前の更新からすっかり時間が経ってしまいましたが、この間2回、日本に帰っていました。1回目は10月で写真の戻り鰹を堪能。写真のタレのお皿と塩のお皿と両方味わいましたが両方とも最高でした。鰹ラブ。
そして帰国の2回目は11月で、こちらは仕事で帰ったので、そこまで本気では遊べませんでしたがなかなか充実した帰国でした。これは前々から決まっていた出張だったにもかかわらず、なぜか夫婦ふたりとも旅行前になってやっと気付いたんですが、主人のAさんも同時期にフランスに出張という、夫婦でヨーロッパと日本との、大それた行き違い出張ということになってしまっていてふたりでびっくりしました。私が日本に到着してから3日間だけは主人が日本にいたものの、私は到着翌日からフルで仕事ということでそんなに夫に会えず、ぎりぎり一緒に朝食をとったり、仕事からダッシュで帰って遅い夕食を一緒にしたり、というような日程になってしまいました。でもそれはそれなりに楽しかったんですけどね。Aさんがフランスに行ってしまってからは仕事に集中できたので、実はよかったのかもしれません。で、この機会に、とばかりに、お友達で東京在住のMちゃんと毎日のようにランチしたりディナーしたりして楽しかった。私が東京のことを何もしらないのでMちゃんに完全にお任せして言われるままにレストランに向かう日々だったのですが、それがどれもこれも美味しくて素敵で便利なところばかりで感激しました。レストラン探したり予約したりって実はものすごく大変なのはよくわかっているので、そんな大変なことを完全にお任せしてしまって申し訳ないという気持ちでいっぱいだったにもかかわらず、Mちゃんセレクションがあまりにも最高だったのでキャーキャーと喜ぶばかりでちゃんとお礼を言えていたかよくわかりません。ここで失礼して、Mちゃんどうもありがとう!
その中でも、出張先だった霞ヶ関の近辺で、最近再開発が盛んな虎ノ門の、虎ノ門ヒルズに9月くらいにオープンしたという、ピルエットさん(ビストロ+カフェ+エピスリーだそうです)が最高だったのでメモ代わりにご紹介です。イタリアに住んでいると外食の感覚が麻痺してしまうのか、この雰囲気(ビストロなのにほぼファインレストラン的な雰囲気、テーブルクロスはありませんが)、最高のサービス(日本はどこでも最高ですよね)、お食事の質、味、などなどをイタリアのそれもローマで体験しようとすると、ディナーで私のように食前酒、ワイン2杯(あるいは1杯にデザートワイン1杯など)メイン、デザートにコーヒーという組み合わせにすると普通に150ユーロから200ユーロくらい(2万円から2万5千円)はするんですよね。それなのにもともとのコースが5、6千円って!と思ってお会計のときにぎょっとして思わず「やすい!」とつぶやいてしまって、いや価格として安いんじゃなくて得るものに対して、という意味だったんですがMちゃんに「みみちゃん(Mちゃんは私をこう呼びます)、小声で!」と注意されました。いや普通に5、6千円は私にとって大金ですが、単にイタリア価格との比較という意味だったんです。失礼いたしました。
食材もすごく厳選してあるし、シェフのみなさんもオススメのお料理をとても丁寧に教えてくださって本当に素敵なところでした。おいしそうなイチジクをスっと切ってらしたのを、本当に穴があいてしまうんじゃないかというほど見つめていたら、渋抜きした上品な甘さの柿と一緒にサービスしてくださって大感激でした。平日だったので、私たち2人でうっかり調子に乗って長居してしまったんですが、それでも嫌な顔ひとつせず最後の塩キャラメルのミルフィーユとエスプレッソまでしっかりと完食した私にもみなさんにっこりしてくださって、本当に素敵でした。いやぁもう、虎ノ門ってあんまり夜行くエリアではないですけど、絶対、必ず、また行こうと思います。
ヨークより
イギリスはヨークに来ています。一番近い空港はLeeds空港で、Yorkまではそこそこ距離があります。みんなはどうやってヨークまで行くのかなと思って秘書さんに聞いてみると、空港からバスで電車のリーズの駅へ行って、そこから電車でヨークの駅までいって、そこからはタクシーでホテルまで、という感じじゃない?というので大丈夫かしらとかすかに不安に思いながら旅立ったのですが、いざ空港に着いて入国審査などをしていたら(イギリスはシェンゲン加盟国ではないのです)、ふたりの知った顔に出会いました。会議の主催者のひとり、Fと彼の機関の顧問弁護士のGです。どうやってヨークまで行くの?ときいたら車をチャーターするというので、えーお邪魔してもいいですか?とちゃっかり乗り込みました。結局一人22ポンドだったので、電車は17ポンドと聞いていたことを考えたり、いろいろ待ったりする時間や、ドアトゥードアの便利さなどを考えたりすると、結局ベストな行き方でした。持つべき物はやっぱりお友達ですね。
ヨークの街並みですが、写真のように古き良きイングランドそのもので、すごく好きになりました。写真はお城の近くです。左側に見えているのはレストランで到着した日の夜に仕事仲間のみんなで行ってお食事しました。古き良きと書きましたが、その旧市街にもちゃんとモダンなショッピング街もあって、もしもう少し長く滞在できたらもっともっと楽しめたのになと思いました。ものすごくガラガラに空いているビルズもかわいらしくあったりして、数人がせっせとパンケーキを食べているのどかな状況をみて、なんとなく羨ましくなったりしました。
ヨーク出身の親友がいるというアイルランド人の同僚が、ヨークにいったら絶対行かなきゃだめよといっていたチョコレート屋さんというか、ココアハウスというチョコレート専門レストラン・カフェがあったので、お腹はすいていなかったのですがトリュフチョコを買おうと思って入りました。とっても親切でかわいらしいショコラティエの女の子が出て来て、美味しいのはこれよ、といろいろ教えてくれたので珍しいものをいろいろ買いました。スミレ味(バイオレット)のチョコというのがあったので、スミレ味って?と聞いたら、一つ食べてみたら?とあっけなく商品のひとつをサンプルさせてくれて大感激です。スミレ味のチョコすごく美味しかったです。幸せ。
仕事でもなければ滅多に来る事もないであろうヨークの滞在も今日でおしまいです。あと1時間もしないうちに空港に向けて出発しなければなりません。また来れたらいいなぁと後ろ髪引かれまくりですが、週末のうちにローマにしっかり帰ろうと思います。
世界3大がっかりにリーチ
もうすっかりローマに帰って来ていつも通りの生活に戻っている私ですが、気持ちは主人と両親と旅行の思い出にひたっています。写真で分かるようにコペンハーゲンでは例に漏れずちゃんとザリトルマーメイド見てきました。でもお分かりのように、ちゃんとその場所までバスでせっせと行って見てきました。前日にちゃんとボートから背中を見たにもかかわらず、です。ボートからだと背中しか見えないというのが、なんとなく顔を見たいと思わせる憎い演出な気もしてきますよね。
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またモントリオールに来ています。写真はオールドモントリオール界隈にあるノートルダム大聖堂の中です。昨日の午後30分ほど時間があったので急ぎ足で行ってきました。ここの外の見た目は、かなり斜めからのショットですがこういう感じ。イタリアだと教会(の中の礼拝堂や聖堂)に入るのにお金がいるところは滅多にないんですが、ここは入るだけで5ドル(カナダドル)です。中が色とりどりなのも結構珍しいんじゃないでしょうか。青いバックグラウンドにかなり圧倒されます。入り口側にあるパイプオルガンの姿もわりと驚きの大きさです(この写真)。ウォーキングツアーをしていたガイドさんの話を漏れ聞いたところによると7000本以上あるという話をしていたので、パイプオルガンのパイプのことかなと思われます。
それにしても勉強しているつもりはなくても、そうなりたいわけでもなりたくないわけでもなくても、イタリアのローマに住んでいるだけで、こうしてふと入った教会や聖堂で、その有名さ無名さ、大きさ小ささに関係なく、あ、これはローマンカソリックだな、と分かるようになってしまったなーと思って、やっぱり建築や芸術が蓄積する結果になる宗教というものはすごい影響を持っているなとつくづく思います。だからなんなんだと言われるとその通りなんですが、仏教でもやっぱり日常に近いところにあると、そういうのって自然に分かるようになるものなんでしょうね。なんとなくいろいろな宗教に興味を持つようになってしまいます。
さて今日は会議の最終日です。私の出番は19日に終わってしまったので気楽な感じですが、ちょっとした重要事項もあるので気合いをいれていこうと思います。明日はちょっと時間がありそうなので美術館なんかに行けたらいいなと思います。
ヘルシンキから帰ってきました
8月の2日に主人のAさんがヨーロッパに来てくれたので、それからシチリアはランペドゥーザ島にバカンスに行ったり、5日に私の熊本の両親を迎えてからは、みんなで涼しいデンマークはコペンハーゲンに行ったり、また帰って来てはローマの暑い夏も同じように満喫したり、ティヴォリの美味しいレストランにドライブに行ったりしたあと、フィンランドはヘルシンキで完全避暑をしてきました。途中ジェットボートに乗ってエストニアの首都、タリンにも遊びに行ったりして盛りだくさんでした。写真はヘルシンキのど真ん中にあるエスプラナーディ公園にあるレストラン、カペッリ。観光地っぽいレストランではあるんですが、なかなかシンプルなサラダやスープがあって、美味しかったです。雰囲気も良く、陽が長い北欧の夏の夜遅くまで公園の雰囲気を楽しみながらお食事できていいところでした。
ローマに先ほど到着して、今せっせとお洗濯をしているところですが、私は実は明日からまた出張です。スーツケースから楽しい思い出の品やお土産をひとつひとつ出したところですが、早速片付けて今度は出張用のパッキングをしなければいけません。お洗濯も終わらせてからベッドに入らないと。今頃は両親もAさんも空の上の人々です。ゆっくり眠れていますように。