相変わらず暑い日曜日をローマで迎えています。職場の同僚も上司ですらもどんどん休暇にはいっていくので、仕事もやっとちょっとだけ一息つけるようになってきました。そこで私も日常のどうでもいいようなことをやっとここに載せることができる気分になったのでとりあえず最近のお気に入りのこのダノンのドリンク。これって日本でも売ってますか?Essensisというシリーズ。ヨーロッパには珍しいプレーン味があって(普通ディフォールトはバニラ味やクリーム味が主流)気に入っているのです。容器のサイズも小さくてちょうどいい感じ。のどごしは、日本の「飲むヨーグルト」のそれよりも、ちょっともったりしていて、満足感が高まります。後味もスッキリしていて良い感じ。ピーチ味なども試してみて、それはそれなりに良かったんですが、ヨーグルトのピーチ味を食べた方が満足したような気がして、このドリンクタイプはプレーンだからこそ美味しい&便利に感じるのかも、と思いました。ってこんなこと本当にどうでもいいですね。この前から企業の製品を紹介しまくりで、私なんだか回し者風です。
ちなみにダノンはイタリア人はダノーネと言うのでかわいいです。書いたまんま読むんですね。ローマ字読みとはよく言ったものです。イタリア読みで一番好きなのは、前にも書いたかもしれませんが、アイスクリームのマグナム(親会社は多分Unilever)。Magnumと書きますが、GNUの発音はイタリアでは「ニュ」なので、マグナム=マニュウムとなって非常にかわいいです。マニュウムのジェラート(言うまでもなくアイスクリームはイタリア語ではすべてジェラートですねロリポップタイプのものでもジェラートです)、と初めて聞いたときはなんのことだかさっぱりわかりませんでした。あと、全く関係ありませんが、Japanはイタリア語では「J」のアルファベットがないこともあって、Giappone(ジァッポーネ)ですが、それについて。英語でJapanと言うときは言うまでもなく2番目の母音(Pの後のAですね)にアクセントがついて「ジャパーン」となりますし、パのあとをかすかに伸ばしますが、イタリア語でGiapponeというときは最初のAにアクセントがつきます。ので、イタリア人が英語をしゃべるときにJapanというと、最初のAにアクセントがついていて、それがなんともかわいいのです。ルー大柴っぽいっていうと分かっていただけるかもしれませんが、エセ外人が「ジァパン」って発音間違えて言ってるっぽくきこえるのです。しかも、「パ」の前は一瞬つまる感じになるため、結果最初の「ジャ」が伸びるような発音になるんですね。かわいい。あ、ヨーグルトのことを熱く語ろうとしたら、かわいいイタリアアクセントの話になってしまいました。でも好きなんです。こういうの。
チャイ・ラテ
日本から買ってきたんですがマキシムのインスタント製品「カフェ・メニュー」の粉末はどれも大好きなんですが、その中でも本当に早朝に飲んでさっそく癒される!という気分になるのがこのチャイラテです。シナモンの強い香りがするので人によっては好き嫌いが分かれるかもしれませんが、私は朝からこれを10秒で作っている間に部屋がなんとなくシナモンの香りになるのが好きで、無駄かもしれませんがさらにシナモンパウダーをふりかけてしまうほどです。泡立ち具合も天才的。そして実際飲むとミルクティの濃いおいしさで、あれ、私味の素フーズの回し者?といった気分になります。でもAGFさん、このシリーズの抹茶ラテは改良の余地ありますよ。ちょっと厳しいです。もっとスッキリさせたほうが良いと思います。
というわけで最近の私のお気に入りのチャイラテ(インスタント)でした。イタリアはコーヒーはおいしいけれどいわゆる普通のコーヒーはないしスタバのようなフランチャイズもないので時々ジャンクなコーヒーや紅茶が飲みたくなるのです。
2008年明けましておめでとうございます。
ここに遊びにきてくださる皆様、新年明けましておめでとうございます。去年はひとりぼっちの新年を迎えてかなり寂しかったので、ことしは愛する熊本で主人のAさんと父と母と一緒に楽しいお正月を迎えることができて幸せです。実は今日からAさんの住む筑波に帰りますが明日から大阪の両親が遊びにきてくれることになっていてそれもワクワクです。
写真は今年のお正月の朝の食卓。私がせっせとイタリアから抱えて帰ってきたトレマリエのパネットーネがどーんと出ていますがその奥、今年はフレンチお節でした。でもいわゆるお節の基本的なもの、たとえば田作りだとか筑前煮(っぽい煮物)だとかきんとんだとか、黒豆だとか干し柿だとかもいただきましたよ。ポルトガルからポルトの本場ポートワインも持って帰ってきたのでそれもいただきました。写真奥にあるのは父が買ってきたおいしい日本酒。
基本的には3ヶ日はゆっくりと箱根駅伝を見たり、映画を見に行ったりして過ごしました。こんなお正月は久しぶりだなと思ってこのページで自分のお正月動向を調べてみたところ、日本での新年は2003年以来の5年ぶりということがわかりました。最近年を重ねてしまったせいか「人生で本当に大事なことはなにか」のようなまるでその辺のチープな自己啓発系のムックのようなことをじっと考えてしまう傾向がなきにしもあらずなのですが、そういった意味で大事な幸せなお正月でした。
このMTWEBは基本的に家族や友達に私の近況を知らせるためのサイトですが、このサイトで出会ったり再会したりできたみなさんや、お会いできないにしてもいつもいろいろな意味でお世話になっているみなさま、2008年もどうぞよろしくお願いいたします。
(ここから私信になりますが、熊本のT先生、筑波のT先生、長崎のI先生、東京のH先生、いつもご無沙汰してしまっており恐縮ですが先生方から教えていただいたこと、アドバイスの数々、いろいろな考え方など、実はかなり頻繁に思い出して勝手に心の支えや方向付けにさせていただいております。至らないところばかりの私ですが今年もどうかよろしくお願いいたします。ヨーロッパにいらっしゃることがあれば是非ご連絡いただけるとうれしいです。)
巻き寿司三昧
先日書いたホームパーティのときの写真です。ずっと写真を撮りたいなと思っていたのにいつも巻いた直後にゲストが来たりして忘れていたので、ようやく写真が撮れて嬉しいです。巻き寿司、といっても実は寿司飯にしていないので(合わせ酢を使っていない)ので、おにぎりのようなものなんですけどね。外国の方の中にはときどき寿司飯の香りに拒否反応を示す方がいるので、一応の心遣いのつもりです。ちょっとつやがなくなりますが、良いのです。
中身はきゅうりと卵焼きとツナです。一応おしょうゆも出しますが、ツナに結構強く味をつけておくのでそのままでも意外に大丈夫です。
ところで昨日、土曜日に友達のNとFとCが夕食に遊びに来てくれました。NとFはイタリア人カップルで、9月に日本に16日間旅行に行ってきたのでその話でかなり盛り上がりました。日本人の見知らぬ人に「何人?」と聞かれて「イタリアン」と答える度に、日本人が、「オー!イタリアン!ナイス!」とイタリアをべた褒めしてくれるのが嬉しかったそうです。日本でのイタリアのイメージってすごく良いですよね、そういえば。実際ローマに住んでみるといいことばっかりじゃないのは、まあどこに住んでも同じことでしょうけれど。
でも私はイタリアに来るまではイタリアやローマ市に対して「洗練されたデザイン」「カフェ文化」「素晴らしい建築技術」などなどの、間違った印象を持っていたのでいざ住んでみるとギャップが逆におもしろいです。ここに一生住もうと思えるのはよっぽど楽天的な性格の人か、普通にローマに生まれたイタリア人だけでしょう。あ、でもかなりの数の移民がいるのでやっぱりなんだかんだいっても魅力的な国なんでしょうか?
巻き寿司のことを書きたかったのにまたイタリア考察になってしまいました。巻き寿司、巻いてる時が一番楽しいですよね。また友達を呼んで巻き寿司したいです。
ポルチーニ茸のカレー
イタリアに来たら是非食べていただきたいもののひとつがこのポルチーニ茸なんですが、私は松茸より好きです。香りも味も食感も。ポルチーニ茸のリゾットとか本当にとろける美味しさです。で、寒くなって来たこの季節、急にカレーが食べたくなったのと、手元にたっぷりポルチーニ茸があったのとで、贅沢にもポルチーニ茸のみのカレーを作ってみました。ほかほかでとろりとしていて、いつものカレーもなんだか違う味がしましたよ!ポルチーニ茸のみ、といってもそれは実は結果論で、実はタマネギを最初に丸ごとひとつ甘く炒めたのでそれが溶けて入っています。あとちょっとだけ洋風(?)にするためにこの前コミッサリーで購入したベルギー産のバターも最後にちょっとだけ入れてみました。コクが出た気がする。そしていつものとおり、何にでも醤油を入れる私。まあちょこっとだけですけどね。秋のカレーとなりました。