成熟国家デンマーク

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Full album is available at Copenhagen Jan 2020 | Flickr

先週はコペンハーゲンに出張でした。デンマーク工科大学 (DTU) とはここ10年ほど一緒に仕事をしているのでコペンハーゲンも何度も行きましたが、アジア太平洋地域オフィスに来てからは行くこともないと思っていたんですね。そうしたら先日、地域の一部である韓国に本部のある国際ワクチン研究所の疫学者の皆さんとお仕事することになり、そのパートナーが偶然にもDTUの、しかも私と一緒に仕事をしていた皆さんであるという事がわかって、それでプロジェクトのキックオフをコペンハーゲンですることになったのでした。世界は狭いですね。ちなみに上の写真は、会議が終わって急いでスーパーに行って買い込んだお土産の数々です。イヤマのビール、マチルダのココア、ポレーグショコレウというバタートーストにのせる為の薄い板チョコ、ヤコブセンのハニー2種、黒パンスナック、リコリッシュ(デンマーク語だとリコリスと言ってる気がする)も入っているグミ。他にはイルセヤコブセンのつるりとしたレインコート、ルーシーコースの可愛いエッグホルダー、ピーターバイヤーのチョコ、ステルトンの真っ赤な保温保冷のバキュームジャグ(卓上ピッチャー)、ホルムガードのタンブラーなども大量買いしました。デンマークは罪な国です。見るもの全て欲しくなります。

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美味しいということ

Blue Elephant Cooking Class

大人になるといろいろなことに気づくというか、物事を必要以上に複雑に考えるようになるので、いろいろなことが今まで考えなかった側面で面白く感じられることが多くなりました。最近考えたことで、食べ物が「美味しい」と思うことが突然面白いと思うようになったので共有してみようかと思って書いています。ちなみに上の写真はバンコクによくあるローカルな市場です。

まず、今私が好きな食べ物を聞かれると、間髪入れずに答えるのがバナナ(昭和初期)、チョコレート(子供)そして豆腐(まあこれは美味しいですよね)です。そしてさらにちょっと考えて「ああ、モツァレラチーズも信じられないくらい美味しいよね(イタリアかぶれ)」「そうだ、私パン全般が大好きだった(フランスのものもドイツのものも)」「でもそういえば最近気づいたけど私、海の異星人、たこが好き(私はずっと『たこ焼き』が好きなんだと勘違いしていたけれど、イタリアに住んでいた時に前菜のリストにInsalata di polipo e patate、つまりタコとじゃがいものサラダがあるとインスタントに幸せな気持ちになっていたことを思い起こし、さらに実は私は別にお好み焼きとか焼きそばとかはたこ焼きほど好きではないことを突然思い出し、そのことから私が好きなのは実はタコであることが判明したのです)」と好きなものを羅列し始めます。

だいぶ脱線してきましたが、バナナ好きとしてはタイに住んでいるということ自体がパラダイスです。見渡す限りバナナだらけ、という市場もあります。いろいろな種類のバナナがあって本当に幸せです。そこで本題にはいるのですが、時々、ものすごーく売れているバナナというものがあるわけです。それなのに、勇んで買ってみると「ん?これはおいしくないかも?」と思うことがあるのです。世界で一番好きな食べ物なのに、しかもみんなに人気なのに、美味しくないかも、と思うというのはどういうことでしょうか。そして逆に、美味しい、と思うということは一体どういうことなのでしょうか。

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タイのビーチ論

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Full album is available at A-san in Bangkok and Samui Dec/Jan 2020 | Flickr

みなさま2020年、明けましておめでとうございます。年末年始は夫のAさんが遊びに来てくれて、二人でバンコクとサムイ島でゆっくりと過ごしました。タイは暑すぎることもあるとはいえ常夏の恵まれたお天気と美しい島々のビーチがたくさんあるということでバケーションに訪れる人も多いですね。私たち夫婦はどちらかというと年末年始はのんびり日本で年越し蕎麦をいただき、ゆく年来る年を見ながら寒そうなのに楽しそうな初詣をするみなさまに感心し、ちょっと遅めに起きてお雑煮やおせちをいただき、ベタにかるたや百人一首、時に花札に興じ、お正月カレーを食べ、箱根駅伝を真剣に見て、中継所とたすきリレーの都度お茶とお茶菓子やおみかんをいただく、という本気な日本のお正月を過ごすのが好みです。が、今年は珍しくサムイ島に行くことにしたのでした。

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誰もがみな主人公

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上の写真は本文とは全く関係ありませんが、夫のAさんが富士山が綺麗に撮れたよ!と初ピーチ搭乗の記念に送ってくれたので本当にキレイだなと思って載せることにしたものです。で、今日の本題は私のモノゴコロについて。本当にどうでも良い話なので自分でも呆れますが、とある私の大事な人にリクエストを受けたので真面目に書いてみようと思います。

ちなみに「物心(ものごころ、ぶっしん)」というのは辞書を引いてみると、世の中の物事や人間の感情などについて理解できる心。分別。幼児期を過ぎて、世の中のいろいろなことがなんとなくわかりはじめる。「―つくころからピアノを習っている」物と心。物心が付く。「被災者には物心両面で支援が必要だ」。物質と精神の意味。などとなっています。何というか非常に日本的というか仏教的な感じすらする言葉ですね。これを英語で言ってみようとすると意外に難しく、”(ever) since I was little/young,” とか “as far back as I can remember,” などの接頭節しか思いつきません。しかもニュアンスとしては「物心がつく」とは違うしね。

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ビンジ・ウォッチング

私がアメリカに住んでいた頃は(遠い目になりますがなんと15年ほど前になります)確か、「マラソン」という言葉を使って、例えば「マラソン・ビューイング」のような言い方をしていたと思いますが、テレビの前に延々と座ってテレビシリーズ、連続ドラマだとか一話完結のソープオペラだとかそういうのを何話もひたすら見るわけですね。かなり中毒性のある行動になると思います。当時はケーブルテレビの局側がそういう企画をやっていました。例えば「『M★A★S★H』のマラソン放映やるよ」というような感じです。そしていそいそとカウチに座って延々とそのシリーズを次から次に見る。「ビンジ(binge)」はなんとなくですけど、英語的にはアルコールに強く結びついている感じの単語で「ビンジ・ドリンキング」だと短い時間にアルコール飲料を大量に摂取することですね。摂食障害の過食の時もビンジ・イーティングと言ったりします。多分ちょっとだけ異常性がある感じもこの言葉にニュアンスで入っているのではないでしょうか。「ビンジ」だと名詞ですけど「ビンジング」のように動詞で使うこともあると思います。で、今日の話は「ビンジ・ウォッチング」。

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