理研からオフィシャルのサイトにもありますが、かのNatureに載るそうです。スゴイなぁ!いろいろ興味深いです。
朝日新聞からと読売からの記事を比べてみましたので気になるは続きをどうぞ。読売のほうが分かりやすいですね。両方とも最後にビタミンディフィニションがあるところはいいですね。
アトキンス博士の死
低炭水化物、高たんぱくダイエットで有名なアトキンズ博士、本日4/18に亡くなってしまったそうです。氷のはった舗道で転倒後。コケやすい私としては背筋が凍る思いです。あたしもすっごくすっごく気をつけよう。数知れない専門家の却下に負けずリサーチを続けたアトキンズ博士のご冥福をお祈りします。
以下、Seattle Timesからですが、意訳っていうか、私が書いたような日本語ですが、訳してませんが、まぁ似たようなことを書いてみましたのでどうぞ。
BSEなど食品安全に関する法案
朝日新聞で食品安全基本法案可決見通しだということで、ニュースが出てました。
そうなんです。小泉内閣になってからずっと、食品安全の法的な関わりにすっごく力がはいってきています。有識者の会議も数多く、かなり興味深いところ。わたしの修士論文はかなりグローバルフードサプライとその安全性の確保について書いたので私の専門いえば専門分野です。
すべての食品のFarm to Table経路、つまり生産から消費までをトレイスする、というのは、輸入大国日本にとって、あまりにも巨大なプロジェクトだろうし、あまりに大き過ぎて呆然とする、というか、できないかも、と小心になりそうになる、チャレンジングなことです
チャレンジングなことというのはたくさんあります。たとえば「世の中から『武器』と呼ばれるものをなくそう!」と本気でとりくんでいる組織が国連にあります。本気なんです。一般の人は「そんなの無理じゃん」と思っておわりなんですが、そういうチャレンジングなこと、というのは真剣に考えて、真剣にとりくんでこそ結果が出るものだとわたしは信じています。
抗生物質とそれに対抗する微生物やウィルスの終わりなき戦いも、同じ。どんなに強い抗生物質を作っても、世の中の仕組みとしてそれに耐性のある生物ができるのは、地球が丸いのと同じくらい当然のできごと。でも、だからといって抗生物質を作るのをやめますか?
だからチャレンジングなことは、どんなに不可能にみえてもやることに大きな意味があると思うのです。私は私がまなんだ範囲内で、そういったことにも取り組みたいと真剣に、真摯な気持ちで思うのです。
原発に反対したって、原発がなくなったら電気ないじゃん、みんな生活できないじゃん、政府つぶれちゃうじゃん、と以前に私に教えて下さった方がいましたが、それも真実なんでしょうけれど、だからといって原発と電力会社とその癒着政府組織をそのままにすることのつながりを認めてはいけないと思うんです。あら、あたしなんだか熱いかしら。
「不可能だ」と思うのは、簡単、ということですね。あたしは、簡単に、すませたくない。少なくとも私の専門分野では。
以下に記事を引用しておきます。
ビタミンDと骨強度
NY Timesに「母乳で育てている赤ちゃんにはビタミンDを」というような記事が載ってました。とにかく母乳がベストと思っていたんですけど、よーく見るとやっぱり足りなくなるものってあるんですね。こんなのメンドくさいわ〜って母乳で育てる母が減ったりしたら悲しいですけど。
乳児にビタミン剤を与えるっていうのもちょっと考えますよね。特にビタミンDのサプリメントなんて、摂りすぎると毒性があらわれるのが確認されているビタミンだし、大人でも普通の食事ではほぼ間違いなく、過剰摂取なんて起こらないのに、錠剤だったらちょっとだけでもすぐに過剰摂取になりうるのが恐いです。ちなみに、子供の場合は1日に1800 IU以上は過剰摂取ということになっています。
風邪にビタミンCが効くのはホント?
LA Times からです。
まるで常識のように思われている「風邪=ビタミンCをとろう!」の公式ですが、残念ながら科学的根拠なしなんですよ。ご存じでしたか?でもビタミンCは(正確に言えばアスコービックアシッド、日本語だとアスコルビン酸)は強力アンタイオキシダント(抗酸化剤)で、いろいろな働きがあるのは科学的に証明されいます。
ちなみにこの、カゼに効く!と一生懸命研究しつづけたポーリング博士ですが、カゼ以外にも大量のビタミンC摂取はガンを予防する!という説をたてて毎日すっごい量(ほんとにびっくりする量)のビタミンCを摂取してらしたんですが、残念ながら1994年にお亡くなりになりました。ガンで。かなりアイロニックです。