いつも美しい暁の寺

今夜は会議が終わってから、会議のオーガナイザーのみなさんが、私たちをディナークルーズに連れて行ってくれるというのでお言葉に甘えて行ってきちゃいました。大きなクルーズ船での久しぶりのチャオプラヤー川を2時間。美味しい数々のお食事付きです。
11月のタイは暑くもなく寒くもなく、こうしてクルーズしていると、その気候の良さにうっとりします。みんなでわいわい楽しむタイ料理も美味しいし、辛ーいソムタムも、目の前で作ってもらって食べたし、なんといっても川沿いにあるお寺の数々がすごく懐かしく、美しく、かなり感傷的な気分になりました。写真はワット・アルン。前回このお寺のことをここに書いたときに最後に「今度はチャオプラヤー越しに写真をとります」と書いていますが、こうして4年後に実行しましたよ!
あの頃はタイに住んでいたんだなぁと思うとなんともいえない気持ちになります。精神的には何も変わっていない、何も成長すらしていない私ですが、私をとりまく環境はかなり変わりました。タイの人としゃべっていると少しだけですがタイ語も戻ってきて(といっても実際に戻ってきた単語は食べ物に関するものだけ)楽しい気分になりながらも、前回いっぱいいっぱいになりながら全力でここで生活していた私と、こうして初めて会う人々とどちらかというとゆったりとソーシャライズしている私。不思議な感覚です。
それにしてもタイって本当に良いところです。またゆっくり休暇で遊びに来たい。

ジャグジーから見える亜熱帯ガーデン

快適なタイ航空の旅を終えてバンコクにやってきました。最後にこの街に来たのはもう2年も前。昔研究をしていたカセサート大学のすぐ近くのこの大きなホテルにチェックインすると、マスターバスルームがシャワーとジャグジーに分かれていて、ジャグジーからはお庭が見えるというかなり癒される設定で、自分でもびっくりするくらいほっとしました。というわけで、いつもは窓から見える景色を載せるんですが、今回はちょっと変形でバスルームから微妙に見える窓の外を。
時期的にはロイクラトンが終わったころでしょうか、わりと落ち着いた町の様子でした。ホテルがバンコクの中心部からかなり北の方にあるからという単純な理由かもしれません。気候も暑くもなく寒くもなくという完璧な気候。湿度は相変わらず高いんですけれどね。
さて会議は明日からということでさっきまで私のレクチャーの最終稿を調整していました。今回はClimate Changeつまり気候変動が及ぼす食品安全のリスクについてお話します。全体像(マクロ)をつかむのは難しいトピックですが、マイクロで見てみると「気候変動が」というよりは「気温の恒常的な上昇が」ある特定の食品安全トピックに及ぼす影響は確実なものがあるのです。それにFAOはどのように対応していくのか、どんなストラテジーがあるのか、といったところです。これは個人的にも、現在かなり深く関わっているプロジェクト的にもとても重要なトピックであるため気合いが入ります。
夜はバンコクに住んでいた頃の友人や共同研究をしていた教授達と会ってお食事してきます。時差ボケが結構響いているような気がしないでもないですが、今日中になんとか克服してしまおうと思っています。

バンコクからマレーシアへ。

楽しかった3日間もあっという間に終わってしまって、私はさっきAさんと空港のチェックインのところで別れ、私もチェックインとパスポートコントロールを済ませて一人でラウンジに降りて来たところです。Aさんは今頃飛行機の中でしょう。私たち夫婦はいつもこうしてどこかで会って、別れて、しばらくそれぞれ頑張って、また会って、別れて、を繰り返しているのですがやっぱりバイバイ、とするときはちょっとだけチクチクします。また数週間したらすぐ会えるんですけどね。
ところで私今回ブータンで山登りから降りてきて、やっと平らな何もないところになってほっとしたところで、何故か何もないのにツルリとコケてしりもちをついてしまったのですが、そのとき握りしめていたカメラをすごい勢いで壊しました。ガーン。大ショックです。でも液晶が壊れただけで、写真はちゃんととれるので負けずに撮り続けましたけどね。どんな風に撮れてるかわからないまま写真を撮るというのもなかなかおもしろいですよね。ファインダーもないので。
さてバンコクではホテルにすごく満足しました。スコータイホテルというところ。歩いて10分くらいのところにある、Saladaeng Cafeでのお食事も美味しかった。そのままルンピニ公園をゆっくり散歩したり、そこからナイトバザールまで歩いてお土産の数々をゲットしたりなど、かなり楽しみました。そして昨日の夜は1時間半たっぷりスパでうっとりな時間を過ごしました。
さて今日はこれからKuala Lumpurまで飛んでさっそくお仕事です。問題山積みの仕事なのでちょっと気がかりですがなんとかなるでしょう。なんとかしましょう。

バンコクでの週末

ブータン出張も無事に終わり、次の出張までの週末の間、バンコクでのんびりしています。たったの3泊のバンコクですが、この予定を知ったAさんが急に都合をつけてくれて、バンコクまで会いに来てくれました!私がバンコクの空港に到着したのは金曜日の午後6時で、Aさんはその夜中12時(日付が変わって翌日の土曜日)に到着の便のはずだったんですがサンフランシスコから東京経由のその便がかなり遅延して、到着は1時半でした。結局Aさんがゲートから出てきたのはもう2時をまわっていたのですが、その空港での8時間の間、私は1時間をフットマッサージ、3時間をヘアサロンで有意義に過ごしたのでそこまで苦痛ではありませんでしたよ。

ヘアサロン、空港の3階にあってタイのヘアサロンのお値段を知っている人にはかなり割高なのですが、ティアという上手なスタイリストがいて本当に感激しました。出来上がりがまったく満足の行くものでした。バンコクの空港でお時間がある方は是非。お飲物サービスもあります。

フットマッサージは本当に行って良かった。前日にブータンで結局Taktsangへの登山を決行したんですが、まあ私としてはがんばったのはすごくいいんですけど、日頃の運動不足がたたって、全身ガタガタです。とくに太もものあたりとふくらはぎがパンパンになっていたのでこのマッサージでかなりほぐされて翌日に響くことがありませんでした。このマッサージ屋さんはいわゆる一般のタイマッサージではなくて、あまり力を入れずにモミモミとしてくれるところなので、一部の方には物足りないかもしれませんが、私にはぴったりなのです。

Aさんが到着して、ふたりでタクシーでホテルに到着したのはもう夜中の3時。それからすぐに眠ったのですが、私の感覚では眠りに入ってから数時間しかたってないのに、Aさんが元気に起きていて、「もう9時半だよ、外のプールで人が泳いでるよ」と起こすのであわてて起きてみると、確かに人が泳いでいたり、どこかでテニスをする音が聞こえてきたりしていたのですが、それは日本時間の9時半で、バンコクではまだ7時半でした。遅く起きるつもりでいっぱいだった私はそれから2度寝を楽しみ、本当に9時半になってから起きましたよ。前日疲れ果てていて何もしていなかったので、それからAさんとふたりででいろいろなものを交換したり、必要なものを渡し合ったり、写真を見せ合ったり、と楽しい時間でした。

そのあと、バンコク滞在のときの楽しみだった、ペニンスラでのアフタヌーンティーをしよう!ということになって、Aさんの大好きなチャオプラヤ川を渡り(Aさん大興奮)、ひさしぶりのゆったりした時間をすごしました。食べ物も美味しいし、お天気も良いし、気温もちょうどよくて、とても気分が良かった。写真はペニンスラホテルの船着き場からの風景です。目の前のボートがペニンスラ専用ボート。

午後はSiamにショッピングに出かけてAさんはバンコクのさらなる都会化に非常に驚いていました。今のバンコクには本当に、何でもありますよね。そしてバンコクのエンターテイメントの中で私が特に気に入っているのが映画館。それも「ファーストクラス」や「ゴールドクラス」の名のついたお部屋がかなりおすすめです。ひとり500バーツと、日本では普通のお値段ですが100バーツで映画が見れるタイではすごい贅沢。チケットを買うとゴージャス待合室へ通され、無料ドリンクやお菓子のサービスがあります。時間になると5列X8席ほどの小さめのシアターへ案内され、椅子はこれ以上ふかふかに作れないほどのふかふかの革張りの椅子、リモコンで自由自在にフラットにできたりして、枕やブランケットもついています(バンコクの映画館はどこも異常なほどエアコンが効きすぎているのでブランケットはかなりありがたいのです)。そこでAさんと見たのが私がひいきにしているロバートレッドフォードのLions for Lambs。なんとも焦点を絞り難い映画でしたがいろいろと考えさせられたしトムクルーズとロバートレッドフォードが出ていたしで私は満足でした。

夜は泊まっているホテル、スコータイホテルにあるセラドンというレストランをAさんが予約していてくれたのでそこでタイ料理を十分に楽しみました。ベタですがトムヤムクン、ここのはレモングラスが効いていて美味しかった。Aさんは久しぶりにガイヤーンを食べて感激していました。ぷりぷりのガイヤーンと餅米にソムタムのコンビネーションが最高なのです。

今日一日またバンコクをのんびり楽しんで、明日、Aさんは日本へ私はマレーシアへ行きます。家族の皆様、私たち元気に幸せにしていますのでご心配なくね!

タイのシラーツ

Blue Elephant Wine

先日ビジネスディナーで、スーラサックにあるブルーエレファントレストランというかなり観光客(アッパーな)向けのレストランに皆様をお連れしたんですが、そこで頼んだハウスワインのタイワインがおいしかったので紹介です。ハウスワインといえどイタリアのそれとは大きく違って(お値段的にも、1200-2000バーツくらいでお高いですね)かなり上品な感じのワイン。シラーツ(フランス語だとシラーですね)です。私はワインのことはさっぱりわかりませんが、いつも自分だけのスタンダードとして「好き」か「嫌い」という簡単なカテゴリーに入れることにしているんですが、このブルーエレファントシラーツはめでたく「好き」に入りました。ラベルも大きくてかわいかったしね(大事)。

ブルーエレファントでは食器やコーヒーセットや紅茶セットなども売っていてそのセラドン焼きの器がとても素敵です。以前タイに住んでいたときに買ったカプチーノセットがアメリカの我が家にはまだあるはず。なので、今回はお茶セット買ってきました。ゾウの形のティーポットがとても素敵なのです。ってこんなこと書いてると、アメリカのAさんが「また食器買ったの!」とびっくりすることでしょう。ごめんね、また買っちゃいました。レストランから出る時にはレストランから素敵な蘭の花束をいただき、幸せも倍増です。楽しいナイトアウトでした。