
出張でカナダはモントリオールに来ています。今回はCBD (Convention on Biological Diversity)の会議で、UNEP (United Nations Environment Programme)さんからご招待いただいています。なんだかバタバタですが、ヨーロッパからモントリオールは意外に近かったです。写真はホテルの窓からシリーズ。結構ダウンタウン中心なのかしらという感じです。
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出張でカナダはモントリオールに来ています。今回はCBD (Convention on Biological Diversity)の会議で、UNEP (United Nations Environment Programme)さんからご招待いただいています。なんだかバタバタですが、ヨーロッパからモントリオールは意外に近かったです。写真はホテルの窓からシリーズ。結構ダウンタウン中心なのかしらという感じです。
Continue reading “モントリオールより”コロンビアはボゴタに来ています。今回の出張は本当に久しぶりのキャパシティーデヴェロップメント(能力向上?キャパシティービルディング、略してキャパビルとも言いますね)のプロジェクトで来ています。スペイン語もできないのに私なんかでいいんでしょうか。お部屋の窓からの景色も撮影したのはしたんですが(こちら)、お安いホテルでもすごくキレイだったのでどうってことないんですけどお部屋の写真をくっつけてみました。時間をかなりさかのぼったので(しかも先週日本からローマに帰ったときにもかなりさかのぼった上に)到着したらヘトヘトになってしまいました。それにしても日本とはすっごく時差がありますね。それですぐにお風呂にはいってキングサイズのベッドで仮眠したらすっきり。
そうそう、今回は久しぶりにイベリア航空でマドリードから飛んできたんですが、アメニティがロクシタン(こちら)でちょっと気分が上がりました。リフレッシュメントシート、フェイス&ボディセーラム、リップ、そして定番のシアバターハンドクリームが入ってました。ミニサイズではありますが、この出張中に毎日たっぷり使える量は入っているので、最近乾燥しがちなわたしとしてはすごく嬉しい。ところで私、今回はせっかくのメイデイの連休を2日間もボツにして出張に来ています。なんだか悔しいので飛行機では連休気分になってやる!と思って頑張っていろいろ観ました。47 Ronin (2013)とFracture (2007)とDispicable Me 2 (2013)など。全部、ご飯を食べながらとか、うとうとしながら、とか中途半端な感じで見ているので何とも言えませんが47 Roninのくだらない感想としては、いままで浅野忠信さんを素敵と思ったことがなかったんだけど、この悪役ぶりを見てかなり素敵と思ってしまいました。そして映画全体として、ここまで武士道や日本人の源とも言える考え方を完全に無視したものも珍しいなーという感じ。ビーストだったらあんなにあっさり殺していいのか、とかも。ナウシカだったら笛でなんとかするのに。あとは柴咲コウさんがキアヌと抱き合ってていいなーとか、キアヌリーブスは多分頑張ってダイエットしたんだろうけど最後の大事なシーンではちょっとぷにっとしてたなーとか。本当にくだらなくてすみません。フラクチャーは面白かったです。単純に私はアンソニーホプキンスの大ファンなので。ライアンゴスリングもキュートに描かれていて良かった。水戸黄門的というか最近だと半沢直樹的というか、とことんやられたあげくに最後にどうだ!という感じ。ディスピッカブルミーは1をJALで芦田愛菜ちゃんの吹き替えで見たあとの英語版の2だったのでちょっとがっかりでした(単に愛菜ちゃんのファン)。それで今更分かったんですが鶴瓶さんの大阪弁なのはロシア語なまりを日本風にしたところだったんですね。それってちょっと微妙。今度は芦田愛菜ちゃんのアグネスで見たいです。そうそう、先週のJALでは往復でDallas Buyers Club (2013)やAmerican Hustle (2013)、Frozen (2013)を見ました。他にも何か見たような気がするんですけど、しっかり書いておかないとなんだか忘れちゃいますね。
さて、明日は朝の7時15分にお迎えが来るそうです。早い。チリのサンティアゴから来ているカウンターパートのRも同じホテルに泊まっているので朝の6時半の朝食の約束をしました。いつもより早起きしなくっちゃ。ということで、仮眠をしたけれどやっぱりまだ身体を休めた方が良さそうな疲れ具合なのでお布団に入ろうと思います。お休みなさいませ。
先日アメリカに行ったことはもう書きましたが、Aさんと私にとってオレゴン州は住んでいたワシントン州と同じくらい思い入れの深い州で、実はものすごく近かったアイダホ州とはまた違った意味で思い出がたくさんあります。今、遠く離れたローマに住んでいて、アメリカを恋しく思う時に浮かぶ情景は、ワシントン州東部のただただ広がる麦畑やレンズ豆畑と、視界の90%を占める青い空であることが多いのは確かなのですが、ふとした瞬間にポートランドの街角や、細かい波しぶきに覆われたオレゴンの浜辺の町が浮かぶこともあるので不思議です。クレイター湖の信じられない程透き通った湖面や、映画「スタンド・バイ・ミー」の舞台になった小さな西部っぽい田舎町(ブラウンズビル)、そしてこの写真のキャノンビーチをはじめとした延々と続くオレゴンコースト。ワシントン州の太平洋側のビーチは個人所有が認められる部分ができてしまったということで勝手に入れないビーチがわりとたくさんあるらしいのですが、賢いオレゴン州はこのオレゴンコーストすべてを州の持ち物としたため、すべてが公共のものとなっています。この写真の景色を楽しめるEcola公園は州立公園となっていて、入場料を払って意外に深い森を抜けて、きちんと管理された駐車場に車をとめてからゆっくり散策できるようになっています。1998年くらいにAさんと一緒に来たときも全く同じ感じで、ちょっと展望台がキレイになっていたり、自然そのままだった場所(ちょっと危ない)が立ち入り禁止になっていたりしたくらいで、何も変わっておらず、そういうところが、何というか、アメリカの偉大さというと大袈裟ですけどそんなものを感じました。
キャノンビーチのダウンタウンもそれなりにリゾート地で楽しいのですが、今回は私たちは1998年にくらべるとずっと遥かに大人になってしまったこともあって、そこからちょっと南に下ったところにあるもっと小さなリゾートタウン、Manzanitaに泊まることにしました。今回のManzanitaでの目的はただひとつ。「できるだけ何もせずすごす」こと。
写真はManzanitaの中心から海に向かって歩くと必ずぶつかるオーシャンロード。町の中をどんなにがんばっていろいろと歩いても1時間もかからずにすべてを見てしまえるほど小さな町ですが、私たちは滞在の2泊3日中、自分たちでも呆れるほど全く飽きずに何度も何度もこのオーシャンロードまで歩いて、美しいオレゴンコーストを満喫しました。
今回はManzanitaの静かな2階建ての小さなキャビンを借りて、近くのグロッサリーで食材を仕入れてのんびり、という2泊3日を想定していたのですが、写真が借りたキャビンです。この写真では全く伝わらないと思うんですが、このキャビン、とにかくなにもかもが至れり尽くせりで、興味がある方は写真をクリックしてFlickrの写真をちょっと見てみてください。まずチェックインでかわいらしい竹林の中をオフィスまで歩くとシャルドネでウェルカムしてくれて、テーブルにはフルーツ、チョコレート、そしてS’moreキット。なぜS’moreキットがあるかというと、キャビンのすぐ外にはプライベートのファイヤーピットがあるからなんですね。外にはプライベート空間に完全温度調節されたジャグジーもあっていろいろな色に光るそのジャグジーで星空を見ながらのんびりできました。ちょうど中秋の名月も拝めて本当にお天気もよくて最高でした。ベッドのかたさも丁度よくて羽布団も最高で、ジャグジーのあとにもぐりこんでふたりとも5秒くらいで眠りに落ちました。
キャビンの横にはアウトサイドベッドもあって、そこでもビーチでも使えるビーチタオル(レストレーションハードウェア)も完備されていて、部屋にあるコーヒーマシン(コーヒー豆も完備)でコーヒーを煎れて、こうして外にごろんと寝転んで読書したり、ハイスピードのワイヤレスでのインターネットでM伯父さんがプレゼントしてくれたNetflixの映画をストリーミングで楽しんだりできて、本当にパラダイスでした。部屋にはかわいらしいボーダーのビーチバッグまで下がっていて、使うことはなかったけれど傘もしっかりおいてあって、本当にここのオーナーさんは何から何までいろいろと考え抜いたんだな、ということが伝わってきて感激しました。ということで教えたいような教えたくないような、この素敵なキャビン、自分が忘れるのが一番嫌なので書いてしまいます。Coast Cabinsさんです。とにかく何もかもが完璧でした。次にオレゴンコーストに行くなら絶対にここにしたい、と思えるほど。
朝食は近くのベーカリー(「パンと海」という名前のお店でした)まで行って、まぶしい朝の光の中、外のテーブルで懐かしいアメリカンシナモンロールです。その近くにはコーストでは有名らしい大きなピザ屋さんもあって、毎日大繁盛していました。私たちも最後の夜にはそのピザ屋さんでテイクアウトしてお部屋でピザをいただきましたが、今現在ピザの国に住む私としては大発見でした。つまり、アメリカのピザは、これは当たり前だけれど、イタリアのピザとは全く別の進化を遂げた後、それはそれで強烈に美味しい食べ物になった、ということです。ピザの生地の部分はなぜか甘いパンとなり、具のオリジナリティも感動的ですらあります。ランチには部屋でツナメルトサンドイッチにキャロットカップケーキを用意して、とにかく「アメリカらしさ」にひたりながら「ひたすら何もしない」に徹しました。なんという贅沢。
そして何度も何度も飽きることなく行ったビーチへの散歩(サンセットの時間も幻想的でした)。ウミネコたちと戯れたり、歩いている人たちとあいさつをかわしたり(今頃気づきましたが、アメリカ人ってヨーロッパの人にくらべて異常な程親しげに話しかけてきてくれて嬉しいですね)写真をとりあったりと、本当に素敵な2泊3日となりました。お天気も滞在中はずっとよくて(珍しいです)、暑くもなく寒くもなく、風も適度に吹いていて、これ以上は望めないと思いました。
Aさんと私は2002年に結婚してすぐの秋にオレゴン旅行に行って、その次の年にも記念旅行のような形でオレゴンに行って、こうして人生は思った以上に波乱に富んだ形で進みましたが、2013年にまたオレゴンに行けて、こうして変わらずに存在するオレゴンコーストのビーチを歩いてみて、いろいろな意味で私たちはさまざまな人々に助けられ、支えられて生きているなと実感できて良かったと思いました。本当なら私たちの年齢ではもう様々な人を助けたり支えたりして生きていかなければいけないような状態なので、実は情けないのですが。
一緒にPullmanに旅行したV&J夫妻からのメールの最後に「あなたたちと過ごした時間は充実していたのに夢のようでした。私たちも昨夜クープビルに到着しました。旅行鞄にはランドリーと、思い出をいっぱいつめて帰ってきましたよ。今日のお昼には、ランドリーはすっかり洗ってしまいましたが、思い出はずっとこのまま残るでしょう」と素敵なことが書いてありました。その瞬間感じた本当に純粋な感謝の気持ちを、忙しい日々や仕事のストレスにかき消されることなく持ち続けるにはどうしたらいいのでしょう。私に今できることはこうしてその気持ちをなんとか書き留めておくことだけなのです。
スコットランドはエディンバーグに来ています。どうして日本語ではエジンバラって言うんでしょうね。どこの言葉になって伝来したのでしょうか。最高気温は高くても20度前後、最低気温は10度近くになるこの季節はどうやらこの地方では真夏のようです。連日のように雨が降るのも仕方のないことのようですが、昨日と一昨日はさわやかに晴れてくれました。一時的なシャワーは時々あります。写真は初日に撮ったホテルの窓からシリーズです。外観は歴史的な建物ですが、中はかなりモダンな作りになっていてコンテンポラリーとすら言えそうな内装です。部屋も広く朝食もイギリスらしくしっかりめの朝食がたっぷり出てきます。
今回は日本から夫のAさんが国際会議で発表をすることになって、せっかくヨーロッパに来るというので、私も休暇をとって合流することにしたのでした。とはいえ、毎日朝の8時過ぎには会議会場へ行ってしまうAさんに取り残されてしまう私。月曜日は近くのフィルムハウスに行って映画を見て(ソフィアコッポラの「ブリングリング」観ました)、火曜日は朝から公園を散歩して湖でくつろいだ後、シェラトンに入っているワンスパで全身&フェイシャルのトリートメントを受けて(ESPAブランドでした)、夜には会議のレセプション会場となっているエディンバーグ城でグラス片手にいろいろと見てまわりました。エディンバーグ三種の神器もしっかり見ましたよ。水曜日の昨日は中心地にある作家博物館でエディンバーグ出身の作家やイギリスを代表する作家の生い立ちや遺品などを興味深く見て過ごしました。午後に時間ができたAさんと合流してカールトンヒルというエディンバーグ全体を見下ろすことができる丘に登ったりもできました。とっても感動。今日はちょっとショッピングをしたあと、ミシュラン星つきのレストランのランチの予約を入れたので楽しんでくるつもりです。そのあとはまたAさんは会議に戻るので博物館にでも行こうかな、と思っているところ。
はじめてのスコットランドは思った以上に中世っぽさが全面に出ていてちょっと戸惑います。イタリアの田舎町、とくにトスカーナの田舎町も中世そのものといった気配があるのですが、気温がまったく違うせいか、明るいイタリアの中世の雰囲気と比べて、スコットランドのその雰囲気はどちらかというと「裏」といった感じで、なんとも説明しがたいのですが、同じ中世でも陰謀や暗殺、魔女裁判や権力争いのような暗いイメージのほうが先行してしまうのです。ごめんなさいスコットランド。スティーブンソンの子供文学にしても、原文はあまり子供に読ませたくないようなドロドロした部分が多いし、街並みだって夜には今にもお化けが出そうです。ここでゴーストツアーのようなものが観光の目玉になっているのもよくわかります。
今回はエディンバーグに行くことが分かってからすぐ、ここを舞台にしたアランナ・ナイトの推理小説を読んだのですが、それもきっとこの印象に影響を与えていると思います。いきなり崖から突き落とされる主人公の警部補。最後に待つ、強烈に衝撃的なドンデン返し。この作家はこのあと誰かに命を狙われたりしないのか、とハラハラする最後でした。実は意外に近年であることに驚かされるUKの歴史なのです。
さてあと数日、この歴史的な街を楽しんでローマに帰る予定です。ローマに帰ったらもう少し写真などもフリッカーに載せようと思っていますので私の家族のみなさんお楽しみにね。ポストカードも数枚送りました。無事に届きますように。
出張でパリに来てます。朝早くから起きて、7時のフライトで飛んできたんですが、シャルルドゴールからパリ市内までのほうがよっぽど時間がかかって、ホテルに到着したのはもうお昼でした。それからちょっとだけ姉と姪とフェイスタイムをして、2時からの会議へ。会議は5時に終わったのでまたルノートルによってお惣菜を買って帰ってきました。写真のトマトの丸ごと冷製サラダにはアヴォカドやエビが入っていてウマウマでした。ごちそうさま。
ところで私の勤める機関では最近、プリファードホテルプログラム(PHP)というものが採用されて、出張の時は街ごとにもともと定められたホテルのリストから滞在先を選び、支払いは出張者を通さず直接行われることになったんですね。無駄が省けて、出張者への日当も少なくてすむ素晴らしいプログラムのように聞こえます。が、国連もやっぱり官的というかなんというか。今回PHPでホテルをとってもらおうとしたら、「出張届けが完了して航空券が発行されないと予約できません」と事務の人に言われました。それで焦って手続きをしてからやっとPHPプログラムの人に連絡すると、2日後くらいに「リストにあるホテルはすべて満室でした。大きな会議がパリで行われていると思われます。したがって自分で予約し、自分で支払ってください。日当は従来のホテル代金込みの日当になります。」というなんとも後味の悪すぎるメールが。じゃあ一体PHPとはなんだったのか。私のホテルを予約するタイミングを限界まで遅らせた挙句、あとはほったらかしにしただけという結果じゃないですか!
そこでいろいろなホテルに聞いてみても案の定全部満室。困り果てたところでこの3スターのホテルを友達のCに教えてもらって、予約できて一安心。でも思った以上に安かったのでどうなることやら、と怯えていたら、なかなか快適だったのでホッとしました。4泊快適に過ごせそうです。
というわけで忙しくも楽しく過ごしています。パリが曇天なのが残念なので滞在中1日でいいから晴れてくれないかなーと祈っています。