タイのヌードルスープ

センレック・ムーいよいよ年の瀬、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は先ほど無事に仕事を納めたのでほっとして、のんびりしています。ちょっとまたタイの話に戻りますが写真は私が大好きなタイのヌードルスープです。タイでは「クイッティアオ」と言います。屋台のヌードルといえばだいたいこれです。屋台の前に立って、まず麺を選びます。米粉の麺の太麺、細麺、極細めん、揚げ麺、バミー(小麦の麺)などいろいろあります。私の好みはこの米粉の細麺、センレックです。ベトナムでもほぼ同じものがあってフォーとして知られていますね。
麺を選んだあとは具を選びます。魚肉ボールなどは結構ディフォールトで入っていることが多いんですが、えびや鶏肉、豚肉などなど選べます。ときどきダックもあります(しかも結構美味しく煮てあっていい感じ)。私はだいたい豚肉(ムー)です。ですから、クイッティアオ屋台の前に立ったら、「センレック・ムー」と頼むのです。だしはだいたい薄味の鶏ガラスープのような味です。クイッティアオはタイではいつでも誰かが食べているので、軽食的な扱いだと思います。量もそんなに多くないし。でも私の友人は朝食によく食べていました。ので、わたしもついでに一緒に朝食として食べるのが普通になってしまいました。ベトナムでもフォーは朝食ですね。あ、でも今このサイトを検索したら大学でランチとしてもセンレック・ムー食べてました。好物過ぎるのか。
さてクイッティアオが出来上がったら、屋台のテーブルにはナンプラー、お砂糖、唐辛子、お酢(赤と緑の唐辛子とにんにくがつけ込んである)の4種類、いわゆる「タイの食卓セット」とも言えるセットが置いてあるので、テーブルについて、それでせっせと味付けします。パクチーやもやしなどがガッツリ置いてある場合もあります、が、私はそれはつかわず、屋台のおばさんにもともと、「パクチーも入れて煮込んでほしい」とお願いすると別にスープを煮込んでくれることがあります。くれないこともあります。私はフレッシュパクチーよりも煮込みパクチーのほうが美味しい気がしてしまうのです。苦みばしった味が出るというか。
味付けは私が見る限り、タイの女の子たちはわりとざっくり砂糖をかけ、ナンプラーをちょこっといれて、あとは唐辛子をちょこちょこ食べながら入れていると思います。お酢も入れると美味しいですが、一緒に浮いている緑色の方の唐辛子は割とお口の中で爆弾と化するので日本人の方は注意が必要です。私は唐辛子ラブなので唐辛子は結構な量を入れます。
それにしてもこうしてまた、タイでクイッティアオを毎朝食べることが出来て、嬉しい気持ちでいろいろ考えたんですが、数ある炭水化物メインの食べ物の中で、私、多分、このクイッティアオが一番好きです。お米でできているというのがいいですね。細麺でもしっかりモチモチ感があります。そしてタイでは珍しくお箸を使う食べ物なので右手にお箸、左手にレンゲを持ってお箸でとった麺をレンゲに乗せて、パクチーや具を乗せて少しスープをいれて一口サイズになったものをつるっと口の中に入れるという、麺モノにしては全然飛び散らない具合の食べ方もかなり好みです(すすらないので)。あ、でも私おにぎりも好きです。おにぎりなのかクイッティアオなのか、かなり苦しい選択になりそうです。

バンコクより

Bangkokさて右の写真はパッタイ、つまり私は無事にバンコクに到着しました。昨日会議の1日目が終わって、タイに住んでいたころ仲良くしていた友達が2人でホテルまで遊びに来てくれたのでサヤームセンターまで歩いて行ってグレイハウンドカフェでお食事しました。お約束のパッタイを注文して(旅行客なので)美味しい辛い数々の食べ物をいただいて、そのあとプロンポーンまでなつかしのBTSで行って、ナラヤでショッピングして、エンポリウムでお茶をして、といきなり盛りだくさんでした。いつでもどこでも買い物ばっかりする私。
それにしても突然ですが、やっぱり何だかんだ言って、Facebookってすごいなと思います。私はあまりそんなに頻繁には使わないのですが、iPhoneのアプリもBlackberryのアプリもFacebookをプッシュするようにしているので、何か私に対してメッセージなどがあればすぐ分かるんですね。それだけなのに、ソーシャルメディアとしてはなかなかのスタンスで友達との情報を共有してくれます。もちろん使い方によるだろうし、私はそんなに恩恵を受けていない方だとは思うんですが、出張や旅行などで違う国へ行ったりするときには、飛行機の待ち時間の暇つぶしにログインします。そして今回のように「今、バンコク行きの飛行機を待っているところ」などと書き込んでおくと、バンコクに到着するころには、バンコクの友達が段取りを整えてくれていて待ち合わせがしっかり決まっていたりするんですよね。自分から「会おうよ!」というメールをするには時間が合わなかったりするかも、とか押し付けがましいかも、とかちょっと迷ったりするんですが、Facebookでつぶやくとその押し付けがましさがなくなってちょっと現代っ子な感じのコミュニケションになるんですね。みんなが使うハズだわと思ってしまいます。昨日も、お茶しながらお互いの写真をとりあって、「今FacebookにuploadしたからLikeしておいてね」と言い合ったりしていて、私が2005年に住んでいた頃とはすっかり様変わりです。
Bangkok様変わりといえばバンコクもちょっとだけ表情を変えていっているような気がします。左の写真は「ホテルの窓から」シリーズなんですが、サヤームとナショナルスタジアムの裏側です。
もちろんもうすでに洪水の水は全くないし、バンコク市内にはその被害の残骸(?)もあまり目につくこともなくなったみたいではあるんですが、空港周辺には洪水ゴミと思われるものが集まっていたり、使われたらしき土嚢が積んであったりしました。でも全体的にすっかりキレイになっていて、タイ人の感覚もちょっと変わって来たのか、昔はよく見た屋台の食べ物の入れ物のプラスチックゴミが道に散らばっていません。でも屋台では相変わらずプラスチックに包まれまくった食べ物が売ってあるので、みなさんどこかにちゃんと捨てているということでしょうか。
今日は会議2日目です。夜にはスパに行くつもり(どんなに疲れていても行きたい!)なので、それを心の支えに今日も一日頑張ってきます。

パリのお土産

From Paris

先週の水曜日から昨日の朝まで出張でパリに行っていましたが、仕事も忙しかったのですが、日本の状況が気になって買い物にも観光にも行く気にならず、なんとなくホテルの部屋で日々を過ごしてしまいました。が、今回秘書さんにお願いして予約してもらったホテルが、値段が高いばっかりの最低のホテルで、狭い部屋に古い家具、サービスも最悪という情けない状態。少なくともメトロに近いのでどこかに行くには便利ではあるのですが上記の理由でその便利さもあまり利用せず。

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冬の揚げタラとプンタレッレ

Dar Filettaro Santa Barbara

ローマのいわゆるチェントロ・ストリコ(Historic Center、歴史的中心地区)に写真のような小さな教会が埋もれているように見える歪んだ台形の広場があって、いつもそれなりの観光客でもにぎわっていたりするんですが、ローカルのローマっ子にも人気なのが、写真で微妙な行列ができているところ。看板には店の名前もなく、単にFILETTI di BACCALA’と書いてあります。最後の点はゴミではなくて、発音が語尾上げですよというアクセントサイン。

看板に書いてある通り、目玉はバカラ(塩鱈)のフィレの揚げ物。冬には嬉しいアツアツで出てきます。しかも、イタリアでは珍しく夕方の5時半から開いているので仕事帰りにふらっと寄って、ちょっと揚げ物をつまんで帰るという人もいます。人気なのでいつ行ってもこれくらいの人が周りをウロウロしています。夏も割と人気で外にテーブルが出るので観光客がたくさん座っているのを見ることもあります。

ここで頼むべきはローマでしか食べられない野菜、プンタレッレ。プンタレッレは秋冬のものなのでそれ以外にはどこにもありませんが、ローマ以外でもなかなかないのでおすすめです。ガーリックとアンチョビの美味しいドレッシングで和えてあって感激の美味しさです。そこにタラの揚げ物を頼んで(多分一人ひとつで日本人には十分のはず)アツアツのをフーフーしながら食べるのが良いです。イタリアのビールも合います。

イギリスのフィッシュ&チップスも美味しいですが、この素材の味とオリーブオイルの揚げ湯の味をとことん生かしたイタリアの揚げ魚、クセになります。メニューはとても単純だしこういうお店にしては親切なカメリエーレさんが多いのでローマ初心者でもイタリア語に不安があっても多分大丈夫ですのでどうぞローマに秋冬にいらしたときは是非試してみてくださいね。

カルネバーレとバレンタイン

Carnevale e San Valentino

さて先週はカルネバーレで町中が子供たちと紙吹雪にまみれていましたが、相変わらず友達のAと一緒に日曜日にお茶をしにお気に入りのパスティッチェリアのアンドレオッティに行きました。今年は写真をとっていませんが、去年紹介したフラッペのピスタチオバーションがあって、それが激ウマだったので覚えておきたいと思ってメモしてます。写真はバレンタインの小さなケーキ。かわいいでしょ。なんと!自分に買いました。I love youじゃなくてI love meですね。中はマロン風味のお酒の入ったちょっと大人なカスタードでした。イタリアのお菓子、甘くなくて美味しいです。ちょっと色は厳しいですけど。