コモ湖の週末

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Full album is available at Lago di Como Aug 2021 | Flickr

少し前のことになりますが、8月の末の週末に友人とコモ湖まで遊びに行ってきました。駅の横の大きな古いホテルに泊まって、朝から湖の周りをランニングしたり、ジェットボートに乗って小さな湖畔の街(ヴァレンナ)を散歩したり、ゆったりした週末を過ごせました。上の写真はそのヴァレンナで撮影しました。

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秀逸なYOMOヨーグルトのデザイン

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出張などで慣れていない国に2週間以上滞在することになった場合、結構深刻な「朝食問題」というものが私に訪れます。私にとって朝食というものが異常に重要なためです。これはなぜかというと、ものすごく若かった頃、私にはものすごくかるーーーいレベルの自律神経失調ぽい症状が朝に出ることが多かったんですが、それは実は簡単な朝食で解決するということを30代半ばに学んだからです。なぜか朝に5回以上連続で立ちくらんだり、電車の中で普通に立っているだけなのに強烈な貧血で倒れたり、急激にお腹が痛くなったり、ものすごい睡魔に襲われたり、というような微妙かつ結構辛い不調が、朝のたったの1、2時間の間に次々と訪れるのです。私は昭和の子だったので、今のように病名がすぐについて治療法や解決の道がすぐに示されることはなく、私のわがままだ、とか、起きるのがイヤだから、とか、サボりたいからか、とか自分ですら自分のことが信じられない状態でした。でもね、実は普通に起立性だったりする普通の低血圧症状が出ていただけのことだったんですね。早く起きて、朝食をしっかり食べて、温かいものを飲んで、出かけるまでにゆっくり時間を取ったり、駅までゆっくり歩いたりするということだけで全てのことが解決しました。そんなに簡単だったらもっと早く知りたかった、とも思いましたが、少女時代って、その「早く起きる」っていうことが人生最大の難関だったりするんですよね。

かなり脱線しましたが「朝食問題」です。デンマークのようなところだと、ホテルでも割とバラエティに富んだ朝食が出るので、そんなに飽きることはないのですが、国名を出して申し訳ないのですが、私の好きな中国、マレーシア、シンガポールなどの中華圏や、イタリア、フランスなどのラテン圏の国々の朝食は普通に3日で飽きます。中国は朝から結構濃いチャーハンや揚げ物などが並ぶので飽きるというよりは、朝食っぽいものを探したときにオプションが少ないというだけであって、バラエティの話をすれば結構富んでます。イタリアやフランスはいわゆる大陸的(コンティネンタル)の朝食なので非常に単一的になりがちです。もちろんリゾートなどに行けば観光客向けにそれなりに素敵な朝食をいただけますし、南イタリアの朝食は実は最高です。でも出張で泊まるホテルはビジネスホテル中心ですからね。それで朝食問題というのが、前日から準備して自分の好みの朝食になるように自分の心をアゲて、自律神経を整えていくにはどうするか、という問題なのです。

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終わりゆくローマの夏

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2009年という実は果てしなく過去のエントリーに同じようなタイトルで同じようなことを書いているのですが、2021年版ということで更新的な意味でまたテベレ川沿いのローマの夏の風物詩のことを書こうかと思います。8月の夏のヴァカンツァ(バケーション)というのはその言葉からして「空っぽ」という意味なので皆さん1ヶ月ほど完全に家を空けてどこかにすっぽりと出かけてしまうんですね。自転車やペット、はたまたお手伝いさんも連れてビーチ沿いの素敵な町のヴィラに長期滞在するという方もいれば、山の方に行ってトレッキングや湖でのボート遊びを楽しむ、というような家族もいます。私はなぜかこの空っぽのローマがとても好きで、それは私が外から来た人だからなんだろうなと思います。そして、フェラゴストと言われる8月15日前後の国家的なお休み(アウグストゥスの頃からなので結構な歴史です)に合わせて、このブログにも2016年まではよく登場していたルクセンブルグ人の大親友のCがローマに遊びに来てくれて楽しい日々を過ごしました。Cは私も仲良しな旦那様のGと、双子のお嬢さんZとAと、大型犬のポピー(女の子)と全員で大きな四駆に自転車を3台とキックスクーターを2台乗せて1ヶ月以上南イタリアでのバカンツァを楽しんでいたのでした。そして最後にルクセンブルグに発つ前に、ローマに数日遊びに来てくれたのでした。

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海と絶景と赤玉ねぎとジェラートなトロペア

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7月の半ばすぎに日本人の友人のOさんと一緒にカラブリア州のトロペアという海辺の町まで3泊4日の小旅行に行ってきました。ご覧の通り息を呑む海の美しさです。イタリアはブーツの形をしていますが、そのちょうど爪先あたりと思っていただけるとわかりやすいかと思います。カラブリア州は南イタリアの美しさを全て持ち合わせているのですが、イタリアの中では問題が山積みとも言える難しい州でもあります。貧困、失業率などもダントツだと思われます。ンドランゲタ(カラブリア州のマフィア的な犯罪組織)がイタリアで一番大きく、暴力的であると言われている、と言えばちょっと分かりやすいかもしれません。ただ、そういう問題はあっても、一般の人々の雰囲気は一言で言っておおらか過ぎるほどおおらか。でもとても情熱的で、オープンで、色々なことに夢中になったり、良いお天気と美しい海を見て、なるようになるさ、というような明るい感じになったり、この人たち自由だな、と思わせられる部分が多々あります。出会った人はみんな家族、というような雰囲気もあってそれがとても好ましく、私は多分こういう雰囲気が好きだからこそ、完全なる南イタリア推しなんだと思います。

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イタリアンジェラート

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イタリアのジェラートはだいたいどこでもなんの味でも普通に美味しいのですが、私がどのジェラテリアでもとりあえず探すのはラズベリーです。ラズベリーはイタリア語でランポーネ(複数形はランポーニ)と言うのでショーケースからLamponiと書いてあるものを探すか、私のようなせっかちな人はもう「チェライランポーニ?(ラズベリーある?)」と聞いてしまいます。文法的にはチェラヴェーテの方がいいかもしれませんが、ジェラートを盛ってくださる人との個人的会話となると多分チェライの方が簡単です。そこであるよ、となると次は私が好きなチョコラート(チョコレート)を探すわけですが、チョコは普通のメニューなので大体あるんですが、ご存知のようにチョコラートにもいろいろあって、ミルクチョコとかダークチョコとかありますよね。私の愛するダークチョコはイタリア語ではチョコラートフォンダンテ、と呼ばれるので私はそれも頑張って探します。それが無事にあった時に「コンパンナ?(ホイップクリームつける?)」に超絶笑顔でスィー!と答えて私の一番大好きな幸せジェラートとして出来上がったものが上の写真というわけです。

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