このブログエントリーはどうやら2010年ごろに書き始めたようですが、結局書き終わってなかったので今頃発見して10年ぶりに日の目を見ることとなっています。イタリアに住んでいた時に読んだようですが、恐ろしいことに、読後の微妙に嫌な気持ちと、時事問題盛り沢山の内容に「ほんと?」と思う自分の気持ちしか覚えていません。記憶ってなんだろう。科学の本とかだと割と細かいところまで覚えているのに。で、以下は10年前の私の文章です。すごく尖っていて、今の私の考えと違うところもあるけれど、これはこれで10歳若い私が面白いのでこのまま載せます。
今日はボルゲーゼ公園にブランケット持って昼寝&読書に出かけてきました。風がずーっと吹いていてすごく気持ちよかったです。日本から暇つぶしのために何か長編を、と思って目についたこの本を買っておいていたんですが、ずっと手をつけていなかったので、この際読んじゃおうと、水筒に入れたアイスティー+ハニーを片手に、芝生でゴロゴロしながら今日読みました。文庫本で上下巻。本の感想なんですが、私本当に非常に恐れ入るくらいにまったく知らなかったんですけれど、こういうのが「現在の日本の若者の現実」みたいな感じになってしまっているんでしょうか。いやもちろん、さまざまな事件などのニュースを見たりその若い犯人像を知ったりする段階で、こういったことが最近問題になっているということは知っていたんですが、まだまだマイノリティだと思っていたんですがメインストリームになりつつあるんでしょうか。私は幸せにもこの世界をカケラも知らないって思ってしまいました。これは幸運にも愛情たっぷりに甘やかされて育った私の勝手な感想であると痛いほど分かってるけど、もしこういう若い人たちが日本に思った以上にたくさん存在してるとして、そして実際これに書かれているような理由で結果、辛い人生になってるとしたら、やっぱり厳しいようだけど、どう考えても甘い&弱い。
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