日曜日の今日はもうローマに帰って来ていますが、金曜日に会議がお昼で終わったのでパリで始まっているセールを冷やかしながら、今まで一度も行ったことのないモンマルトルまで行ってきました。なぜいままでモンマルトルを避けていたかというと、イメージとして「ザ・観光地」で「アメリカ人がすごく多い」という感覚だったから。アメリカ人は嫌いじゃないですけどパリではなんとなくパリジェンヌを見たいという勝手な日本人なのです。
で、行ってみたらやっぱりアメリカ人の観光客が大量に楽しく歩いていて、なぜ分かるかというとキャミソールではないタンクトップに短パンでヒールのないサンダルで闊歩している若い女性達(多分大学生になったばかりか、高校を卒業したばかりか)がYou know, right?とやっているからです。カフェにはいると反対側の椅子にサンダルのまま足を投げ出したりしていて、パリのおじさんたちに「お嬢さん達、足を降ろしなさい」と注意されたりしていて見ている方はちょっと面白いんですけどね。
モンマルトルの丘にフニコラーレ(ケーブルカー)で登って景色を楽しんで、モンサンクレールを見て、モンマルトルのカフェでランチをいただいて、セールでDuranceのハンドケアとスキンケア商品を半額で手に入れ、オフホワイトのビジュー付きのサマードレス(ワンピース)をひとつ買って、疲れたし、せっかくザ・観光地にいるということでこのCafe des 2 Moulinsに行って来たのでした。当然クレームブリュレを頼みましたよ。アメリカ人だけでなく日本人観光客もたっくさんいました。私もその一人。みんなアメリ大好きですね。
さて今日は朝から車をしっかりガレージに入れて、今夜のユーロ決勝戦対策をしました。勝っても負けても何をするか分からないイタリア人サッカーファン。路上駐車中の車は何をされるか分からないのです。さっきスペインに先制点を入れられて、近所がおかしいほど静まり返っています。ああ、また追加点を入れられました。静かすぎる。何事もなく終わりますように。
パリから。
出張でパリに来てます。朝早くから起きて、7時のフライトで飛んできたんですが、シャルルドゴールからパリ市内までのほうがよっぽど時間がかかって、ホテルに到着したのはもうお昼でした。それからちょっとだけ姉と姪とフェイスタイムをして、2時からの会議へ。会議は5時に終わったのでまたルノートルによってお惣菜を買って帰ってきました。写真のトマトの丸ごと冷製サラダにはアヴォカドやエビが入っていてウマウマでした。ごちそうさま。
ところで私の勤める機関では最近、プリファードホテルプログラム(PHP)というものが採用されて、出張の時は街ごとにもともと定められたホテルのリストから滞在先を選び、支払いは出張者を通さず直接行われることになったんですね。無駄が省けて、出張者への日当も少なくてすむ素晴らしいプログラムのように聞こえます。が、国連もやっぱり官的というかなんというか。今回PHPでホテルをとってもらおうとしたら、「出張届けが完了して航空券が発行されないと予約できません」と事務の人に言われました。それで焦って手続きをしてからやっとPHPプログラムの人に連絡すると、2日後くらいに「リストにあるホテルはすべて満室でした。大きな会議がパリで行われていると思われます。したがって自分で予約し、自分で支払ってください。日当は従来のホテル代金込みの日当になります。」というなんとも後味の悪すぎるメールが。じゃあ一体PHPとはなんだったのか。私のホテルを予約するタイミングを限界まで遅らせた挙句、あとはほったらかしにしただけという結果じゃないですか!
そこでいろいろなホテルに聞いてみても案の定全部満室。困り果てたところでこの3スターのホテルを友達のCに教えてもらって、予約できて一安心。でも思った以上に安かったのでどうなることやら、と怯えていたら、なかなか快適だったのでホッとしました。4泊快適に過ごせそうです。
というわけで忙しくも楽しく過ごしています。パリが曇天なのが残念なので滞在中1日でいいから晴れてくれないかなーと祈っています。
ソレントの海は
また週末がやってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は今夜は友達のルクセンブルグ人のCの家にお呼ばれです。Cの友達のAとその2ふたりの子供達と、共通の友達のイラン人Sと彼女の旦那様のLとその友達もうひとりと、私で総勢8名で夕食。Cの旦那様のGは現在長い出張中なのです。
ところで今日は、両親とバカンスに行ったソレントのホテルを紹介しようと思います。実はソレントに行ったこの日は、親子3人で、アマルフィ沿岸の街で徹底的に遊び疲れていたのでソレントでは泊まっただけだったんですね。でも到着してみるとこのホテル、すごくかわいらしくて私はかなり気に入りました。写真では左手のロールアップカーテンが降りているので分かりづらいかもしれませんが、角部屋の強烈に景色のいいお部屋でした。ヴェスヴィオ山がキレイに見えるお部屋に大興奮。しかも翌朝は朝もやでそのヴェスヴィオが全く見えない状況になっていてそれも魔法みたいで興奮です。まさにうつつにもゆめむ。
さらにキッチンもリビングルームも南イタリアらしいキッチュでファンキーなデザインになっていてかなり女の子ウケするのではないでしょうか。朝食がここで提供されていて、2人の奥様達がおいしいパンケーキを焼いてくれたり卵を調理してくれたりで、家庭的な雰囲気もあったりして良い感じです。
朝食をセッティングしてもらった外のテーブルで食事を始めた頃はまわりはまだ朝もやでぼんやりしていましたが、私たちの目が覚めるのと同時に、まわりもハッキリしてきてだんだん外が見渡せるようになってきたんですが、やっぱり南イタリアの海は青いですね。母ともお話していたんですが、この青さって独特です。やはり干潮でも満潮でもあの青さということは、かなり深いんでしょうか?それとも地中海性気候の独特な太陽の光のせいかしら?
その朝もやの海がこちらです。ソレントの海辺のホテルはだいたい断崖絶壁につくられているので、屋上に入り口があって、どんどん下に降りることでロビーに到着したり海の見えるお部屋に入れたりしますが、これは私たちのお部屋をさらに下に降りてプールのある階の近くまで行ったところにあるテラスです。ここで何時間でも過ごせるね、と両親と話してもう一泊計画すれば良かったと思ってしまうほど心地のいい場所でした。
サービスも全般的に良い感じで、広々としたリビングルームにはたくさんの本が置いてあったし、ゆっくりと休日を「なにもしないで」過ごすタイプの旅行に最適そうです。ソレントのチェントロは逆にいつも忙しい感じがするので、こうしてちょっと行っただけのところに静かなホテルがあることに感激しました。
さらに、写真で分かるように、ホテルの一番下の階から階段で下って行くところにはマリーナもあって、階段は250段ほどあるので楽ではなさそうですが、頑張って行けばすっごく美味しいシーフードイタリアンのレストランがあるそうです。お腹がいっぱいだった私たちに残念ながら行くことはありませんでしたが、今度ゆっくり行く事があれば絶対に行ってみたいですね。
ホテルの名前はMaison La Minervettaです。真夏のシーズン中は安くはないかもしれませんが、この景色でこの雰囲気でプールもスパもあって、駐車場も安心で、といろいろな意味でお得だと思いました。オフシーズンのお安い時期ならなおさらです。興味がある方は是非。私もまた来年くらいに計画して行きたいと思っています。ローマからソレント、意外に近くて3時間半くらいの楽しいドライブでした。
おもちゃ箱みたいな中世の街
週末いかがお過ごしでしょうか。私は土曜日は久しぶりにリトアニア人の友達Dと、ナポリ出身の友達Vと3人で午後1時頃集合して夜9時解散という楽しい午後をすごし、日曜日はゆったりしています。あれだけやらないようにしようと固く心に決めていたのに午後は4時間ほど仕事してしまいました。でも明日が憂鬱にならないために必要、と自分に言い聞かせています。
さて今日の写真はドイツのローテンブルクの街です。4月の最後の週に、フランクフルト空港に到着した両親と一緒に観光バスに乗って3時間半、ロマンチック街道を走って行ってきました。私は実は19歳のときに行ったことがある街なんですが、何も変わっていなくて感動です。壁に囲まれた旧市街は毎日がお祭りみたいでアメリカのオクトーバーフェストを思い出しました。お天気はいいし、泊まったホテルがすごく良かったし、お食事も何もかもすごく美味しかったし、父はドイツビールを飲めたし、全員美味しいソーセージを食べたし、本当に言うことなしでした。ところで上の写真、どこから撮ったと思いますか?
実はこの市庁舎の展望台からです。展望台に登るには2ユーロ、と言われたので、なんだ安い、登っちゃおうよ、と軽い気持ちで両親に声をかけて登ったんですが、いやぁ、途中で少なくとも8回は後悔しましたがなんとなく引き返せない状況で、人間の性質って面白いのと同時にちょっと怖いなーと思いました。本能のどこかで確実なる強烈な危険を感じていても、人間ってまわりの状況で「なんとなく」流されるものなんですね。あの根拠のない「まあ大丈夫でしょう」という気持ちはなんなんでしょうか。もしこれを読んでいる方でローテンブルクに行く予定のある方、市庁舎の展望台に登るかどうかの決断は真剣に行ってください。2ユーロの価値とかそういうものではなく、命をかける価値があるかどうか、といわれると、ちょっと語尾を濁したくなります。多分、登らなくて大丈夫です。一番上の写真の景色が見えるだけです。登り始めるなら、途中で怖くなったら引き返そう、と心に決めてからのほうがおすすめです。
というのも、この展望台、ものすごく適当に建ててあるんです。写真でわかるように、ほとんどの建物の正面にはちょっとしたハリボテの壁があるんですね。頂上から危険なく雪が落ちやすいようにギザギザになっています。そこに、「あっそうだ、ここに鐘をつけよう」と誰かがふと思ったとしか思えないような適当な鐘楼なのです。しかも同じ時に登れるのは20名のみ。上の展望台にはぎりぎり8名まで、というところでしょうか。私たちがいったときはイタリアはミラノから来た観光客の家族がすでに登っていてキャーキャー怖がっていました。
もともとが適当なつくりなので、登るときの階段のつくりも、これ以上適当につくれないというような適当な階段です。階段で人とすれ違うことはできないのでところどころにつくってある「たまり場」で上から降りてくる人を待つ必要があります。階段はそれぞれはしごのように急で、全部で多分20セットくらいあったと思うんですが、それぞれが見事なほどに方向が違い、材質も違い、手すりもあったりなかったり。はしごの裏はちゃんと裏打ちされているのもあればないものも。極めつけは一番最後のはしごで、一番分かりやすいたとえは、マンホールの下から登る感覚、といえばいいんじゃないでしょうか。鐘楼の展望台にでるには穴から垂直に顔を出すのです。懸垂です。
今思えば67歳の両親が(年齢バラしてごめんね)、よくもまああの懸垂をやってのけたなぁと思って反省しきりです。そして行きはよいよいとはよく言ったもので、3人でいざ降りるときに「この穴にジャンプするわけにもいかず、どうやっておりるのだろう」としばし物思いにふけったほどです。結局は一番若いはずの私が一番最初に降りて荷物を上から落としてもらって、いざとなったら受け止める係になることで事なきを得ました。
この写真は翌日に、旧市街の壁にあるレーダー門の上から、あの展望台がどれだけ高かったのかを見たものですが、3人でこれを見て絶句しました。こんな高さだったのに、20セットほどあったあの階段(というよりはしご)のどこかで「引き返そう」という気持ちに3人のうち誰もなれなかったのは何だったんでしょうか。ここまできたんだから、という意地でしょうか?そして20人制限しているくせに、最後のマンホールはしごのところにいた料金所(?)のおじさんがどうみてもビールの飲み過ぎで150〜250キロくらいありそうだったので、もっと痩せている人に任せればあと3〜5人くらいいけるようになるんじゃないか、と母と真剣に相談しました。いつか事故になって悲しい気持ちになることがないように、ローテンブルクの市長さん、あの鐘楼の安全対策是非何か行ってくださいな。
それにしても4月だというのに異常に暑くて私たちドイツで思いもかけず日焼けしました。寒いイメージがあったので私たちが行ったこのとき、すごく快適に過ごせて本当に良かった。イタリア人にとってドイツはなかなか「バカンス」の地にはなり得ないんですが、最近ベルリンなんかも面白くなって来ているし、ドイツデザインのお洋服なんかもラテン系のものとは全然違うので私は好きです。今度はフランケンワインをしっかり楽しみに行きたいな。
オーダーメイドサンダル
これからちょこちょこ両親とのバカンスやAさんも参加してのバカンスについて書いていけたらいいなと思っています。順序はめちゃめちゃになってしまいますがひとまず思い出せるものから書いていきますね。写真は南イタリアのポジターノの街で行ったサンダル屋さんなんですが、それがすっごく楽しかったのです。ポジターノといえば麻のリゾート着か皮のサンダルか、といわれているのでぜひともどちらもゲットしたかった私としては、このサンダル屋さんを見つけてすぐ、はりきって突進していきました。お店の奥さんに「どうぞどうぞ、中へ入ってみて」と勧められるままに中に入って壁にかかっている膨大な数のサンダルをしばらく見つめて呆然。選べません。
そしたら奥さんがそばにやってきて「まずは形と高さを選んでね」というので私は3センチから5センチくらいの高さがいいんだけど、と言ってみたところ、とりあえずそういう高さのサンダルを持って来てくれました。白と黒のストラップがついていたので、横で母が「えーそのデザインは」というのを制して、「とりあえず形と高さだけだから」というのですがなかなか母に伝わりません。そしてデザインについてごちゃごちゃ言っている母を横に、とりあえず私の足を入れてみると、店の奥さんが、足を入れた時点で3−5センチくらいだから大丈夫よ、といってくれて同じ素材のサンダルのベースで、私のサイズ(37)を奥から持ってきました。今度のものにはストラップはついていなかったので、母が混乱しているのが横から分かります。「どうやら今からデザインを選ぶシステムみたいよ」と伝えるとなんとなく納得した風でした。
私は新しいサンダルはビーチ用にしたかったし、自分のブルーかピンクのビキニに合わせたかったので両方の色を見ていたんですが、いろいろ悩んだ末、結局ターコイズブルーストラップにターコイズビジューがぎっしりついたタイプにすることにしました。2本の幅広のストラップにしてビーチでの脱ぎ履きの良さを重視。そうこうしているうちに奥にどっしりと座っていたご主人が私の足の大きさを遠目で見て、自分の奥さんに、選んで来た私のサンダルのサイズが私の足より大きいと文句を付けました。そこで奥さん、すごすごと奥に行って0.5サイズ小さめの物を持って来たので私の足を乗せてみたところ、たしかにこっちのほうがピッタリ。さすがご主人。経験が物を言う。
それからはこの息子さんの登場です。選んだビジューストラップを私の足のつま先と甲に2本あてて、サイズをはかってから軽い仮止めのために釘を打ち始めました。10分くらい待って(その間は母のサンダルのデザインを選んでました)から試し履き。つま先は良かったみたいですが甲のところが少し緩かったので、後でストレッチすることも考えるときつめにしておいた方がいいよ、といわれて仮止めを外してもう一回内側で釘打ち。また試し履きしたところぴったりだったので本格的に最終釘打ちしてもらっているのがこの写真なのです。
デザインは本当にいろいろあって、母はかかとにまわるストラップをつけてもらっていました。細身のストラップもあるし、サヴォのようなヒールもあります。3色のストラップを交差させるおしゃれデザインもあるし、すごく幅広のストラップにアクセサリーをつけるタイプも。男性用ももちろんあっていろいろ組み合わせているうちに、本当に世界に一つの私だけにぴったりのオーダーメイドになるのですごく嬉しいです。
お店には絶え間なくお客さんも来ていて、私たちがお店にいる間に来たアジア人の家族が、英語はしゃべれるのですがイタリア語が全く無理みたいで、このサンダル作りのシステムが理解できずに苦労していたらしく、英語は苦手なお店の奥さんが「あなたちょっと助けてー通訳してー」というので、おお我が同志の日本人の一家の方なのね、とおもって思いっきり日本語で話しかけたら香港の方でした。私北京語ならなんとかカタコトでいけるんですが、広東語はてんでダメなのでお店の奥さんに香港の方でしたから無理だわと伝えていたら香港の一家は笑いながら「今度イタリア語勉強してから来ます」と英語で私に言って去っていきました。私も中国語頑張ろう。北京語しか頑張れませんが。
ところでお店には浅草土産の下駄貯金箱が飾ってあって、お店のお嬢さんが「ねえこれなんて書いてあるの?」と聞いて来たので「浅草って書いてあるよ」と答えたら「なんて意味?」と聞かれてしまいました。「えーっと地名だけど、」と言いかけたら横で母が「お寺よ」というので「ああそう、お寺の名前でもあるよ」といったら何故かすごく盛り上がってました。なんだったんだろう。でもきっと日本人にもらったか、日本に旅行に行った人にもらったかで、ずっとなんて書いてあるのか気になっていたんだろうと思うので助けてあげられて良かったです。
サンダルの価格は30ユーロから80ユーロくらいみたいです。私のは55ユーロでした。母のは60ユーロ。かなりお得ですよね。今日もずっと履いていたんですが、すごく快適で歩きやすいのですごく気に入っています。完成には10〜20分しかかからないので、忙しい観光の合間でもいい感じです。ポジターノ、またお買い物に行きたいな。
