Let There Be Love

20060406_lettherebelove.jpgLet There Be Love (Oasis)
めちゃめちゃ売れてるやつなんかを紹介してしまってすみません。しかも中途半端にちょっと前のヒット曲だったりしますね。でもなぜか好きなんです。聞けば聞くほどという感じ。ビートルズとオアシスを比べる人はたくさんいるし、オアシスも意識し過ぎなくらいしてるんでしょうけど(でもビートルズに影響されていない人なんて今いるんでしょうか)、それでもやっぱり同じ感覚の不思議な気持ちを持ってしまうのは、ストレートなメロディラインと単純だけれど鋭いメッセージのせいでしょうか。普通に”Just remember…”のところで泣きそうになります。いや、泣きませんけどね。そして呪文のように唱えられるLet There Be Love。何度も言われると納得しちゃうのは私だけじゃないはず。歌詞を下に書いておきますね。
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Blowin’ in the wind

20051123_cfbd.jpgThe Concert for Bangladesh (George Harrison and Friends)
前回“Here Comes the Sun”と題して書いたエントリーの続きですが、”The Concert for Bangladesh” [ Amazon | アマゾン ] は本当に贅沢な内容の見応えたっぷりのDVDです。本気でお勧めします。まずはジョージとラヴィシャンカー氏のインタビューの場面が写り、なぜこのコンサートをすることになったのか、というお話から始まります。そのインタービュー時に、一瞬ムキになったような顔をして眉根を寄せ、強いブリティッシュアクセントで”Because I was asked by a friend if I’d help, you know, that’s all.”というところで、もうすでに完全にジョージハリスンに共感します。だって「世界平和」「貧困救済」なんていう言葉はもうスケールが大きすぎて一体全体何にフォーカスしていいんだかさっぱり分からなくなるし、そんなのに真面目に取り組もうとすると、このインタビュアーみたいに”But Mr. Harrison, with all of the enormous problems in the world, how did you happen, to choose this one to do something about?”なんて意地悪な質問を受けたりするんですね。ホントむかつくこのインタビュアー。ひとつひとつ、自分の知ってる人から、友達から、家族から、スタートポイントを見つけて、自分ができるだけのことをやるまで、というのは当然のことなのに。
前のエントリーにも書いたように、”Here Comes the Sun”も秀逸ですが、何よりこのコンサートの趣旨にぴったりとハマったのが、あのボブディランの大ヒット曲、”Blowin’ in the wind”(邦題「風に吹かれて」)です。答えは風の中にあると歌ったボブディラン。今も答えは風の中にあるんでしょうか。

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Here Comes The Sun.

20051123_cfbd.jpgチェンマイから無事に帰ってきました。チェンマイは田舎観光都市(でも人口は160万人というので大都市ともいえるけれど)という気配たっぷりで、本当に楽しめました。バンコクより北にあるし、ちょっと高いところにあるというのもあるんですが、とても涼しくて同じタイなのに違うねーと非常に驚きました。
ところで、私のこのエントリを読んだAさんがアメリカで”The Concert for Bangladesh” [ Amazon | アマゾン ] を買って持ってきてくれたので、うるさいくらいに毎朝毎晩聞いています。やっぱりHere Comes The Sunが良いですね。私は昔から何があっても、根拠なくても、”It’s alright”なんて言われると安心したりするタイプなので、この根拠のない”Here comes the sun”が好きです。このDVDではイントロが流れたあとにジョージがニヤっとして歌い始めるのがキュートでぐっときます。今は亡きジョージ。今更、人って死ぬんだなーと当たり前のことを考えてしまいます。若いクラプトン、ボブディラン、もりだくさんDVDです。また落ちついたらリビューなんて書いてみたいですね。

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Possibilities

20051025_possibilities.jpgPossibilities (Herbie Hancock)
お気づきの方はいないかもしれませんが、私がサイトで音楽を紹介するときは、できるだけ「一曲」を紹介するようにしています。というのも、私だけかもしれませんが、「アルバム全部好き!」と思うことが、ミーハーな私にとっては滅多にないことだからです。だいたい、売れたヒット曲だけが好きだったりします。やっぱり聴き慣れるっていうのは私にとっては大事なことなのです。ですが、今回はアルバム丸ごとのご紹介です。めちゃくちゃ売れ始めているみたいなので、もう皆さんご存知かもしれませんが、ご存じない方、これ、良いですよ。ジャズ好き、ポップス好きにはかなりオススメです。1曲目から、素敵なバウンス系のジャズにJohn Mayerのボーカルで、本当に感激します。3曲目のポップの女王Christina Aguileraがフィーチャーしている曲は、彼女の太い才能あるボーカルでブルース系ジャズがピリっとなってカッコ良いです。クリスティーナはなんだかんだ言われるし、アバズレっぽいことも言われますけど、明らかに才能アリですよねぇ。私は好きです。Hancock氏自身はあのマイルスデイビスを師匠に持つジャズの巨匠。私が昔受けたジャズのクラスでも試験に出たくらいの大物です。ああ、久しぶりに良いアルバムを買ってしまいました。オススメです。ミーハーな人にも、本物志向の人にも、ジャズ好きにも、ポップス好きにも。
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So High

20050909_sohigh.jpgSo High (John Legend & Lauryn Hill)
私にしては珍しく「最新」系の音楽を紹介してますが、久しぶりに感動したR&Bだったので。もともとこの人好きで、私のiTunesにも数年前のシングルの、”Don’t You Worry ‘Bout a Thing”だとか、”Used to Love U”だとか入っています。”Don’t You Worry ‘Bout a Thing”の方は、映画”Hitch”の挿入歌だったらしくて軽い感じでかなり好きです。左の絵をクリックするとアマゾンのアルバムの商品サイトに行きますが(日本サイトはこちら)、到着するのはこの”So High”のソロバージョンの入ったアルバム、”Get Lifted”のページで、このLauryn Hillと一緒に歌ったバージョンはシングルでしか今のところ出てないみたいですね。しかもiTMSだと”Exclusive”のところに入っているので、もしかしたらiTunesだけでしか買えないかもしれません。結構新人ぽい彼ですが、すでに大物ふうですね。歌声もなんかすごい。一度聞くと、繰り返してもう一度聞きたくなる、という歌がときどきありますが、この”So High” (with Lauryn Hill)もそんな歌のひとつかもしれません。
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