最近お食事の写真を載せていなかったので久しぶりに写真とりました。ご飯は当然タイのお米で、よく友達に「タイ米どう?」って聞かれたりするんですが、普通においしいです。もちろん日本のお米をイメージして食べるとそのギャップに苦しむかもしれませんが、要は元々違うものですからね、こういうご飯、と思うとかなり美味しく感じられてきます。私はできあがりの瞬間よりしばらく蒸して落ち着いたときのタイ米はすごく甘くておいしいなぁと思ってしまいます。日本のお米は、ちょっと炊飯器の中に入れておくと、私はあまり好きじゃない色+味+匂いになるので、タイ米のほうが私には向いているかも。
そしてご飯の奥にあるのは、ガイ・チョーッと呼ばれるもので、近くの屋台で買ってきました。鶏肉のミンチに野菜が混ぜてあってそれに湯葉が巻いてあり、絞って照り焼きのようにしたもので、激ウマです。メインはゲーンキャオワン。いわゆるグリーンカレーです。豚肉(ムー)入り。ゲーンキャオワンを作る時は、タイのナスが必須なのですが、最初買いに行くとき非常に困りました。だってどれがナスだか分からない。
ジャンクディナー
今日のお料理は、と言いたいところですが、近所のピザ屋さんで一人分ピザを寂しげに、でも嬉しげに買ってきました。ベジタブルピザ(スモール)、80バーツ(218円)。タイ風味かな、と思ったんですけど、そういうこともなく、普通のピザでした。でもハインツのケチャップがタイ語(表)ですごくカワイイんですけど。あと、シーズニング(ハーブ&スパイス)、チリフレーク(普通のアメリカのピザ屋にあるのと同じ)がついていて、もうひとつ不思議だったのは”Mouth Freshner”と書いてある袋。あけてみたら、白い、良くブレスケアでいただくようなミントのツブツブと本物のドライオレガノが細かい形で混ざって入ってました。ピザ食べた後にちゃんと食べましたよ。結構おいしかった。本当にマウスフレッシュナーって感じの味でした。そして右奥にあるのが、くだんの本です。
Nick Hornbyといえば、ヒューグラントが主演した”About a Boy”や、私もAさんもお気に入りの”High Fidelity“の原作者。作者名で衝動買いしたんです。タイトルは写っている通りですが、別に自己啓発な本ではなく、結構笑えるシニカルなブリティッシュジョーク満載の小説。笑いがアメリカっぽくないんですよね。ってアメリカにしか住んだことありませんが、なんとなくこういうのってイギリスぽいなーと思ってしまいました。アメリカの笑いって、なんとなくカリフォルニア的というか、なんだか底抜けに陽気なイメージ(私の勝手なイメージ)で、逆にイギリスの笑いって、これも私の勝手なイメージですけど、いわゆる「ウィット」(「ウィットに富んだ会話」などに使われる「ウィット」)重視の、キラリと知識が光る感じの笑いな気がするんです。スノビッシュといってしまえばそのままなんですが、私は結構好きです。でも割と本質を突いて来て(”About a Boy”もそうでしたよね)、ドキドキします。
でも”About a Boy“って、私観たと思うんですが、今探してもなぜかこのウェブに書いていないので、「なんとなくダラダラと観た」系なんでしょう。どこでいつ観たんだったっけなー。あの映画の評価って、クリティックス達の(あ、「達達」になった)の評価は良かったみたいですね。一般の評価は微妙でB。私は、地味な割にはなんだかすごく好きだった気がするんだけれど(評価Aをあげたいくらいに)なんだか忘れてしまったので、近いうちにDVD借りてまた観てみようかなと思います。
タイといえば
さて、昨日のお料理ですが、この材料を使ってあるものを作りました。ミニクイズみたいですが、何だと思いますか?まな板の上に載っているのは一口大のチキンですね。上のお皿に並べてあるのは(あ、並べ方的にはGirl with a Pearl Earringを意識してみました。リンクは映画の感想ページなので、映画だけを見た人は「「?」という感じかもしれないですけれど、原作の冒頭ではこの、野菜の並べ方についてかなり詳しい描写があります。映画でもイントロのところでスカーレットさんがせっせと野菜を並べているシーンだけは無言だったけれどあったような気がする)、時計回りにトマト、ホンデーンと呼ばれるワケギ(みょうが?)の一種を細く刻んだもの、バイマクルッと呼ばれるライムの固い葉っぱ、マッシュルーム(しいたけマッシュルームって書いて売ってあったけどどう見てもしいたけには見えない)、レモングラス(タイ語ではタックライと呼ばれます)です。さあ何でしょう。「タイといえば」というタイならではのものです。世界3大スープのひとつとも言われます。
ガイパッバイグラプラオとカイジャオを自分で作ってみる
いつだったか友達と一緒にいったタイの家庭料理屋さんで食べた鶏肉とバジルの炒め物がすっごくおいしかったので、感動したんですが、そのときはちょっと唐辛子(タイチリ)が多すぎて辛かったのと、私があまり好まないベイビーコーンが入っていたのとで、ちょっぴり不満だったので味を頑張って覚えて(多分)、キッチン付きのところに引っ越したら絶対作るんだと鼻息も荒く決意していたんですが、ついに作りました。これねーー、私、自分で作っておいて「すんごくおいしかった」と語ったりすると、まるで誰かさんみたいで(私の友人なら分かるはず)ちょっとイヤなんですけど、一口食べて美味しくて真面目に声が「おおう」と出ました。ひとりでバカみたい。でも、これって多分私の料理の腕とかの問題ではなくて、単純に材料の組み合わせが抜群なんだと思います。大したことしてないしね。レシピは下の方に詳しく書いておきますので、タイ料理が好きな方は是非是非作ってみてください。簡単すぎて笑えます。そして、右奥はご存知カイジャオ。タイで辛くない食べ物ナンバーワンです。って単なる卵焼きですけどね。本当はふんわり丸く作るんですが、私はひっくり返すのに成功したものの、お皿に移す時に思いっきり破いちゃいました。でも完璧な丸だろうが破けていようが、味はカイジャオなのです。そうそう、この食器、真新しいのが分かると思うんですが、別に買ったわけではありません。クリックして大きくしてみると、目のいい人には食器に何故か、”TOSHIBA”の文字が見えることでしょう。
タイ風・枝豆とベーコンのパスタ
いやぁ、2ヶ月ぶりに料理しました。やっぱりアパートだとキッチンが付いていて良いですね。引っ越し先に到着するやいなや、TOPSスーパーに食料品の買い出しに出かけて、食べたかったパスタを作りました。さっき、姉に書いたメールの中でも説明したんですが、私は特に料理が好きというわけでもないんですが、多分、ポイントとしては、「自分の好きな味付けにできる」という単純なポイントがあるからこそ、結構好きなのかもしれない、と思いました。レストランなどで食べると、やっぱりちょっと塩味濃すぎたり、「この野菜はそんなに好きじゃない」と思うものがあったり、「こっちのが多くてこっちのが少なくていいのに」と、ちょこっと不満に思ったりするので、そういった部分で、自分で料理すると「パーソナライズ」できる感覚が、嬉しいのかもしれないと思ったんです。しかもこのパスタ、本当にパスタをゆでる時間(10分)でできるので簡単。なぜ「タイ風」としたかというと、なんと、これはナンプラーとお砂糖と唐辛子をちょっと入れているのです。オリーブオイルでガーリックをたっぷり炒め、ベーコン、唐辛子をいれて、そこに茹でておいた枝豆(なぜかタイにはいっぱいある)をさやから出しながらぽろっぽろっと入れて、お砂糖をちょこっといれて、最後にナンプラーと黒こしょうで味付けし、上からパルメザンをかけてできあがり。私、タイにきてから何にでもナンプラーを入れるようになってしまいました。