プーケットでの休暇

8948D0FE-B99E-49DF-8474-65695BA53D84_1_105_c
Full album is available at Phuket Oct 2020 | Flickr

10月の初頭に休暇をとって、プーケットに行ってきました。海外出張が次々とキャンセルになっていった2月の末から、職場でも国境を越えて休暇を取ることをみんなが躊躇し始め、タイの政府が全てのタイ入国者は例外なく、指定の隔離施設にて2週間の強制隔離を行う、と決めてからは誰も気軽に国境を越えることができなくなってしまったんですね。休暇で一度国外に出たら、帰ってきた時の2週間の隔離の費用(最低でも30万円と言われています)は自己負担になってしまうし、行く国によっては再入国のビザの許可に長い時間がかかってしまうこともあるんですね。日本は比較的大丈夫だったんですが、それでも、そもそも飛行機での国外への移動そのものにリスクがあると言えるし、到着した日本で自主隔離を2週間しなければならない(その間なるべく人には会いたくない)し、その後休暇をとって、それからタイに戻って強制隔離施設に30万円以上かけて2週間のテレワークをし、と考えると、やっぱりちょっと国外に出るのはやめておこうか、ということになるわけです。私も同じで3月にブータンに行ったのを最後に国外には出ておらず、一人で暮らしている状況もあって、休暇を取るという雰囲気でもタイミングでもなかったのでそのまま10月まで全く有給を使わずに過ごしていました。そしてふと気づいて自分の有給の日数を見てみたら、去年そんなに有給を使わなかったこともあって合計が驚くべき数字になっていました。これは消化しなければ失ってしまう!という状況になったので慌てて国内で休暇を取ろうという気持ちになって、行ってきたのがプーケットというわけです。

Continue reading “プーケットでの休暇”

タイのビーチ論

IMG_9046
Full album is available at A-san in Bangkok and Samui Dec/Jan 2020 | Flickr

みなさま2020年、明けましておめでとうございます。年末年始は夫のAさんが遊びに来てくれて、二人でバンコクとサムイ島でゆっくりと過ごしました。タイは暑すぎることもあるとはいえ常夏の恵まれたお天気と美しい島々のビーチがたくさんあるということでバケーションに訪れる人も多いですね。私たち夫婦はどちらかというと年末年始はのんびり日本で年越し蕎麦をいただき、ゆく年来る年を見ながら寒そうなのに楽しそうな初詣をするみなさまに感心し、ちょっと遅めに起きてお雑煮やおせちをいただき、ベタにかるたや百人一首、時に花札に興じ、お正月カレーを食べ、箱根駅伝を真剣に見て、中継所とたすきリレーの都度お茶とお茶菓子やおみかんをいただく、という本気な日本のお正月を過ごすのが好みです。が、今年は珍しくサムイ島に行くことにしたのでした。

Continue reading “タイのビーチ論”

久しぶりのバンコク

Eathai出張のトランジットでバンコク一泊してます。朝の5時に到着して翌日の早朝にまた出発という乗り換えスケジュール。ということで丸24時間バンコクを満喫してきました。写真は最近オープンしたばかりのセンタンチッロム(とみんなが言っているように聞こえるだけで、本当はCentral Chidlom)の地下にある、イータリーならぬ、イータイ(Eathaiと書きます)にあったジュース系のカート。最初にバーコード付きのカードを受け取ってそれでどんどん注文していくと、席に着くころにはいろいろと運ばれてくるという仕組み。久しぶりに叫ぶほど辛くて美味しいパパイヤサラダ(ソムターム)をいただきました。いやぁ、再洗礼です。タイ、辛い。そしてグリーンカレーやメイズチャーハンなどをいただいて、ショッピングして、サロンめぐりして、お茶して、と私が約10年前(!)にここに滞在していたときに楽しんだ日々をまた友人のNと一緒に繰り返したのでした。楽しかった。
Bangkok今回はエアポートリンクの駅が近いホテルにしてみましたが、そこからの風景はこんな感じ。右にホンダ、左に味の素さんと、日系が集中しています。クーデター中で緊張しているかと思いきや、まあみなさんに門限があって、夜9時近くになると人通りもなくなってバンコクでは当たり前の渋滞もまったくないのがちょっとヘンテコに感じるだけで、人々は普通に暮らしていて、相変わらずのバンコクという感じ。政治的に不安定なのはやっぱりみなさんも心配みたいだけど、いろいろと複雑な思惑が交差していて、タイの人々がまっぷたつになっているのが悲しいというのが一般的な感情のようです。
というわけで次の目的地に向けて出発してきます。

タイのヌードルスープ

センレック・ムーいよいよ年の瀬、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は先ほど無事に仕事を納めたのでほっとして、のんびりしています。ちょっとまたタイの話に戻りますが写真は私が大好きなタイのヌードルスープです。タイでは「クイッティアオ」と言います。屋台のヌードルといえばだいたいこれです。屋台の前に立って、まず麺を選びます。米粉の麺の太麺、細麺、極細めん、揚げ麺、バミー(小麦の麺)などいろいろあります。私の好みはこの米粉の細麺、センレックです。ベトナムでもほぼ同じものがあってフォーとして知られていますね。
麺を選んだあとは具を選びます。魚肉ボールなどは結構ディフォールトで入っていることが多いんですが、えびや鶏肉、豚肉などなど選べます。ときどきダックもあります(しかも結構美味しく煮てあっていい感じ)。私はだいたい豚肉(ムー)です。ですから、クイッティアオ屋台の前に立ったら、「センレック・ムー」と頼むのです。だしはだいたい薄味の鶏ガラスープのような味です。クイッティアオはタイではいつでも誰かが食べているので、軽食的な扱いだと思います。量もそんなに多くないし。でも私の友人は朝食によく食べていました。ので、わたしもついでに一緒に朝食として食べるのが普通になってしまいました。ベトナムでもフォーは朝食ですね。あ、でも今このサイトを検索したら大学でランチとしてもセンレック・ムー食べてました。好物過ぎるのか。
さてクイッティアオが出来上がったら、屋台のテーブルにはナンプラー、お砂糖、唐辛子、お酢(赤と緑の唐辛子とにんにくがつけ込んである)の4種類、いわゆる「タイの食卓セット」とも言えるセットが置いてあるので、テーブルについて、それでせっせと味付けします。パクチーやもやしなどがガッツリ置いてある場合もあります、が、私はそれはつかわず、屋台のおばさんにもともと、「パクチーも入れて煮込んでほしい」とお願いすると別にスープを煮込んでくれることがあります。くれないこともあります。私はフレッシュパクチーよりも煮込みパクチーのほうが美味しい気がしてしまうのです。苦みばしった味が出るというか。
味付けは私が見る限り、タイの女の子たちはわりとざっくり砂糖をかけ、ナンプラーをちょこっといれて、あとは唐辛子をちょこちょこ食べながら入れていると思います。お酢も入れると美味しいですが、一緒に浮いている緑色の方の唐辛子は割とお口の中で爆弾と化するので日本人の方は注意が必要です。私は唐辛子ラブなので唐辛子は結構な量を入れます。
それにしてもこうしてまた、タイでクイッティアオを毎朝食べることが出来て、嬉しい気持ちでいろいろ考えたんですが、数ある炭水化物メインの食べ物の中で、私、多分、このクイッティアオが一番好きです。お米でできているというのがいいですね。細麺でもしっかりモチモチ感があります。そしてタイでは珍しくお箸を使う食べ物なので右手にお箸、左手にレンゲを持ってお箸でとった麺をレンゲに乗せて、パクチーや具を乗せて少しスープをいれて一口サイズになったものをつるっと口の中に入れるという、麺モノにしては全然飛び散らない具合の食べ方もかなり好みです(すすらないので)。あ、でも私おにぎりも好きです。おにぎりなのかクイッティアオなのか、かなり苦しい選択になりそうです。

バンコクより

Bangkokさて右の写真はパッタイ、つまり私は無事にバンコクに到着しました。昨日会議の1日目が終わって、タイに住んでいたころ仲良くしていた友達が2人でホテルまで遊びに来てくれたのでサヤームセンターまで歩いて行ってグレイハウンドカフェでお食事しました。お約束のパッタイを注文して(旅行客なので)美味しい辛い数々の食べ物をいただいて、そのあとプロンポーンまでなつかしのBTSで行って、ナラヤでショッピングして、エンポリウムでお茶をして、といきなり盛りだくさんでした。いつでもどこでも買い物ばっかりする私。
それにしても突然ですが、やっぱり何だかんだ言って、Facebookってすごいなと思います。私はあまりそんなに頻繁には使わないのですが、iPhoneのアプリもBlackberryのアプリもFacebookをプッシュするようにしているので、何か私に対してメッセージなどがあればすぐ分かるんですね。それだけなのに、ソーシャルメディアとしてはなかなかのスタンスで友達との情報を共有してくれます。もちろん使い方によるだろうし、私はそんなに恩恵を受けていない方だとは思うんですが、出張や旅行などで違う国へ行ったりするときには、飛行機の待ち時間の暇つぶしにログインします。そして今回のように「今、バンコク行きの飛行機を待っているところ」などと書き込んでおくと、バンコクに到着するころには、バンコクの友達が段取りを整えてくれていて待ち合わせがしっかり決まっていたりするんですよね。自分から「会おうよ!」というメールをするには時間が合わなかったりするかも、とか押し付けがましいかも、とかちょっと迷ったりするんですが、Facebookでつぶやくとその押し付けがましさがなくなってちょっと現代っ子な感じのコミュニケションになるんですね。みんなが使うハズだわと思ってしまいます。昨日も、お茶しながらお互いの写真をとりあって、「今FacebookにuploadしたからLikeしておいてね」と言い合ったりしていて、私が2005年に住んでいた頃とはすっかり様変わりです。
Bangkok様変わりといえばバンコクもちょっとだけ表情を変えていっているような気がします。左の写真は「ホテルの窓から」シリーズなんですが、サヤームとナショナルスタジアムの裏側です。
もちろんもうすでに洪水の水は全くないし、バンコク市内にはその被害の残骸(?)もあまり目につくこともなくなったみたいではあるんですが、空港周辺には洪水ゴミと思われるものが集まっていたり、使われたらしき土嚢が積んであったりしました。でも全体的にすっかりキレイになっていて、タイ人の感覚もちょっと変わって来たのか、昔はよく見た屋台の食べ物の入れ物のプラスチックゴミが道に散らばっていません。でも屋台では相変わらずプラスチックに包まれまくった食べ物が売ってあるので、みなさんどこかにちゃんと捨てているということでしょうか。
今日は会議2日目です。夜にはスパに行くつもり(どんなに疲れていても行きたい!)なので、それを心の支えに今日も一日頑張ってきます。