フィリピンはセブ島より

仕事でフィリピンのセブ島、正確にはマクタン島のリゾートに来ています。今朝一番の40分スピーチを終えて、なんとなく仕事が終了した気分ですが、頑張ってあと2日参加します。興味深いディスカッションなども用意されているので意外に楽しみでもあります。
写真は恒例の「ホテルの窓から」シリーズ。木漏れ日の先は青い海です。こんな会議に参加しているのです。滞在しているのはShangri-La’s Mactan Resort & Spaで、ちょっと古めのリゾートですが快適です。
軽くここまでの旅をおさらいすると、まず電車でオスティエンゼからフィウミチーノまで行き、空港のフルラでセールになっていた名刺入れをついに手に入れかなり気分が良くなりました。というのも、この名刺入れ、常に欲しかった「普通サイズよりやや大きめ名刺」が入るサイズで、しかも一度に40枚は余裕で入り、プラスビニールカードケースが8枚分ほどついていて他人からいただいたものも大事に取っておけるものなのです。FAOの名刺はちょっと大きいのと、会議に行くときに20枚では足りないことも多いので、こういうのがずっと欲しかったんですね。しかもデザインもクロコ型押しの赤い革でかなりかわいいです。

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お団子の写真で考えた

まだまだウェブをアップデート中です。一部の方にはご不便おかけします。が、単なる個人サイトなのでご勘弁くださいね。
さて写真は夏に日本に帰ったときに、日光の竜頭の滝というところに行ったんですが、思いっきり観光地の観光地にしかないようなお土産屋さんの、かなりさびれている割には売れまくっているお茶屋さんで買ったお団子とお茶のセット。ぜんぜんこだわってない風のみたらしソースと、かなり適当な量のあずきですが、目の前に広がる穏やかな滝(っていうのがあるんですよ)を見ながらのお茶の時間にAさんとふたりしてすっごく癒されました。まさに癒しとはこのことだねぇとふたりで言い合いました。
昨日、元同僚で今は日本の某省にお勤めのEさんから電話いただいたんですが、「ローマの生活は毎日が旅のようで素敵だったけど、日本の生活は実は天国だよ」と言ってらっしゃいました。「質の高い暮らし」とはこのことだと、毎日実感するそうです。そうですよね。完璧な社会なんて世界のどこにも存在しないけれど、日本の社会はそれに実はかなり近い国のひとつかもしれません。一般的に人が良識を持って行動し、何かダメなことがあると問題意識を持って解決しようとし、資本主義とはいえ、そのおかげで便利なものや素敵なものは普及するシステムになっていて、そしてなにより、ちゃんと警察が力を持っている、という日本の社会は本当にいいなと思います。
イタリアはファシズムの暗い過去のせいで警察や権力などがへっぴり腰なのです。ひったくりにあったおばあちゃんがひったくって逃げていく人を指差して、警察官に「助けて」といっても「被害届けをもらってからでないと動けません」と申し訳なさそうに言うイタリア人警官。こんなのはマシなくらいで、肩をすくめて「僕に何ができるの?」という人すらいいます。あきらめるしかないこの社会。
なんてお団子の写真ひとつでいろいろと考えてしまいました。でもね、なんだかんだいってもローマはローマ。明るいイタリア人もいっぱいで楽しいことも素敵なものもいっぱいあるのです。

ラバーネッカー

9月に両親がイタリアを訪問してくれた時にヴェネツィア滞在のあとユーロスターを途中下車してフィレンツェにも寄りました。到着の翌日の午前中は生憎の雨だったのですが、たまたまその日の予定を「美術館デイ」にしていたため逆にラッキーで、朝から3時間ほどゆっくりウッフィツィ美術館を楽しんだあと、このサンジョバンニ洗礼堂を訪れました。八角形をしたこの美しい洗礼堂は、ドゥオモとお揃いの色合いになっていて(とはいえ洗礼堂のほうが古い建物のようです)内側よりも、外側の扉、とくにドゥオモの方面の東の扉のほうが有名で、ミケランジェロをして「天国の門」と言わしめたほどだそうです。
が、今回は中に入ってみたいと思い、両親もついてきてくれたので、雨だったこともあって10人ほどしか並んでいない列に並んで1分ほどで中に入りました。薄暗い洗礼堂の中に入ってみてびっくり、外側のイメージから八角形の幾何学美を想像していた私を気持ちよく裏切ってくれたのは豪華な金色の天井画!写真のように当然イエスキリストがメインですが、よくよく絵を見てみると、いわゆる「宗教画」のテーマがいくつも細かく描かれています。アダムとイヴから始まり、3人の賢者、受胎告知、マリアとエリザベッタ、キリスト誕生、などなど知っている限りのテーマが、それも美しく並べられているのです。そして、こうして一生懸命長い間親子3人で天井を眺めて(こういうのをRubberNeckerなんて言いますね)8枚の輝く美しいトライアングルのパネルを見ているときにふと、私が日本の無邪気な大学生だったときに「キリスト教学」の講義で、キリスト教では「8」という数字が非常に重要だということを教えていただいたことを思い出しました。

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ふたたびヴェネツィアへ

ご無沙汰しています。クロアチアからは9月13日には帰ってきていたのですが、翌日に私の両親が渡伊したため、しばらくイタリア国内旅行を楽しんでいました。今回はユーロスターの旅。細々とした手配のことを書き留めておきたいのでかなり個人的なメモになってしまいますが、お時間ある方はおつきあいくださいね。
いつもだったら私の家のすぐそばのオスティエンゼ駅の地下構内を通って地下鉄ピラミデ駅まで歩いてメトロでローマ・テルミニ駅まで行くのですが、今回「なんちゃって」老齢の二人がいるし、荷物もあるし、ということでタクシーを呼ぶことにしました。前日にRadio Taxiに電話(4ケタで4994、ローマは流しのタクシーは禁止なので携帯に登録しておくと非常に便利です。携帯からかけるときはローマの市外局番06をつけます)しておいて翌朝7時半に家の目の前まで来てもらうよう予約しました。当日には確認の電話がきたあと確実に家の前に来てくれました。

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「バラの花にて」というレストラン

昨日の夜はワークショップでレクチャーしていただく予定の専門家の2人と、川辺の古い街並にある素敵なレストラン、Kod Ružeというところに行ってきました。素敵なインテリアに陽気なクロアチア音楽隊もいて、お客さんもダンスしたり歌ったりでとても楽しい夜になりました。写真暗くてすみません。実際はもっと暗く感じました。
いただいたのはお魚のカルパッチョをアペタイザーに長時間煮込んであって、トロリととろけるお肉のシチューにニョッキ。一緒にいたふたりは中近東出身(イランとシリア)のおふたりなのでお野菜のディッシュを注文していました。ところでちょっとしたことですが、私はこの仕事を始めたばかりの頃は、こうしてマスリムの人とご一緒させていただくときに気を使って一緒にベジタリアンな食事をしたりしていましたが、いろいろとお話を聞いたり一緒に考えたりした末、結論としては、自分がイスラム圏にいない限り、気を使わなくて良い、自分の好きなものを食べればよい、と思うようになりました。当然イスラム圏にいれば周りの人に合わせます。ですがどこにいるとしても、例外として、やはり豚肉は食べないようにしています。目の前で美味しそうに豚肉を食べるのはちょっと気がひけるし、私は食べ物は基本的に美味しそうに食べたいから。
このレストランの雰囲気はとても良かったので、できれば滞在中にまた来れたらいいなと思います。