Being John Malkovich

20040312_beingjohnmalkovich.jpgBeing John Malkovich (1999), (A-)
邦題は「マルコビッチの穴」です。この邦題うまいですね。かなりうまいです。原題もこっちのほうが良かったような気がするくらいですね。ずっと前に友達のHが持っていたDVDで見たことがあったのですが、ブラボーチャンネルで放送していたのでつい全部見てしまいました。
この話は最初から飛ばしてくれますよね。とりあえずパペットですよね。確かに上手ですけどパペット好きって日本のフィギュア好きと同じイメージありますよね。フィギュア好きのみなさんを敵に回してしまうかもしませんが、やっぱりユニーク、とかそういうポジティブな言葉よりも、はっきりいって「キモい」と思ってしまうが一般人な気がするんですけどどうなんでしょうか。でもまぁ、いろいろと文化もあることだし、私が知らない世界があるということですね。さらに下に続きます。
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High Fidelity

20040307_highfidelity.jpgHigh Fidelity (2000), (A-)
邦題も同じく、ハイフィデリティ。いわゆる音質を示すHi-Fiと意味をかけ合わせているみたいですね。ブラボーチャンネルで週末やっていて、気になったのでわざわざビデオ借りてきて見ました。いやぁ、私はこういう映画は大好きです。Almost Famousをさらにオタクにして、フレンチムービー風味にした感じ。ってどんな感じか分かりませんが。最後の方で、ロブ(ジョンキューザック)がビールを飲みながら、ローラ(イベン、デンマーク人の女優)を呼び出して話す、「ファンタジー」話が、なんだかリアルで、「ああ、こういう男の人って多いんだろうなぁ」とつくづく納得させられました。Aさんも、「ああ、こういうのあるね」と納得していた風だったし。男の人は女の人に比べて、これは一般論ですけれど、こう、客観的に見るという能力が微妙に欠けているかもしれませんね。でも、だからこそ、男の人は何かに秀でることができて一生懸命にそればかりに打ち込むことができるのかもしれませんが。
それにしても、ジャックブラック、やっぱりあの人は歌が歌えるという意味で素晴らしいコメディアンですね。シャロウハルも楽しかったし、なんだかメチャメチャなのにいい、という感じでした。Let’s get it onは良かった。ハっとさせられました。あと、ブルーススプリングスティーンがちょこっと出ててびっくり。ジョンだけじゃなく、キューザック家がいっぱい出ていておお、という感じでした。かなりオススメ映画でした。レコード屋さんのオーナーになりたくなる。って私だけ?
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In America

20040131_inamerica.jpgIn America (2003), (A-)
アイルランドとイギリスで2002年に公開された映画が去年アメリカにやってきたみたいです。邦題は、「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」だそうです。
映画を見終わって、クレジットを見て分かったのですが、これはジムシェリダン監督の半自伝的作品らしいです。つい最近読んだ、The Lovely Bones(ラブリーボーン)が、娘を失った家族の傷付き、バラバラになり、立ち直る姿を描いた作品だったことを考えて、いろいろなシーンがこの映画を見ながら重なり、この時期にあの本を読んで(出版からはかなり遅い時期)、この時期にこの映画を見たことをとても不思議に思いました。
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Whale Rider

20040108_whalerider.jpgWhale Rider (2003), (A)
美しい映画でした。映像自体が何か、強い何かを伝えている感じ。こういう少数民族に生まれる子供たちの人生ってシンプルなようでいて複雑だと思います。きっと自分だったら上手にそ況を処理できないのは分かっているのに、どこかで無責任に憧れる気持ち。Paikeaの長いまつげ、強い視線、きっぱりとした口調、なにもかもが私のココロを刺激する映画でした。頑固なお父さんを恨めしく思ったり、誇りに思ったり、どんな状況でもどんな家族でも、どんな伝統があっても、そういった基本的なことはみんな同じだなぁと思って胸を突かれる思いでした。もういちど時間がたったらまた見たくなる映画だと思います。
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Something’s Gotta Give

20031227_somethingsgottagive.jpgSomething’s Gotta Give (2003), (A-)
笑いいっぱいのステキな映画です。Ericaの、とにかく白いお洋服に憧れます。あれは、かなりのハイメインテナンスな人じゃないと無理でしょう。ワインとパスタの軽いディナーやビーチハウスのディテイルに釘付けになります。キアヌリーブスが出ていてびっくりですが、彼はこの映画ではとにか二枚目なら何でも良かったという感じ。こういう映画を良いなぁと思ってしまうのって年齢を重ねてしまったせいだとしたらあまりにステレオタイプで嫌なんですが、正直言ってこういう映画は大好きです。ジャックニコルソンに笑い、恋人や夫婦でゆったりしたロマンチックな時間を過ごすのにいい映画。
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追記(3/21):あまりに色々な人に聞かれるので書いておきますが、英語で”Something’s gotta give”というのは、直訳で、「なにかがなされなければならない」というような意味合いで、要は、「なんとかしなきゃ!」といった感じです。映画を観れば分かりますが、これはまぁ、もちろんジャックニコルソンの言葉でしょうけれどみんなに当てはまる感じでよいタイトルだと思いますね。