出張などで慣れていない国に2週間以上滞在することになった場合、結構深刻な「朝食問題」というものが私に訪れます。私にとって朝食というものが異常に重要なためです。これはなぜかというと、ものすごく若かった頃、私にはものすごくかるーーーいレベルの自律神経失調ぽい症状が朝に出ることが多かったんですが、それは実は簡単な朝食で解決するということを30代半ばに学んだからです。なぜか朝に5回以上連続で立ちくらんだり、電車の中で普通に立っているだけなのに強烈な貧血で倒れたり、急激にお腹が痛くなったり、ものすごい睡魔に襲われたり、というような微妙かつ結構辛い不調が、朝のたったの1、2時間の間に次々と訪れるのです。私は昭和の子だったので、今のように病名がすぐについて治療法や解決の道がすぐに示されることはなく、私のわがままだ、とか、起きるのがイヤだから、とか、サボりたいからか、とか自分ですら自分のことが信じられない状態でした。でもね、実は普通に起立性だったりする普通の低血圧症状が出ていただけのことだったんですね。早く起きて、朝食をしっかり食べて、温かいものを飲んで、出かけるまでにゆっくり時間を取ったり、駅までゆっくり歩いたりするということだけで全てのことが解決しました。そんなに簡単だったらもっと早く知りたかった、とも思いましたが、少女時代って、その「早く起きる」っていうことが人生最大の難関だったりするんですよね。
かなり脱線しましたが「朝食問題」です。デンマークのようなところだと、ホテルでも割とバラエティに富んだ朝食が出るので、そんなに飽きることはないのですが、国名を出して申し訳ないのですが、私の好きな中国、マレーシア、シンガポールなどの中華圏や、イタリア、フランスなどのラテン圏の国々の朝食は普通に3日で飽きます。中国は朝から結構濃いチャーハンや揚げ物などが並ぶので飽きるというよりは、朝食っぽいものを探したときにオプションが少ないというだけであって、バラエティの話をすれば結構富んでます。イタリアやフランスはいわゆる大陸的(コンティネンタル)の朝食なので非常に単一的になりがちです。もちろんリゾートなどに行けば観光客向けにそれなりに素敵な朝食をいただけますし、南イタリアの朝食は実は最高です。でも出張で泊まるホテルはビジネスホテル中心ですからね。それで朝食問題というのが、前日から準備して自分の好みの朝食になるように自分の心をアゲて、自律神経を整えていくにはどうするか、という問題なのです。
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