Sideways

20050410_sideways.jpgSideways (2004), (A)
昨日Wal Martでお買い物していたら、Aさんが、「Wal Mart限定」とかいう13ドルでちょっぴりお洒落なワインセラージャーナルとセットになったDVDを見つけてきてくれて、前からこれを観たかった私としてはすぐに購入しました。始まりのタイトルが「ドンドンドンドンドン」と出るところからカワイイ感じだし、全編を通じてジャズ(モダン)な感じも素敵だし、出演者の全てが素敵だし、すぐ気に入りました。ワインのうんちくは分からないけれど、ポーチであの二人がなぜワインに熱中するのかを話すところはとても素敵。そしてすべてのぶどうやワインの描写が、つまりはメタファー(比喩)であるってことは、ちょっぴり胡散臭く感じるほど強調されているのに、それが最後には全く嫌味に感じられないところが好き。文学好き(?)としては途中でブコウスキー引用が出て来たところで「!」とパズルが解けた感じがしたのも、こういう映画ならではの快感だったなぁと思いました。小説のエンディングとシンクロナイズさせたエンディングもとっても素敵。かなり好きです。邦題は「サイドウェイ」。ワインは横に寝かすのですよ。
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Out of Africa

Out of Africa (1985), (A-)
ロバートレッドフォード大ファンの私としては、これはいつか見なければと思っていて気合いを入れて観たんですけれど、すごく良かったんですけど、やっぱりひっかかるのはメリルさん。メリルさん、演技派とか言われますけどこれはどうなんですかねぇ。「位の高い、気品があるけれどモダナイズされたパワフルな女性」という役柄だけどぴったりだったのは「パワフル」って部分だけっぽい、という印象でした。でもきっとこれって代表作なんですよねぇ。アカデミーとかとったりしたのかもと思って今調べたら、ノミネートされただけでしたけど、それでも評価は高かったということでしょう。単純に私の好みの問題ですね。それにしても、これって作品賞とった映画だったんですね!まあびっくり。確かにシーナリーとか良かったですけれど、ストーリーはタンタンとしていたし、かなり地味なオスカーでしたね。1985年。私はその頃中学生でした。アフリカのことなんて、教育が良いか悪いかなんて、なーーーんにも考えずに毎日中学校に通ってました。でも今振り返ってみて絶対に、私は教育を、あの義務教育でもなんでも、受けて良かったと真剣に思いますけどね。でもこれを他人にも!と思うのってエゴなんでしょうかねぇ。難しすぎます。邦題は時代を反映して(?)「愛と哀しみの果て」です。別にいいんですけどね。
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Million Dollar Baby

20050316_milliondollarbaby.jpgMillion Dollar Baby (2004), (A-)
やっぱりオスカーとったし行くべきでしょう、ということで母とAさんと3人で行ってきました。でも本当は”Because of Winn-Dixie“を観に行きたかったのに、近くの映画館では終了していたので仕方なく行ったんですけどね。しかもマティネイ料金で。ひとり5ドルでした。まあ、ボクシングボクシングしていない、ということは聞いていたんですけどあんなに悲しいとは思わなかった。”My Darling”だった、というところで号泣しました。いろいろ伏線もたっぷりひいてあったし、クリントイーストウッド、すごいなって思いましたよ!Mystic Riverのときは思わなかったのに。思った以上にはるかに良かったです。邦題も「ミリオンダラー・ベイビー」。
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Finding Neverland

20041229_findingneverland.jpgFinding Neverland (2004), (A-)
午前中に仕事が行き詰まり(というより、単純に図書館まで出かけてある文献を見ないことには仕事が進まないという事に気づいただけ)、この際おでかけついでに映画を見て帰りたい!と年末を理由に遊ぶ気いっぱいでAさんに電話をしたら、この映画ならいいよ、ということだったので観てきたんですが、それはもう、本当に良かった。私はジョニーデップはそこまで大ファンというわけじゃないのですが、やっぱり俳優さんというより芸術家っぽいのでこういう役はかなりハマりますね。ピーター(パンじゃないよ)ちゃんがホントに良かった。グリーンサファイアのような瞳の特徴のある目と、年齢よりずっと大人っぽいスネた態度。彼がアップになるたび号泣でした。邦題は「ネバーランド」。感想はさらに下に続きます。
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The Clearing

20041217_theclearing.jpgThe Clearing (2004), (A-)
題名から、暗殺者?とかいろいろと考えていたんですが、意外な展開でいろいろと考えさせられました。最初はロバートレッドフォードが作ったのかと思ったんですが、そのワリにはなんだか話がいい意味でセコいな、と思っていたら、彼の作品というわけではないんですね。でも私はこういう感じの映画は嫌いではないです。途中から重苦しくなるのでつらいことはつらいんですが、でも最後が分かるようで分からないようで、だんだん身につまされるというか、まあ単純に泣けるというだけのことなんですけどね。邦題は「二重誘拐」だそうです。なんで?私何か二重な部分見逃してる?あの「キャビンがある」ってやつのこと?下に続きます。
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