Girl with a Pearl Earring (2003), (C+)
原作の小説、絵画、共に大好きなんですが、映画は残念ながら、名前負けしてました。でもスカーレットヨハンセンいいですね。この映画のこの役の人はどうしても、唇が魅力的でないとダメだったと思うんですが、ハマり役でしたね。清楚そうでいて、それでなんだか色っぽい。耳をピアスするあの場面は何かのメタファーかと思いきや、そうでもなく、小説と同じように、野菜を切るとこから始まるので、おお!と思っていたのにそこは少し急いだ感じになっていて、ちょっと残念でした。スカーレットさんが好きな人にはなんだかおしゃれでいい映画かも。もちろん、コリンファースの魅力もいっぱい。でもオランダ舞台で英語だらけっていうのも、ハリウッドはいろいろめちゃめちゃやるよなぁ、と思ってしまいますね。邦題は「真珠の耳飾りの少女」。絵画の邦題と同じです。
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The Safety of Objects
The Safety of Objects (2003), (C-)
私はA. M. Homesさんの原作を読んだのですが、映画は、見終わって「ふーん」という感じでした。原作は短編集ですが、映画はそれを無理矢理にひとつの話にした感じ。上手にまとめたなぁとは思うし、最後にすべてが明らかになるところ(特にジョニーのところ)は脚本の力に、おお、という感じでしたが、結局可も不可もなく、といった感じ。妹ちゃんはもうちょっとデブっていて欲しかったし、サムも男の子のほうが良かったし。学ぶ事もあるようでないような感じ。でもひとつだけ思ったのは、今私が家族に何の不幸もなく、苦しみもなく、痛みもなく、漫然として幸せに生きていること自体が、わりにつなわたりのようなファインラインの上を歩いているような感じなのかも、という感じ。ふと見渡すと、いかにたくさんの人々が逆境をこえて素晴らしく生きているかが見えて自分を甘く甘く感じます。謙虚になろう。ってそんな感想を持つような映画でもないんですが。原作のほうがオススメです。ぎょっとするから。
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I, Robot
I, Robot (2004), (C)
今日は朝の9時半からアメリカの栄養学の専門家が90年代前半から推奨している食生活指針の一部である、Food Guide Pyramidをそろそろ真剣に作り替えなければいけないのでは?ということでそれについてのセッションに参加したあと、次に”How to get published”というワークショップに参加する3時まで時間があったので、またあの楽しいモールに行って映画を観てきました。わたし、昆虫でもなんでも、いっぱい同じものがワーっといる状態が苦手なので、この映画は結構キビしかったです。ウィルスミス以外に、入り込める人がいないというのもどうなんでしょうか。サニーもねぇ、ウィンクされたら私はきょとんとしちゃうよ!って感じでした。微妙です。第1週目の売り上げ良いみたいですが。邦題も同じく、「アイ、ロボット」になるらしいです。9月の公開予定だとか。
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Magnolia
Magnolia (1999), (C+)
邦題も「マグノリア」。3時間ですよ。長い。私、思うのですが、映画の途中で、「この映画長いなぁ」と一瞬でも思ったら、やっぱりエンターテイメントとしてはダメなのではないかと思うのです。芸術、アートとしてはいいのかもしれませんが、私は難しいことがあまり分からないので、やっぱりトムクルーズだったらミッションインポッシブルだよなーとかそういうノリなのでごめんなさい。
自分のためのメモとして、私なりの解釈を続きに書いておこうと思います。これから映画を観ようと思っている人は読まない方がいいかも。でもC+ですからねぇ。
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Out of Time
Out of Time (2003), (C+)
邦題は、「タイムリミット」だそうです。デンゼルワシントンがなんだかカッコ悪い映画。あ人はカッコよくあってほしいと願う私としては、あまり楽しい映画ではなかったんですよねぇ。トリックも、なんだか見え見えだったし、どうなの?という感じだったんですけど、まあ、中盤はハラハラしました。
人はウソついてどうにかしちゃおうとおもってしまうことが良くあるけど、こんなにウソでうまくいくこともすくないし、やっぱり、ああ、もうだめだ、と思ったらすぐにあきらめて正直にいってしまうのが大事だと思うんですよねぇ。それをしなくてよかったーと最後に思ってしまうのってあんまりよくないのでは?と思ったんですけど。正直いってちょっと残念。
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