Mr. and Mrs. Smith

20051228_mrandmrsmith.jpgMr. and Mrs. Smith (2005), (B-)
まあこんなもんでしょう、といった感じとしか言いようがないですよね。カウンセリングのシーンが入るのはなかなか好きだったけれど、心の底から良かったなーと思えるのはヴィンスヴァーンくらいで、あとはかなり微妙。でも銃を突きつけ合ってブラッドピットが銃を下ろすところはちょっと良かったかも。でも本当にそれくらいしか良いと思わなかったっていうのもすごいですけどね。アンジェリーナジョリーが、なんというか、頑張り過ぎというか、オーバーアクティングというか、そういうイメージもありました。キレイだけどかわいくないというか。最後の10っていう数字だって当然多いんでしょうけど、こんな非現実的な映画なんだから、多いんだか少ないんだかうーんって思わない事もないしね。あ、そんなことどうでもいいですね。邦題は「Mr.&Mrs. スミス」というなんとなく中途半端なものになってました。お金払ってみるほどじゃないかもしれませんね。私はレンタル料払ったけど。
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King Kong

20051226_kingkong.jpgKing Kong (2005), (B-)
クリスマスのお昼に観に行ってきました。やっぱり「オタク」ムービー監督だけあって、かなり詰め込みまくりで、ゲームのようなストーリーでした。どうしてクリティックスの評価がこんなに高いのか、と思ったけれど、あれはあれでエンターテイメント性が高いという評価なのでしょう。私にとってみたら、ジュラシックパーク(良かった)とロストワールド(ダメだった)がごっちゃになってさらなるバカバカしさと混ざったらなんだか良くなっちゃった、という感じかな、と思いました。何の事かわかりませんが。だってエンパイアステートビルからアレしたらだめでしょう。そしてジャックブラックの魅力半減。やっぱり歌わせないと。そしてあの昆虫のところってまさに「観るに耐えない」という言葉そのものでした。そして最後に何も残らない気分…。もっと良いのかと期待しすぎたからつまらなかったのかも。でもさすがだと思ったのは、3時間なのに、全く「長い」と思わなかったこと。結局飽きさせないってことなのかもしれません。邦題も「キング・コング」。
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The Perfect Man

20051224_theperfectman.jpgThe Perfect Man (2005), (C-)
これも先日書いた分に引き続き、東京シアトル間の飛行機で見ました。ヒラリーダフの映画に感動を期待するのもナニですが、やっぱりダメでしたねぇ。ダイアンレインと同じでヘザーさんの老け具合が目立ちます。数年前に整形した目も何かヘン。LAXというすぐポシャっていったドラマにも抜擢されてましたが、あの老け具合がだめっぽかったです。キレイなのに勿体ないですね。今はヒラリーダフもガリガリになって、世の中の人は「キレイになった」なんて言ってますが、私はこのころの二の腕なんか見ると好きですけどねぇ。リジーマクガイアーなヒラリーダフが一番かわいい(子供という意味で)と思うんですが、女性の思う「かわいさ」と男性の思う「かわいさ」っていうのは違うんでしょう。日本では公開されてないみたいですね。邦題見つかりません。
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Must Love Dogs

20051223_mustlovedogs.jpgMust Love Dogs (2005), (B-)
東京シアトル間の飛行機で見ました。一応B-にしましたが、だいたいジョンキューザックがロマンチックコメディっていうのが無理があるんじゃないでしょうか。でもねぇ、Dermot Mulroneyがやった役柄みたいな男の人って、「いる!こういうやついる!」という感じで、もうーそれはもう納得しました。もはや日本語が分かりませんが、Self-preservingでDeterminedでもうとにかく、女の人に関してこういうタイプの男の人っている!もう本当にいる!そしてこういう男に騙されてる女の子っている!出てきた瞬間はこのタイプは分かりづらいですが、女の子が気づくべきポイントは、彼が”Now we both know there is a chemistry between us, …”とか言い始めたところですね。少なくとも私は、ム!こいつ変!と思った。なんであそこでダイアンレインは嬉しそうにするのか!とイライラしました。あとはジョンキューザックがあのかわいらしいレストランで急に”Let’s cut all the small-talk crap,”とか言い始めたとき、「ああ、気持ちわかるー」と思いました。ストレートにポイントを絞った会話が必要なときって多いのに、常に最初は当たり障りのない話なんかをしなきゃいけなくて強烈に面倒なことってよくあります。ところで邦題は「理想の恋人.com(ドットコム)」だそうです。あんなに美しかったダイアンさんがかなり老けていて(まあそういう設定だけれど)、ちょっと悲しかったかも。
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Syriana

20051221_syriana.jpgSyriana (2005), (A-)
アメリカに帰ってきたし、キングコングでも観ようよ、なんて言ってたんですが、突然こんなシリアス且つコントラバーシャルな映画を見たい気分になってしまって、ベルビューのリンカーンスクエアに新しくできた映画館で見てきました。私はバンコク滞在中、タイ人に比べて格段に英語が通じるという理由で、インド系の人々と仲良くなることが多かったんですが、その中にでも、マスリムの友人が大多数でした。彼らとは普通の下らない話だけではなくて政治のことや、今まで「遠い異国での出来事」だと思っていたようなイスラム文化のことなども一緒に話したりすることが多かったので、自分でも驚くほど彼らの文化に興味を持ったり、さまざまな問題を少しでも多面的に見よう、とすることができるようになったのは良かったな、と思っていたんですが、この映画のセオリー、私が話したほとんどのマスリムの青年達の観点とほぼ同じだったので、ああ、やっぱりそうか、と思いました。いや、肯定しているという意味ではなくて、合っているか合っていないかは別問題として、こういうふうに見ている人があちら側はほとんどなんだな、と確認した、ということなんですけどね。それにしてもマットデーモン良かったですねぇ。いやリアルライフでもですが(結婚)、このストーリーの中でも、ホント、危ないところでした。私はこの映画はいろいろな意味でおすすめだと思いましたよ。こういう話を誰かから聞いておくのは意外に大事なことだと思うから。特に私なんかはアメリカに10年住んでいるのできっと情報も偏っているだろうし。邦題も同じく「シリアナ」だそうです。
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