The Interpreter

20050423_theinterpreter.jpgThe Interpreter (2005), (B+)
いやぁ、ニコールキッドマン、きれいですねぇ。目が青すぎ。話は、かなり込み入っていて「ん?」「ん?」の連続でした。グループが5コくらい出て来て、誰がどのグループだったかだんだん分からなくなるのです。ショーンペンはつねに上目遣い。そのせいで額にシワが8本くらい常に出ていました。(自分にとっては)死刑になってもおかしくないほどの人が、溺れていたとして、自分の命をリスクにさらしてまで助けるのか、それとも溺れるのをただ見守る(見捨てる)のかどうか、というところ興味深かったです。ちょっぴり哲学的なんですねぇ。ニューヨークで、訪れた場所がちょこちょこ出て来てそれも楽しかった。911後、ということの強調なのか、最後にジャージー側からのWTCなしのマンハッタンが大写しになってました。なかなかサスペンスあふれる規模の大きなお話でした。邦題も「ザ・インタープリター」になるみたいです。
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Sahara

20050416_sahara.jpgSahara (2005), (A-)
原作を愛している人にはかなり期待はずれだったみたいですが(特にキャスティングが)、私にとってはすごく楽しい映画でした。マシューさんらしさというかなんというか、ひたすら明るい冒険家(でもないけど)という感じでかなりのエンターテイメントでした。邦題は原作の邦訳を反映して「サハラ  死の砂漠を脱出せよ」となっているみたいですね。基本的には”National Treasure“のノリにそっくり。違いはハゲのおじさんか、素敵なマシューかってところね、といったらAさんが、いやー完璧バイリンガルの美女か、微妙なバイリンガルのペネロペさんか、ってところだね、と言ったので笑えました。「お宝」をどうするかという部分がキレイ事になっているのが良かったのと、あと海辺のラストシーンがチープだったのが残念だったけど楽しめましたよ。景色がとてもキレイでした。コメディも良かった。”He did a Panama.“が良かったです。
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The Fugitive

20050416_thefugitive.jpgThe Fugitive (1993), (A)
昨日、テレビ(TNT)で永遠とBack-to-Back ”The Fugitive”って感じで放映されていたので観たんですが、全編ちゃんと観たのは初めてだった気がしますね。これが日本の映画館に来たときは私は長崎に住んでいて、友達と「あの映画面白いらしいね」なんて話をしたのをハッキリ覚えてますが。でもこれは、かーなーり、上手でしょう!リメイクでしょうが、どこでどれだけ観客にネタをバラすか、というのがすっごく上手だと思います。いろんな人のエゴだとかなんだとかが散りばめられて絡められていて、そのあたりも、単なるアクションじゃなくて人間ドラマな感じでした。これは人気だったのでTommy Lee Jonesの役柄そのままに1998年に続編”US Marshals“が作られて、それもよくテレビでやってますけどあれも面白いですよね。邦題は「逃亡者」。かなり好きな映画です。ハリソンフォードがスマートっていう設定がやっぱり合ってる気がします。
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Sin City

20050412_sincity.jpgSin City (2005), (D+)
いやぁ、私の好みではないことは最初っから分かっていたんですけどね。でもなんで観に行ったんでしょうか。マティネイ料金(5ドル)だったしいいか。でも皆さんの評価は高いみたいですよ。いいんです。私には芸術を理解するセンスみたいなものがないのでしょう。ブリトニーマーフィーの大根ぶりが際立ってました。ジェシカアルバは相変わらず超セクシー。映画の狙いでしょうけれど、女性が全くのセックスシンボルとしての存在意義しかなかったのがある意味すごかった。話の流れとしてはパルプフィクション、描写はキルビル(見てないけど)、という感じでしょう。タランティーノさん。邦題は未定とか。でも「シン・シティ」になるでしょう。「フランク・ミラーの」がつくかな。つかないか。さらに下に続きます。
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Sideways

20050410_sideways.jpgSideways (2004), (A)
昨日Wal Martでお買い物していたら、Aさんが、「Wal Mart限定」とかいう13ドルでちょっぴりお洒落なワインセラージャーナルとセットになったDVDを見つけてきてくれて、前からこれを観たかった私としてはすぐに購入しました。始まりのタイトルが「ドンドンドンドンドン」と出るところからカワイイ感じだし、全編を通じてジャズ(モダン)な感じも素敵だし、出演者の全てが素敵だし、すぐ気に入りました。ワインのうんちくは分からないけれど、ポーチであの二人がなぜワインに熱中するのかを話すところはとても素敵。そしてすべてのぶどうやワインの描写が、つまりはメタファー(比喩)であるってことは、ちょっぴり胡散臭く感じるほど強調されているのに、それが最後には全く嫌味に感じられないところが好き。文学好き(?)としては途中でブコウスキー引用が出て来たところで「!」とパズルが解けた感じがしたのも、こういう映画ならではの快感だったなぁと思いました。小説のエンディングとシンクロナイズさせたエンディングもとっても素敵。かなり好きです。邦題は「サイドウェイ」。ワインは横に寝かすのですよ。
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