High Fidelity

20040307_highfidelity.jpgHigh Fidelity (2000), (A-)
邦題も同じく、ハイフィデリティ。いわゆる音質を示すHi-Fiと意味をかけ合わせているみたいですね。ブラボーチャンネルで週末やっていて、気になったのでわざわざビデオ借りてきて見ました。いやぁ、私はこういう映画は大好きです。Almost Famousをさらにオタクにして、フレンチムービー風味にした感じ。ってどんな感じか分かりませんが。最後の方で、ロブ(ジョンキューザック)がビールを飲みながら、ローラ(イベン、デンマーク人の女優)を呼び出して話す、「ファンタジー」話が、なんだかリアルで、「ああ、こういう男の人って多いんだろうなぁ」とつくづく納得させられました。Aさんも、「ああ、こういうのあるね」と納得していた風だったし。男の人は女の人に比べて、これは一般論ですけれど、こう、客観的に見るという能力が微妙に欠けているかもしれませんね。でも、だからこそ、男の人は何かに秀でることができて一生懸命にそればかりに打ち込むことができるのかもしれませんが。
それにしても、ジャックブラック、やっぱりあの人は歌が歌えるという意味で素晴らしいコメディアンですね。シャロウハルも楽しかったし、なんだかメチャメチャなのにいい、という感じでした。Let’s get it onは良かった。ハっとさせられました。あと、ブルーススプリングスティーンがちょこっと出ててびっくり。ジョンだけじゃなく、キューザック家がいっぱい出ていておお、という感じでした。かなりオススメ映画でした。レコード屋さんのオーナーになりたくなる。って私だけ?
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Starsky & Hutch

20040306_starskyandhutch.jpgStarsky & Hutch (2004), (B)
いやぁ、楽しいバカバカしい映画でした。ベン&オウエンといえばズーランダーですが、今回もなかなかイケてるコンビでしたね。私はああいう笑いは好きです。思い出し笑いすらできます。舞台が70年代なので(70年代の刑事ドラマの「スタースキー&ハッチ」のリメイク、と書こうとして、これははたして「リメイク」なのかどうか分からない、と思いはじめましたけど)、服装、車、お化粧、髪型、などなど愛すべきものいっぱいでした。バカバカしいのはいいですね。本当に。あとAmy Smartが出てました。あの人コメディ専門の美人さんという感じですが、賢そうでステキですね。
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追記(3/16):ふと思い出したのですが、この映画の中で、アジア人男性が”What he looked like? C’mon, he is a white, you white guys all look the same right?”というところがあって、映画館の中も笑いにつつまれてましたが、これって居心地悪いの私だけ?このジョークはつまり、逆メッセージなんです。アジア人はみんなそっくりに見えるんです。彼等にとって。だから逆をいわれて、「いやぁそれはこっちのセリフだし」風のジョークなわけです。これって、微妙。誰が脚本を書いたか(アイディアを出したか)によるけど。別にオフェンドされるわけじゃないですけど、こう、モゾモゾする感じでしょうか。

The Passion of The Christ

20040229_thepassionofthechrist.jpgThe Passion of The Christ (2004), (B)
日本で放映されるとしたら「パッション」という題になりそうだということですが、アメリカでもPassionと呼ばれているこの物議をかもしだしている映画、あまりに気になって観に行きました。キリスト教のことを全く知らない人は予習が必要な映画かもしれませんね。ジェイダがなんであの行動をとったのかとか、本当の最後の晩さんの意味とか、リザレクションについて、マリア様について、お父さんがいないワケについてなどなど、全く説明されてません。観客は知っているものとした前提の映画ですね。まぁ、アメリカの観客の90%以上がもちろん知っているわけですけれど。
私がBとしたのは、まず共感できないという単純に文化的な違いと、メルギブソン特有のペイトリオッツにもあった激しすぎるバイオレンスでしょうか。売れているみたいだし、いろいろと考えさせられはするものの、映画=エンターテイメントという定義のハリウッド映画大好きの私には重すぎたみたいでした。
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Miracle

20040221_miracle.jpgMiracle (2004), (B+)
昨日の夜、一番最後の9:10の上映を観てきました。カートラッセル、もともと大好きなんですが、本物に似過ぎ。ノンフィクションだし結果も分かっているのに、手に汗握る、じーんとするいい映画でした。私は最近Hockeyは大好きで、スポーツニュースでもいつもじっと見てしまうのですが、やっぱりゴールを守るという姿勢が一番の良さだと思いますね。時代背景もありますがソ連を相手にするのはやはりビッグディールだったのでしょう。アメリカという国の底力を見た気がしました。
それにしても平均年齢21歳というチーム、俳優陣が全員美形あるいはキュート系。こんなに素敵な人ばかりでいいの?という感じで目の保養になりました。アメリカに7年住んでいますがこんなに一気にカッコいいアメリカ人をいっぱいみたのは初めてだったような気がします。でもジミー役の人は、本物にもソックリで、本物もカッコよかったのねーとびっくりしました。
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Rat Race

20040216_ratrace.jpgRat Race (2001), (B+)
邦題はそのままで「ラットレース」だそうです。バカバカしい笑いで、楽しませてもらいました。ロウエンアトキンスすごいですねぇ。きもちわるい。最後はへんにアメリカ偽善チックでしたけど、あれはアメリカ人のノリとしてはうれしかったのではないかと思います。私はうれしかった。プレイリードッグのくだりが下品で死ぬほど笑えました。
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