日本の夏休みは楽しい事ばかりで、あっという間に過ぎてしまいました。写真を整理しながら思い出にひたるのもなんだか楽しいですね。主人のAさんがいろいろと計画して私の帰国を待っていてくれて、私たちは楽しく二人でドライブして日光に行ってきました。というのも、「日光を見ずして結構と言うなかれ」というらしいので、この先の人生で「結構」と言えなくなると困っちゃうのでこの際クリアしておきましょうということになったのでした(ウソ)。
ドライブも楽しかったしいろは坂も綺麗だったし、東照宮は圧巻だったし、眠り猫はかわいかったし、猿の一生も素敵だったし、神の白馬も良かったし、日光の温泉も気持ち良かったし、華厳の滝も、竜頭の滝も素晴らしかったし、日光の明治スタイルのフレンチレストランも美味しくて感動的だったんですが、なぜか今私が思い出して嬉しくなってしまうのは、写真の中禅寺湖です。それまで霧につつまれていたあたりが、ある瞬間ぱーっと晴れて、気持ちの良い日の光が差し込んで、「ああ、だから日光って言うのかしら」ととんちんかんなことを考えたりしました。お花もこうしてキラリと光る素敵なのが咲いていて、湖畔は人がいなくて美しくて、なんだか「日本の夏」の典型のような静かな冷たい湿気がただよっていて、本当に、表現し難いのですが、とてもとても良かったです。いや、ここは日光の地を踏んだ今、「たいへん結構でございました」というべきかしら。