仕事の引き継ぎ

昨日は、私が一番下の身分なのに、なんだか指揮をとらせていただいていたプロジェクトの大きなテレカンファレンスでした。いつもテレカンファレンスは2人がオフィスに居て、誰か違う場所にいる一人に電話する、とかいうような、わりと「なんちゃってテレカンファレンス」だったんですが、昨日のは全く違いました。うちの大学にはちゃんとテレカンファレンスを取り仕切ってくれる部門があって、前もって登録しておくと、テレカンファレンスのサービスをしてくれるのです。
詳しく書くと、まずその部門からひとつの電話番号と、コード番号を教えてもらえるので、そこに電話し、録音されたインストラクションに従ってコード番号を入れたり、名前を吹き込んだりすると、ラインにつながります。私はちょっぴり早めに電話したので、私の前にラインにいたのはひとりだけだったんですが、待っているとその後次々に、ミーティングのメンバーが「XXXがライン・インします」というようなお知らせと共に入ってくるのです。こんな本格的なテレカンファレンスはアメリカではよく行われているみたいですが、私は初めてだったので単純にすごいなーと思いました。

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Two Weeks Notice

アメリカでは、というか何というか、アメリカだけではないんでしょうけれど、仕事を辞めたりするときは2週間くらいの余裕をもって伝えなければいけないんですが、私もとうとう、休職願いという名前の辞表らしきものを先週提出してきました。とはいえ、みんな私がそろそろ去るのは知っていたので特に驚くことでもなんでもないんですけどね。しかも辞表といっても日本のようにしっかりとした挨拶状のようなものではなく、単なるペーパーワークで、私は日付を書いてサインをするだけ。
ポスドクの仕事は実は、やろうと思えばいつまでもいつまでもあるものなので、ずーっと永遠にできそうだし、お給料もアメリカでは全然悪くないので、実際そうやって生きている人もたくさんいるんですけど、私もそろそろ、遅すぎたかもしれない次のステップに移る時期だ、と決意して去年の暮れあたりからいろいろと水面下(?)で行動してきたんですね。ですからUniversity of Idahoの仕事が5月の上旬に終わったらWSUには戻らずに、そのまま辞めることになりそうです。忙しかったけれど、楽しくて自分のペースでできる素敵な仕事だっただけにちょっぴり残念なんですけどね。

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モスコウでカフェ仕事

University of Idahoのお仕事をするようになってから、何が大変って、書類を作ったり、提出したりする度に隣町モスコウへ行かなければいけないこと。って、当たり前みたいなんですけど、私の場合は自分のせいで、さらに大変なんです。というのも、いつも用事を自分のオフィス(WSU)で済ませてから、さあ、これとこれをモスコウでやろう、と思ってモスコウまで出かけて、やらなければいけないことをさっさと済ませて、またプルマンでミーティングなりなんなりと戻ってくる訳ですが、だいたい、いつも、プルマンモスコウハイウェイというプルマンとモスコウを結ぶハイウェイ(そのままですね)を走りながらかなりプルマンに近づいたところで、「あ!あれを出してくるのを忘れた!」とか「あ!あれをもらってくるのを忘れた!」とか気付くわけです。そしてさんざん、なんとかして翌日行くときの用事のときに一緒にそれができないかどうか考えまくって、考えても考えてもやっぱり今日必要だ、と分かった場合は泣く泣くもう一度モスコウへドライブバックするわけです。情けない。

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Oxygen isotope evidence for the late Cenozoic development of an orographic rain shadow in eastern Washington, USA

“GEOLOGY”の2005年4月号に、待ちわびていたAさんの初論文が掲載されたので嬉しがりの私としてはここにPDFのせておきます。ブラウザで見る場合はクリック、ダウンロードする場合はWindowsの方は右クリックで保存を選んで、Macの方はOptionクリックか、Controlクリックで保存を選んでくださいね!ホントに嬉しがりですみません。あの”GEOLOGY”に載ったかと思うと嬉しくて嬉しくてたまらないのです。Under ReviewのときのことをA Beautiful Jobとして書いておきましたが、あれからちょうど1年なのですねぇ。長かった。本当に手前味噌ですけど、何度読んでもコンサイズなキレイな論文だなぁと思います。でもかなり専門的なので本当に興味がある方だけどうぞ。

楽しいお仕事

世の中にある数々のいろいろなお仕事と同じで、私のお仕事にもイヤな仕事、つらい仕事、緊張する仕事、気の進まない仕事などありますが、今日は、そんなのじゃなくて、「これが仕事だなんてユメみたい!楽しい!嬉しい!」と思ってしまう楽しいお仕事について紹介します。
ひとつは、今携わっているプロジェクトに使うブローシャ(パンフレットのようなもの)を作る仕事。めちゃめちゃ楽しいです。コンテンツを考えたり、ワーディング(Wording)を考えたりするのはちょっと大変で、それにほとんどの時間を費やすのですが、というのも、アメリカには、”Low Literacy Population”といって、英語で普通にお話はできるけれど、読み書きがあまり出来ないという人々のグループがあって、それは意外にも多いんですね。私のプロジェクトは、一般消費者対象ですからその人々にもわかる言葉で書かなければいけないので大変なのです。

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