日本で10日間の夏休み中です。とはいえ、今年は私は大量の夏休みをいただいていて、まずはスコットランドのエディンバーグで5日(と週末)、日本で4日(と2週末とフェラゴストの休みを混ぜるとトータルで10日間)、あと8月の最終週にフィレンツェで5日間、9月の半ばに5日、と休みまくりです。今回の日本では、バケーションで遊びにきてくれた友人のイタリア人とアルゼンチン人のカップルのおもてなしに2日間つかったんですがその一環で築地に行ってきました。こんなこともなければ早朝の築地になんて滅多にいかないと思うんですが、すごく楽しかった。まず、私は外国人観光客を甘くみていて、5時に受付開始というまぐろの競り卸売りの無料ツアーは4時に行けばまあ大丈夫だろう、と思っていて、もしかしたら4時半でも大丈夫と思っていたんですが、同行してくれたAさんが、「いやぁ週明けだし、お盆の週だし、3時半でしょ」と言うんですね。3時半って朝じゃなくて夜じゃん、と思ってみんなで話し合った結果、間をとって3時45分ということになりました。それでも「早すぎだよー」と私は個人的に考えていたんですが、最終的には遅過ぎるよりはいいでしょうということになりました。
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スコットランドはエディンバーグに来ています。どうして日本語ではエジンバラって言うんでしょうね。どこの言葉になって伝来したのでしょうか。最高気温は高くても20度前後、最低気温は10度近くになるこの季節はどうやらこの地方では真夏のようです。連日のように雨が降るのも仕方のないことのようですが、昨日と一昨日はさわやかに晴れてくれました。一時的なシャワーは時々あります。写真は初日に撮ったホテルの窓からシリーズです。外観は歴史的な建物ですが、中はかなりモダンな作りになっていてコンテンポラリーとすら言えそうな内装です。部屋も広く朝食もイギリスらしくしっかりめの朝食がたっぷり出てきます。
今回は日本から夫のAさんが国際会議で発表をすることになって、せっかくヨーロッパに来るというので、私も休暇をとって合流することにしたのでした。とはいえ、毎日朝の8時過ぎには会議会場へ行ってしまうAさんに取り残されてしまう私。月曜日は近くのフィルムハウスに行って映画を見て(ソフィアコッポラの「ブリングリング」観ました)、火曜日は朝から公園を散歩して湖でくつろいだ後、シェラトンに入っているワンスパで全身&フェイシャルのトリートメントを受けて(ESPAブランドでした)、夜には会議のレセプション会場となっているエディンバーグ城でグラス片手にいろいろと見てまわりました。エディンバーグ三種の神器もしっかり見ましたよ。水曜日の昨日は中心地にある作家博物館でエディンバーグ出身の作家やイギリスを代表する作家の生い立ちや遺品などを興味深く見て過ごしました。午後に時間ができたAさんと合流してカールトンヒルというエディンバーグ全体を見下ろすことができる丘に登ったりもできました。とっても感動。今日はちょっとショッピングをしたあと、ミシュラン星つきのレストランのランチの予約を入れたので楽しんでくるつもりです。そのあとはまたAさんは会議に戻るので博物館にでも行こうかな、と思っているところ。
はじめてのスコットランドは思った以上に中世っぽさが全面に出ていてちょっと戸惑います。イタリアの田舎町、とくにトスカーナの田舎町も中世そのものといった気配があるのですが、気温がまったく違うせいか、明るいイタリアの中世の雰囲気と比べて、スコットランドのその雰囲気はどちらかというと「裏」といった感じで、なんとも説明しがたいのですが、同じ中世でも陰謀や暗殺、魔女裁判や権力争いのような暗いイメージのほうが先行してしまうのです。ごめんなさいスコットランド。スティーブンソンの子供文学にしても、原文はあまり子供に読ませたくないようなドロドロした部分が多いし、街並みだって夜には今にもお化けが出そうです。ここでゴーストツアーのようなものが観光の目玉になっているのもよくわかります。
今回はエディンバーグに行くことが分かってからすぐ、ここを舞台にしたアランナ・ナイトの推理小説を読んだのですが、それもきっとこの印象に影響を与えていると思います。いきなり崖から突き落とされる主人公の警部補。最後に待つ、強烈に衝撃的なドンデン返し。この作家はこのあと誰かに命を狙われたりしないのか、とハラハラする最後でした。実は意外に近年であることに驚かされるUKの歴史なのです。
さてあと数日、この歴史的な街を楽しんでローマに帰る予定です。ローマに帰ったらもう少し写真などもフリッカーに載せようと思っていますので私の家族のみなさんお楽しみにね。ポストカードも数枚送りました。無事に届きますように。
今更ですが、スカイツリー。
この記事を今こうして書くと、私はまだまるで東京にいるみたいですが、実はローマに帰って来てからもう3週間が経過しています。8月に私のごく近いイタリア人の友達カップル(彼氏はアルゼンチン人ですが)が日本に遊びに来てくれることになっていて、スカイツリーに行きたい、と言ってくれたのでチケットなどを手配したものの、私自身が行ったことがないと案内すらできないなと思って5月の晴れた日に行ってきたのでした。近くで見るスカイツリー、キレイです。
Continue reading “今更ですが、スカイツリー。”ヨーロッパ高級店(?)でのショッピングの仕方(日本との違い)
まだしつこく日本に滞在している私ですが、毎日家に籠って仕事をしているので日本を満喫していない気分がします。週末は夫と一緒になんとか外出して買い物に出かけたり美味しいものを食べに出かけたりとしているものの、やはり夫は男なので(あたりまえ)先日友達のMちゃんとショッピングしてすっっごく楽しかったです。やはり洋服やアクセサリーのショッピングは女性同士のほうが、男性に気をつかわなくていいのでいいですね。夫も私の買い物につきあうのはほどほどにしたいだろうし。
これは毎日、日本にいてもイタリアにいても実感することではあるんですが、9年の米国滞在と7年のヨーロッパ滞在で、日本ではすっかり勘違いのナイズ野郎になってしまった私。日本の良いところと自分が住んでいる国の良いところ、逆にそれぞれの悪いところなどがじわじわと見えて来たこともあってすっかり異文化を背負う身になってしまったことを再確認です。もうすっかり変な人です。でもどうしろというのでしょうか。今更日本どっぷりになれない。100%イタリアに感化されることもできない。なにもかも中途半端な私。それなのに自我がしっかり出てしまうのでやたらと嫌な感じの自分がいます。
で、何がいいたいかというと、Mちゃんのショッピング中にまわりを見渡してみてつくづく、文化が違うとショッピングのしかたが違うなーと思いました。すごくくだらなくて済みません。アメリカでは超ド田舎に住んでいた事もあり、そこがカレッジタウンだったこともあって、いわゆる「ショッピング」というものはあまり日常行わず、必要な物を買う、という状態でウォルマートでレブロンの化粧品(やたら安い)を買い込んだり、ライトエイドでヘアセーラムの良いものを見つけたり、コスコ(日本ではコストコっていいますけど、アメリカでは誰がどう聞いても最初の音はカに近い、コォスコーですよね)で美味しいチーズケーキ(だいたい冷凍のホールケーキが12個パックとか!)を探して買って来たり、というような感じの「ショッピング」でしたし、ちょっとシアトルなんかの中都市に行っても行くのはモール。ユニバーシティーモールとかパシフィックプレイスとかベルビュースクエアとか。どのモールも同じような雰囲気なのでどこがどこだったかすら記憶が曖昧です。モールにはいっているのはギャップとかバナナリパブリックなどのいわゆるアメリカンなお店だったし、大量生産、自由に試着、お買い上げ、とベルトコンベア式の買い物だったと思います。
日本でも、まあそこそこ合理的に近いものがありますよね。違うのはヨーロピアンのブランド店が非常に多いこと。しかもイタリアブランド多いですよね。イタリアンデザイナーめ、自国の経済が悪いからといって日本で荒稼ぎしようとしていると思われます。
で、イタリアンブランドのお店に入るとふと自分の住んでいるローマのお店な感じがしてしまって、無意識に同じような感じで買い物をしようとしてしまって、違いに気づいてびっくりする、ということが良くあるんです。
まずマナーとして、イタリアでは基本的にやたらと商品には触らない。これは驚くべき事にスーパーマーケットでもほぼ同じです。ブルガリとかグッチとかかなりの高級品でも、ディスプレイされているものにスっと手を出してファスナーをがっとあけて中を見たり、飾ってあるスカーフをしゃーっと外したり、日本のお店ではそんなお客さんに度肝を抜かれます。そして、あ、ここは日本。大丈夫大丈夫、と自分に言い聞かせます。でももしそんな人が知らずにヨーロッパ旅行したら、と思うとちょっとだけヒーっとなるので、ここに書いておきますが、商品に触るまえに店員さんに「見せてね」とか「触ってみてもいい?」か、あるいは「中はどうなってるの?」などと聞きましょうね。言葉に不安があれば、手で指し示してにっこりすれば分かってもらえます。高級店だったら英語がだいたい通じます。勝手にばんばん触ったりしていたら、イタリア人は分かりやすいので、あからさまにいやな顔をして、間違いなく心の中でチっと舌打ちしながら、「日本人・中国人・韓国人対応店員」などを引っ張ってきて、あとは無視してくると思います。素材が気になってすーっと触るひともいますが、多分あれも微妙に嫌われます。
それはどうしてか、というと、これは私の推測にすぎないのですが、ヨーロッパの買い物文化は、「人」対「人」だからだと思います。まず店に入るまえから、「人」重視です。店の外から見て、ドアをドアマン(ポルティエーレ)に開けてもらえそうなときはにっこり笑顔でアイコンタクトしてドアをあけてもらいましょう。バーンとあけてはいるとポルティエーレに激突したりするので注意が必要なのです。ローマの高級店ではポルティエーレはだいたい礼儀正しく挨拶してくれて、ひとりの店員さんとアイコンタクトをすることが多いです。そのアイコンタクトをした人を自然に見ることになるんですが、その人に「ボンジョルノ」あるいは「サルヴェ」(私はだいたいこっちをつかいます、というのもボンジョルノの時間が限られているし、ボナセーラになる時間も限られていて、私がショッピングするのはだいたいその中間の時間が多いからです)と挨拶をします。するとその人はだいたいスルスルっと笑顔で近づいて来て、「自由に見てね、質問があったらいつでもいってね」などと言ってくれて、一定の距離を持って私をフォローしてくれることになります。ゆっくり商品を見て回って、これきになるな、と思ったら立ち止まって数秒眺めて、さっきの店員さんを振り返ります。すると間違いなく近づいてきて「それ素敵でしょう」などと言ってきてくれたり、「色違いもありますよ」と言ってくれたり、洋服だったら「着てみる?」と聞いて来てくれたりするのです。日本だとこういう接客って「わずらわしい」と思われたりしがちですよね?それは文化(すくなくとも現代の文化)が違うとしか思えません。私のイタリア人の友達は、店員が怠けてアテンドしてくれないことがあると、「なんて無礼なお店なの」とプンプンです。
そこで、「中を見てみてもいい?」「触ってみてもいい?」と」聞くとだいたい、「こちらにどうぞ」とゆったりとしたソファのあるエリアや、カウンターエリアに案内されます。そこでゆったりと商品を選べるということです。私の経験だと、ローマでは、お店がすいているときはだいたいこういうときに「コーヒーでもいる?」とオファーしてくれたり、バブリーなウェルカムドリンクをくれたりします。そこでお店の人に希望をつたえながらいろいろと持って来てもらって、お店にはディスプレイされていない商品なんかも持って来てくれたりして、かなり個人的なショッピングができるということになります。ブランド店だと、ブルガリ、フェラガモ、グッチ、マックスマーラなどでこういうことが起こりましたが、ふつうのセレクトショップの広いところでも一度だけミントティーのサービスがあったので、きっとこういう文化なのでしょう。
というわけで、日本では当たり前で全く煩わしくないセルフサービスショッピング、商品を盗む人がめったにいないという安全な国である証拠でもあるので素晴らしいですが、ヨーロッパでのお買い物では「品がない」と勘違いされる可能性もありますのでお気をつけ下さいね。あと、観光のついでに入ることもあるかもしれませんが、歩きやすい運動靴などだとやっぱり対応は塩対応になると思います。もちろん、H&MやZara、Sephoraなんかだとセルフサービスだし服装をそこまで見られることもないとは思いますけど。でも店員さんはかなり「見張って」ます。うっかり疑われるような行動(バッグをごそごそしたり)は控えめに。
私だったら、ヨーロッパ観光は「舞台」だと思って思い切りおしゃれして、素敵なヒールの高い靴で、歩き疲れても歩き疲れてるのはおくびにも見せずにやせ我慢するかな。それか観光の日とショッピングの日を分けるとか。ローマで見かける日本人の観光客のみなさんはかわいらしくてファッションもイタリアの女性を見慣れた目からみるととても独創的でカラフルで素敵なんですが、大人な女が要求されるところではそこそこ厳しいかも、と思ってしまうのが正直なところです。とかいって私は何様なんだとおもわれちゃいますね。ノーメイクにワンピースに素足で仕事に行くような人が書くような内容ではありませんでした。ごめんなさい。でもちょっとだけ知って欲しかっただけです。
オランダはWageningenより。
オランダに来ています。オランダのほとんどの人が英語を普通にはなせるので、オランダに行くときは特に言語の面では気合いはいらないな、と一瞬思ってしまうんですが、落とし穴があります。それは地名。前回オランダに会議に来たときもそういえばその地名を発音できないと書いていますね。でも今回は、何となく、言えない事もなくもない、ということで頑張ってみますが、多分、ヴァーヘニンゲン(Wageningen)。「ヘ」は喉からでる音的な感じです。今日は時間に余裕のあるフライトをとってもらったため、アムステルダムのSchiphol(オランダ語読みだとスヒップホルらしい)空港から電車で1時間かけてやってきました。電車が合っているかどうかわからなかったので、周囲の人に確認するために、「ねえ、この電車Wageningenに行く?」と英語で聞いてみると「どこって?」と完璧な英語で答えてもらえます。トホホ。がんばって「ヴァーヘニンゲン」とやや語尾上げで言ってみても「?」となって、しばらくしてから「ああ、Wageningenね!」と私の耳には同じ発音で言い直されちゃいました。むつかしすぎる。でもオランダ人の友達によると、単語にJが入っていないだけマシだそうです。ところで写真は私のホテルの部屋の窓からの風景。多分、Wageningen大学のキャンパスだと思われます。超オランダチック。
今夜は夕方に私が明日から参加する会議のオーガナイザーの方々がお迎えにきてくださるので、一緒に夕食を食べてソーシャライズしてこようと思います。今回は2日続けての会議で土曜日の夜にローマに戻る予定です。

