Coastliners

20060115_coastliners.jpgCoastliners (Joanne Harris)
Joanne Harrisの本を好きになってから割と読みあさりましたが、彼女の文章はなんといっても描写力がすごくて、今回も、見た事もないはずのフランスの小島の海辺の情景がくっきりと脳裏に浮かぶような、美しいお話でした。日本語で「ブラックベリー・ワイン」を読んだ時に、英語で読みたかった、と思ったんですが、やっぱり原文で読んだ方がより伝わるものってありますね。簡単な英語だしおすすめです。どんな描写か、というと、例えば17ページ。
Take this beach, for example. It’s a remakable thing. One island, a single beach; a happy accident of tides and currents; one hundred thousand tonnes of ancient sand, stubborn as rock, gilded by a thousand envious glances into something more precious than gold dust. …中略… An altered current, drifting a hundred metres to the left or the right. A degree shift in the prevailing wind. Movement in the geography of the sea bed. A bad storm. Any one of these things at any time could bring about a cataclysmic reversal. Luck is like a pendulum, swinging slowly across the decades, bringing the inevitable in its shadow. Les Salants still waits patiently, expectantly, for its return.
読んでいる内に、寄せては返す波を見ながらほんわか揺れているような良い気分になってきたところで、そこで太字部分のメタファーがきてハッとさせられるのです。「幸運というのは振子時計の振り子のようなもの。長い時間の中をゆっくりと左右に揺れているだけなのに、着実に、暗闇の中にもくっきりとした何かを浮かび上がらせるのです。」こんな私のダメダメ訳だと一層ダメですが、やっぱり英語のほうがウンウンと頷けますよね。良いお話でした。家族っていろいろあるからこそ「ホーム」になるものなんだな、と思います。
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国際免許証とピクチャーブック、そしてイタリア語

intl drivers permitタイでは運転する気はさらさらなかったんですが、イタリアではもしかしたら運転なんてするのかもしれないなぁとぼんやり考えていたんですが、短い日本帰国の間に国際免許証を取りにいくヒマはないなーと思って、アメリカの免許(正確にはワシントン州の免許)で国際免許を作ってしまうことにしました。アメリカで国際免許証を作るにはAAA(トリプルエイ)という日本でいうJAFのようなところにいって作るんですが(結構びっくりですよね)、うちに一番近いのはアイダホ州はルイストンなので、30分ドライブして(というよりAさんに連れていってもらいました、方向音痴なので)昨日行ってきました。写真はその成果。発行料は10ドル、写真撮影に10ドル(AAAで撮影してくれます、もちろんどこかで自分で撮影して持って行くのも可)で合計20ドル+税金ということになりました。日本だといくらなんでしょう。確か警察署か免許センターで作るんですよね?こちらでは手ぶらでアメリカの免許さえ持ってお金さえ払えば約10分くらいで完成でした。1年使えるそうです。使うのかな。

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About a Boy

20060112_aboutaboy.jpgAbout a Boy (2002), (A)
結構前に観たと思うんですが、なぜか全てを観てなかったのと、なぜかここにも記録を残していなかったのとで、忘れてしまってはいけないと思って昨日ブロックバスターに行って借りてきました。Aさんと一緒に観たんですけど、Aさんかなりお気に入りになったみたいで、映画が終わったあともしばらくSpecial Featuresなんて観てました。珍しい。それにしてもブリジットジョーンズなどの映画で、あんなに顔がタルタルだったヒューグラントさん、この映画でいきなりタルみがなくなって、カッコ良くなって現れたのでびっくりしました。原作者は私も良く読むNick Hornbyです。プロデューサーもやってるみたいですね。前にも書いたようにこの映画好きです。じーんとする場面がちょこちょこあるし、「それはひどい出来事ではあったけど、いやー、救急車の後ろをすごいスピードでドライブするのは最高だった」なんていう笑えるやつがあったりして素敵でした。邦題も「アバウトアボーイ」。この映画でいわゆる”Social Suicide”(社会的自殺)をやりそうになっちゃったマーカス君は今やあの信じられないくらいに青い目が特徴的な素敵な俳優さん(こんな感じ)になっていてびっくりです。
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The Vanishing

20060111_thevanishing.jpgThe Vanishing (1993), (B)
テレビをぼーっと見ていたら、「あら、これ私がこの前クープビルに行ったときに休憩したNorth Bendのガソリンスタンドだ」と思える風景がでてきて、見慣れたMt. Si Mini martという白いコンビニが見えたので、おお、やっぱりNorth Bendだ、何の番組だろう?と思って続けてみていたら、この映画のワンシーンでした。びっくり。今やテレビシリーズの「24」で超有名人になってしまったキーファーサザーランド主演で、サンドラブロックが驚くようなチョイ役(?)で出ています。結構怖いです。地名がエバレットだとか、シアトル近辺の地名でかなり親しみがもてて楽しめました。結構怖い映画なんですけどね。でもあのNorth Bendの、舞台になったほうのミニマートはすっかりなくなってしまって今はシェルのガソリンスタンドになっています。でも見間違うはずもないあのピーク。ツインピークの片方なんですが、そういえば90年代前半に大流行したテレビシリーズ、「ツインピークス」の舞台でもありましたね、このあたり。あまりに見慣れた風景が映画のシーンだと嬉しくなっちゃいます。邦題は「失踪」みたいですね。面白いです。
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2年目のオーガナイザー

20060110_planner.JPGiPodがすっかり機能的になってしまって、私の住所録だとか基本的なスケジュールだとかをあっさりコンピュータから自動シンクしてくれるようになったので、もうPalmやクリエなどのいわゆる、PDAというものを使うことはほぼなくなってしまった、ということで去年から紙の手帳を使っています。サイズはやや大きめで8×5インチ(20.3cmx12.7cm)でA5に近いサイズです。手帳カバーは大好きなCOACH。今はコーチでは白と黒しか売っていないみたいですが、私の母が去年アメリカに来てくれたときにシアトルでこれを買ってくれました。母はいつも、こういった、背筋がピンとのびる気持ちになるお洒落なものを買ってくれるのですごく嬉しいです。去年1年使ってみて、自分が思っていた以上に使いやすかったので、今年もリフィルを今年用に買い替えて使うことにしました。写真をクリックすると中身などがもうすこし分かるようにスライドショウ(8枚)にしてみたので、興味がある方はクリックしてみてくださいね。
こういう紙の手帳って、アドレス帳についている付録が世界地図だったりして機能的で、見ているだけで嬉しいですよね。本当を言うと、アドレス帳の部分はほとんど使わないんですけどね。そうそう、そしてこの手帳には無印の名刺用ファイル(3枚1ページ用)がぴったり入るので、たくさんひとに会うかも、というときはそのファイルをサクっと入れて出かけたりします。手帳を開いた左側には自分の名刺を入れたり、ポストイットレーベル(私は無印の耐久性プラスチックタイプのものが好き)を入れ、奥の大きなスリットにはお気に入りのカードや切手、シールなどを入れて使っています。これについては昔シャレで読んだ手帳の本の受け売り(このエントリーの5番を参照)で、すごく忠実に実行しているので自分でもウケますが、すっごく良いアイディアだなぁといつも感心します。

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