マリアージュ・フレール・パリ本店

Paris

日本でも人気が高くて何を今更といった感がありますが、私はパリに行く度にこのマリアージュ・フレールのサロン・ド・テに行きたくなってしまいます。パリ市内にもいくつかお店はありますが、やはりおすすめなのは本店のあるBourg-Tibourgのお店。最寄り駅はHotel de Villeで市庁舎の噴水公園のあるところです。朝ごはんをカフェ・クレームのみにして、しっかりお腹をすかせてから長時間ランチにここに行くのです。12時半を過ぎてしまうと行列ができてしまうこともあって、私は12時に到着するように行きます。そうするとだいたいすぐに案内してもらえます。

ショップを通り抜けてダイニングエリアの席に案内してもらってすぐ圧倒されるのが渡される紅茶の本。300種類以上もある紅茶の説明に目がくらくらしてしまうので、私はだいたいお食事をオーダーするときに、そのお食事に合う紅茶をおすすめしてもらうことにしています。白い素敵なジャケットのギャルソンさんたちはみんなほぼ完璧に英語ができるので助かります。

ちなみにマリアージュ・フレールのマリアージュは人の名前で、フレールはフランス語で「兄弟」の意味。「兄弟」はイタリア語だとフラテッリ(複数形)となり、アメリカでもグリークの男性寮のことをフラタニティと読んでいたのでその流れで分かりやすいですね。つまり「マリアージュ兄弟」というわけです。ちなみに、私の意見ではマリアージュフレールは、「本当の紅茶」というものを極めているわけではなく、いろいろな花や果物やスパイスやナッツなどを足す事によって「フレーバーティー」としてフランスらしくお茶をソフィストケイトさせたというイメージなので、ダージリンやセイロンなどのいわゆる「王道の紅茶の葉」というのが他の紅茶のお店(たとえばイギリスのものなど)より美味しいかどうかはわかりません。なので、ここではえいっと思い切って変わったタイプのフレーバーティーを選ぶのがコツだと思います。マリアージュフレールならではの美味しいものにきっと出会えます。

Paris

そんなフレーバーティーの中で、私が今までで、これはすごく好きかも!と思った紅茶は#904のBoleroという名前の紅茶。このサロン・ド・テでおすすめしてもらっていただいたんですが、青や黄色の花びらや果物が入っていてさわやかな香りがして、でも強すぎず、そのとき頼んでいたフォアグラのトロピカルな前菜にすごく合っていて最後まで本当に癒されました。おもわずそのまま帰りにショップで100グラム買って帰ったほどです。そのときのデザートが写真のもの。ほとんどのデザートは紅茶のフレーバーがすこし絡んでいて、これはなんと、抹茶とラズベリーのケーキなのです。あとは前回友達のAと一緒にパリに行ったときには彼女が頼んだ#906のシナモンオレンジがすごく美味しくてクリスマスにいいなと思いました。

東京や大阪にもたくさんお店がありますが、パリの本店でパリのマダムのお洒落をチェックしながらいただくランチは格別なものがあります。また、夏の時期は買って来た美味しいフレーバーティーを贅沢にアイスティーにして冷蔵庫に常備しておくと、友人が突然訪ねてきたときでも、冷たくて美味しいフレンチティーを振る舞うことができたりして、何も無くてもそれなりのおもてなしになったりするので重宝してます。

エストニア

5月のことですが、フィンランドはヘルシンキに行ったときに、フェリー1時間で行ける、エストニアの首都、タリンに行ってきました。
フィンランドではお酒に高額の税金がかかっていることから、ヘルシンキからこのフェリーにのってタリンまでお酒の買い出しに行くフィン人がたくさんいるとのこと。そんなことは全く知らなかったので、エストニアの船着き場にずらっとリカーショップが並んでいたのをみて非常に驚きました。帰りの船のフィン人は全員酔っぱらっていたし。どれだけお酒に飢えてるんだ!とイタリア人の友達のAとこっそり悪口を言ったほどです。
さてエストニアは一応EUに入っていますが、インフレーション基準などの点でまだユーロ導入が遅れていて、私が行ったときはクローンでした。でもどうやら2011年からユーロになるみたいですね。でもほとんどのお店はカードを受け付けるし、現金が必要な美術館なんかに入る予定がなければクローンは必要ないと思います。私も換金しませんでした。しかもユーロも札であれば受け取ってもらえるお店もたくさんあったし。
写真は小さなこの国の小さな首都のタリンの山の一番上にある、エストニア正教の教会。いわゆる「オーソドックス」とよばれる宗派です。興味深いのは、ここに通う人々を見ていると、キリスト教とイスラム教が混ざっているような印象をうけることです。女性はマスリムのようにスカーフをしています。私もちょっと中を見せていただいたのですが、ちょうどお祈りの時間で、まるで念仏のようにみなさんがぶつぶつと何かを祈っていて、それぞれのその小さな声がそれぞれ反響し合って、一種異様な雰囲気をかもしだしており、おもわず鳥肌がたってしまいました。
街の中心地は観光用に中世のエストニアを完全再現してあって、かなり楽しめました。今唯一の後悔は、たくさんあったちょっとしたお土産屋さんの中の手作りのクラフトを売っているところにあったお人形を買わなかったこと。私の母が昔つくってくれたような、なつかしい感じの布製のお人形をたくさん売っているおばあさんがいて、お人形のぜんぶのお顔に特徴があって、なんともいえない微笑ましい雰囲気でした。おばあさんが丁寧にひとつひとつのお人形にほお紅を入れたり、髪の毛を整えたりしていて、意味も無くじーんとしてしまったのです。かわいいオレンジ色のカールの髪型をした一人を、私にも分けてもらえばよかった。次回の課題になりそうです。

ラ・ミュエット界隈

私がパリに出張の時はだいたいにおいてOECD(経済協力開発機構)での会議に参加するためなんですが、そのOECDはパリの中でも高級住宅が立ち並ぶおハイソなエリアにあります。北側はブローニュの森でメトロの最寄り駅は9番線のLa Muette。地下鉄の出口から階段を上がっていくと、なんとも素敵な町並みがぱーっと広がっていて、左手にはすぐに木立が美しいラヌラグ公園があるわ、おしゃれなビストロやサロン・ドゥ・テ、ブーランジェリーにパティスリーが並んでいていい感じです。
今日は会議の最終日で、12時半にすべての議題が終わったので、OECDでバイオセイフティの仕事をしているフランス人の友達のBとランチに行こうよ、ということになりました。まずは前回メキシコに行ったときに一緒に撮った写真を見せてもらってわいわい言って、せっかくだし外でランチしよう、と、そのラ・ミュエット駅のすぐ近くにあるLa Rotonde de la Muetteというビストロの外の席に座りました。イタリアとちょっと違うなといつも思うのが、フランスではお二人様で外の席に案内される場合、どんなに小さなテーブルであっても、ほとんどの場合向かい合わせに座ることがないということ。店の壁に背中を向けて2人並んで座ることになります。目の前の通りを通る人をウォッチングするような体勢になるわけですね。ちなみに友達のBはゲイの男性ですが、背も高いしかなり素敵な雰囲気をかもしだしているので一緒におしゃれランチをするのがかなり誇らしいと思ってしまいます。サービスもしたがってかなり良いサービスを受けられるんですよ。フランスは見た目勝負なんでしょうか。ですから、フランスに旅行されるみなさまは、多少歩きづらくても、周りから目をとめられるような素敵な靴を履いて、暑くてもスカーフをさらりと巻いて、帽子なんてかぶらずに、重くてもまるで空気しか入ってないようなふりをしてバッグを小脇にかかえて、サングラスはマストで、さっそうとして、今からオペラ鑑賞にでもいくのかというほどお洒落をして街歩きをされることをおすすめします。女性はスカートのほうが絶対サービスは良いです。あ、でもこういうアドバイスっていうのは善し悪しですね。ちょっとしたサービスを感じるかどうかというのは主観的な問題だし、お洒落をしていてもちゃんとサービスしてもらえないこともあるので、その辺は自分なりの優先順位で(歩きやすい靴の方がいいとか)決めるのがいいのでしょう。当たり前ですが。私はパリではおのぼりさんなので気合いを入れます。

Continue reading “ラ・ミュエット界隈”

夕方からオルセーへ。

今日の会議で私が関係する議題が終わったのが4時過ぎだったのと、木曜日はオルセー美術館が夜の9時半くらいまで開いているという情報をホテルで得たのとで、PERのC線に乗って会議の帰りに行ってきちゃいました。会議帰りだったのでスーツだったのとコンピュータを抱えたりしていたのとで、ちょっと暑い中大変でしたが、行って良かった。

私は最近気づいたんですが、かなりのレベルで「庭園好き」だということが分かってきて、旅行に出るとかなりの確率で庭園に行きたがるということに今更ながら気づいたんですが、もうひとつ好きだと気づいたものがあります。それはテラス。私、すごくテラス好き、屋上好きです。それでオルセーのテラスからはモンマルトルが一望できるという話をきいて、ものすごーく期待してはいったんですが…。

Continue reading “夕方からオルセーへ。”

パッシーをバゲットと歩く

さて、ジュネーブの会議を後にして、今はパリに来ています。今週は会議のはしごなのです。今回はパリの主要エリアではなく、OECDのあるパッシーというエリアに宿をとったのですが、会議初日で疲れたのでデリで何か買ってホテルの部屋でサッカーでも見ながら食べようとおもったんですね。それで帰り道のパン屋さんで写真のバゲットを切ってもらって、お野菜やチキンなどをはさんでもらってから、それを片手にRue de Passyを歩く気分の何と特別なこと!ある種の誇らしさまで感じてしまうので不思議です。「私、Rue de Passyをバゲット片手に歩いてる!」みたいな感じでしょうか。ってそんなことで興奮するなんて非常にくだらないんですけどね。すごい自分好きなナルシストみたいでちょっとイヤですね。でも私に表現力がないだけで、この気持ちをなんと伝えて良いか分からない。意味なくバゲットをぶんぶん振りながらホテルまで帰りました。
あと、ふと思いついて小さなファーマシーに寄って、小さなシャンプーとコンディショナーのセットを買いました。ホテルにもそれなりのものがついているのですが、どちらかというとアロマ系のもので、いまいちさっぱり感が感じられないものだったのでファーマシーだと何かかわいいものがあると思ったんですね。それで果たして信じられないほどカワイイ小さなフラワープリントのボトルのセットがあったのでした。本当にすっごくフレンチ(私のイメージの)。これですっきりして明日も会議行ってきます。