1945年の1月生まれ、母が同じ年の4月生まれで、学校の学年こそ違えど年を通してほぼ同い年です。終戦の年に生まれた二人は当然ですが、戦後70年の今年共に70歳の古希を迎えました。両親が今年古希を迎えることは、言ったら生まれたときからわかっていたことですけれども、娘の私がそわそわしはじめたのは約1年半前でした。私は情けないことに、こんなおばさんになってもまだ、両親にこれといった恩返しをできていないんですね。かといって今更何をやったところで、今まで両親が私にしてくれたことに比べたら一生かけて恩返ししようとしてもまったく追いつかない。それでもやっぱり古希はお祝いしたい。ということで夫と姉夫婦にも相談して、両親に希望を聞いてみよう、ということになりました。

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モルドヴァより

Moldova月日があっという間に過ぎていきますね。私は今モルドヴァの首都、キシナウに来ています。2月の始めに出張でパリに行ってきて、オペラに行ったりしたのでそのことも書きたいと思っていたのですが、日々の生活に追われてしまってもう2月もあと1週間とちょっとしかありません。モルドヴァでは久しぶりにキャパシティービルディングの仕事をしています。こんな感じの仕事を最後にやったのはコロンビアだったと思うので結構長い事現場から離れていたこともあっていろいろと新鮮です。
ところで写真はモルドヴァ料理。黄色い丸いものはママリーガと呼ばれるとうもろこしで作った主食(ポレンタ)です。私は熱々のポレンタが大好きで、北イタリアでもよく出るのを嬉しく食べるので、モルドヴァ料理はママリーガというポレンタだよと聞いたときは小躍りしました。これにチーズやディル入りのガーリック、サワークリームなどをかけて、豚肉やベーコン、スクランブルエッグなどと一緒にもりもりといただくのです。感動的な量とがっつり感です。食べ盛りの高校生なんかは喜ぶだろうなーと遠い目になってしまいました。他にも真っ赤なモルドヴァのボルシチ(ロシアのとはちょっとちがうのです)や餃子みたいな見た目のペルメニ、なにこれ!おいしい!と叫んでしまったプラツィンダなど、今回モルドヴァ料理にはちょっと盛り上がりました。飲み物もクランベリー系の美味しいジュースやお酒もあるし、ワインは言うまでもなく有名ですし、言うことなしです。そこはかとなく家庭料理感満載なのも好感度が高かったです。
仕事はそこそこ順調にいきましたが、なによりも収穫だったのは、私が毎日ローマでせっせとやっている科学的な仕事が実際の現場で使われるとどうなるのか、というのをちゃんと見ることができて、反省点などもたくさんメモできたことです。時々はキャパシティービルディングの仕事もしてリアリティチェックをしなきゃな、という気分になりました。こんなの当たり前のことで誰もが同じことを必ず言うし、私も今までに何度も同じことを言ったり思ったりしてきたんですが、やっぱり体感するともう一度「ああこれは大事だな」と改めて思えます。良い実感的リマインダーです。
モルドヴァの国民はウクライナと同じように親ロシア派と親EU派(というよりルーマニア派かな)に分かれていて、いろいろな歴史を知ったり、個人の経験談やソビエト時代とその後の話を聞くと非常に苦い気持ちになります。小国がピンポンのボールのように、いいように扱われて、そして発展する機会も与えられずに今は大国のはざまでどうにかしたいと思っている状態なんですね。なのに内政では国民が全体的に2分されていて、それも歴史と過去の占領のせいでそういうふうになっているかと思うと、いったい誰がどうしたらこの状態はよくなるのか、という途方にくれる気持ちになります。今はロシアの為替のせいでモルドヴァの通貨も大打撃を受けています。経済は決して良いとは言えないし、良くなるとは思えない状態なのです。通りには、長く寒い冬が終わる3月1日の春の到来を祝うためにお祭りの赤と白のアクセサリーやクラフトの出店がたくさんあって、外気は耳が痛くなるほど冷たいのですが、それでも春を喜ぶ、人々の「明るくあろう」という姿にちょっと感動すら覚えるのです。といっても本人たちは普通に生活しているだけなので私がこんなセンチメンタルな気持ちになるのは大きなお世話だとは思うんですけどね。
モルドヴァはゆったりとしていてキレイで素朴で食べ物が美味しくて、あっという間に気に入りました。また来れたらいいな。