The King of Torts

20030329_thekingoftorts.jpgThe King of Torts (John Grisham)
今読んでいるのはグリシャムのThe King of Tortsという本なんですが、最近スリラーじゃなくてノベルばっかり書いているグリシャムの久しぶりの法廷モノで結構興奮します(追記:でも実はこれはあんまりスリラーものではありませんでした)。Black’s Law DIctionaryによると、Tort (from Lat. torquere, to twist, tortus, twisted, wrested aside). A private or civil wrong or infury, including action for bad faith breach of contract, for which the court will provide a remedy in the form of an action for damages.だそうです。今チャプター13に差し掛かったところですが、衝撃の事実が判明したあと、思ったようにクレイ(主人公)が行動しないのでハラハラしているところ。
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追記(4/5):お風呂に入りながらとうとう読了しました。後半は2転3転しておもしろかったけど、意外といえば意外な、やっぱりといえばやっぱりな結末にしばし呆然。感想はしたに続きます。

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Prey

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Prey (Michael Crichton):今、研究の合間をみてマイケルクライトンの「プレイ」を読んでいるんですが、ジュラシックパークのような斬新さはないものの、あたしはかなりひきこまれています。最初に著者本人のナノテクノロジーに対する考えのようなものがずっと書いてあって、それを読むと、その彼自身のライフワークというか、何が彼を導き、今に至るまでになっているかというのを考えさせられます。

よく、日本なんかで彼は、「ハーバードの医学部を卒業し作家、映画監督、TVプロデューサーなどをつとめる」なんて書かれ方をしてますが、私がここでポイントアウトしたいのは、彼はハーバードの医学部を単純に「卒業」したわけではないってことです。いや、けなしてるんじゃなくて逆です。アメリカの医学部っていうのは普通、まず大学で4年間、医学の分野の学士(BS)を取得しますね。それはバイオロジーだったり、バイオケミストリーだったりケミストリーだったり、またはプリメドといわれる医学部準備学部のようなものだったりします。そのあと、だいたい人はそういった分野か、あるいは心理学、教育学、コンピュータ、ビジネス、外国語、などの修士課程(MS)に進んだり、そういう副専攻、あるいはダブルメジャーを選んだりします。医学者というのは科学頭でっかちではいけないという理由で、アメリカではなんとなく、必須ではないものの、そういった教育に導かれがちです。クライトンは人類学を選んだみたいですね。トップの成績だったらしいですよ。[ 洋書籍 | 日本語訳書 ]

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iMacがお座布団鎮座

もう5日なんですねぇ。でも今日は日曜日ということでわりとまだまだお正月ムードです。あたしの誕生日1/6は明日です。はぁ。昨日椎名誠の「問題温泉」という文庫本を読んだんですけど結構良かったです。わりと深い感じ。星新一さんのショートショートと、私の好きなレイブラッドベリと、そしていわゆる椎名誠さんの味付けと、ミックスという感じでした。私は好きだったなぁ。本といえば、こっちに帰って来てから結構楽しみました。田口ランディさんの本を2冊読んだんですが、ひとつは、「ちょっと読んでるとヤバいかなぁ?」と思えるほど、あまりに精神的にダメになりそうなお話。思わず私が精神病をわずらっているかと思ってしまうほど。もうひとつは旅行エッセイ。こっちはちょっとウンチクが多くてちょっとお腹いっぱいになってしまう感じでした。でもまぁ良かったかな。

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Skipping Christmas

20021223_skippingchristmas.jpgSkipping Christmas (John Grisham)
Aさんが、前うちの大学の本屋さん(ブッキー)が3時間だけセールしたときに私に買ってきてくれた、本があるんですが、それをやっと読める日がきました。ホントにハッピーです。表紙もかわいく、絵本のようです。時期も時期だし、日本に帰る飛行機の中で読もうと思っています。邦題も「スキッピング・クリスマス」。
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追記(1/2):飛行機の中で読み終わりました。感想は下に続きます。

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Carolina Moon

20010805_carolinamoon.jpgCarolina Moon (Nora Roberts)
最近ベストセラーだったというので読んでみました。最近といっても私はペーパーバックが出てから読んだのでかなりおくれているとは思いますが。で、あまりにものすごい規模の恋愛小説だったので私はなんだかちょっとしたカルチャーショックを受けてしまいました。そういえばこういう昼メロっぽい恋愛小説を真剣に英語で読んだのは初めてだったかもしれません。読み終わってから、「いったいなんだったんだ!」とぼーっとしてしまう感じです。それはそれで良かったんですが、もう恋愛小説を読むのは3年くらいいいかな、と思いました。お腹一杯な感じ。日本だとハーレクイーンくらいのノリかと思われます。いや、びっくり。
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