Vernaの家

昨日はオフィスメイトのVernaのお家へ遊びにいってきました。彼女の家は、前にも書いたと思いますが新築で、例えるなら、アルプスにあるロッジ、というイメージです。アルプスに行ったことはありませんが。
全体的に信じられないくらい高い天井、高価な木目調の部屋、ネイティブアメリカンやちょっとオリエンタルなイメージの家具がメインなのに、どことなくコンテンポラリーな雰囲気で、本当にそこにあるなにもかもが、私は好きです。旦那さんのSteveは今、家のまわりのランドスケープをどういうふうにするか頑張っていて、まわりに岩を並べたりするのに、うちのAさんの意見を聞きたい、ということで私たちは行ったのでした。しばらく岩の質やその他のいろんなことを話して、それから野生のエルクやムースなども訪れるという広大な森まである、VernaとSteveの敷地を散歩しました。冬はクロスカントリーやスノウシューイングもできるということで私も、1回しかやったことはありませんがスノウシューイング、ぜひやりたいなぁと思ってしまう感じでした。楽しそう。
それから家に帰ってきてみんなで夕食の準備をし、私はVernaの家の冷蔵庫にあったレタス、トマト、にんじんと大根でグリーンサラダをつくり、Steveが外でハンバーガーをグリルし、Vernaは3時間前からコトコトとオーブンで煮込んでいたというベイクドレンティルを出してくれて、Aさんがテーブルセッティングなどをしてくれてすてきなトラディショナルなアメリカン料理となりました。でも細かい部分、たとえばドレッシングとかコンディメンツとかが、Vernaの持ち物はオシャレで憧れます。ラズベリービネグレットのドレッシングなんてかなり私の好み。今度買ってみようと固く思いました。
Vernaはこの前の金曜日が誕生日だったのでそのときSteveが買ってあげたというクリームチーズアイシングのキャロットケーキ(モスコウにある有名なベイカリーで注文したそうです)とコーヒーでデザートにして、そのあとあのすてきな家とおいしい料理にとても憧れながらVernaの家をあとにしました。いいなぁ。私もVernaくらいの年齢になったらああいう生活ができるようになるといいんですけど。

Victrola

After having great smoked salmon with an organic bagle with the onion and chive mixed cream cheese for a breakfast, we left Uncle Mike’s around 9 am. Arrived at the Convention Center at 10ish and for the first time, I had a chance to walk around.
I would say this is a pretty unique type of a conference because people attending this conference are mainly male. Probably about 70%. Lots of people are in casual cloths like jeans, and some people pretty much dressed up with ties and shiny shoes. So the contrast of the dress codes is so clear.
Akinori is somewhat semi-formaly dressed. He picked one of two semi-formal shirts I bought him from Ralph Lauren for our first anniversary in June. He looks not overdressed and not underdressed either, and I think that’s really nice.
First we went to a room called “speaker ready room.” The oral presenters can go there to see how their powerpoint slides turned out on the computers the GSA prepared. Akinori checked his slides there and made a bit of changes. I thought his slides looked terrific. And then I went to the Seattle Public Library just across the road and sat down to do some of my works. I made it, I did not go to a cafe to do this!
Met up with Akinori for lunch on the first floor of the Convention Center at noon. We went to the Pacific Place and had hamburgers and shakes at the Johnny Rockets. Then we went down to the Barns and Noble Bookstore to browse some books and to have a cup of coffee. This is the first caffeine I’m having today, so it should be OK, I told myself (oops, I had a cup of earl gray tea this morning and who says I know that tea has more caffeine than coffee has?). Then wishing him a great deal of luck, I waved him and came to the 15th on the Capitol Hill. Here is a nice coffee house, “Victrola.” Though it is middle of a day on Monday, there are so many people. I almost gave up to find a table, but I waited for a couple of minutes because Victrola has a wireless internet inside. This is the big reason why I came here. Fortunately someone really nice told me that she was leaving so I’m here typing this and having an 8 oz coffee. Shame on me, this is the third cup of caffeine I’m having today.

カフェ情報

Victrola
411 15th Ave. E Seattle, WA
(206) 325-6520

Bauhaus

Akinori and I use a software called “Quicken” from Intuit to manage our finances. This software is so far so good to see our “immature” financial pictures. It can be simply used to keep up-to-date with our several different “wallets,” but it is also really good to see the “breakdown” of our expenses. For example, let’s say that you’re addicted to caffeine and you want to see how deep your addiction is. Then you create a category, for instance, like “caffeine” or whatever you like (I simply call it “coffee”). And then every time you enter your expense toward caffeine, you choose “caffeine” as its category. Wait for some time passes, then you’ll be able to track down your expenses toward caffeine by week, by month, by year, or by entire period of time you use Quicken.
20031102So what I want to say is simply that my addiction toward caffeine is pathetically deep. I’m in Seattle this weekend because Akinori is attending a conference organized by Geological Society of America (GSA), held in Seattle from today to next Wednesday. He went to the Seattle Convention Center earlier this morning and I’m left alone in downtown Seattle. I have been to a nice coffee house named “Bauhaus” nearby the Convention Center, so here I am, at the Bauhaus ever since he headed off to the conference. The drip coffee in 12 oz mug is $1.50 and they offer a refill for $.50. Just a few minutes ago I was seriously thinking about whether or not I should get the second refill. Then the screen-image of my Quicken came into my mind so now I’m having a second thought that I leave here and go shopping or something.

カフェ情報

Bauhaus
301 E. Pine St. Seattle, WA
(206) 625-1600


週末はシアトルへ

今週末は、来週の月曜日にAさんがGSAの学会(Geological Society of Americaだっけ?)で彼の研究を発表するので土曜日から月曜日までシアトルに行ってきます。そうなんです。彼の初学会デビューは偶然にもワシントン州シアトル。私は初デビューはニューオリンズだったのでなんだか大きなことだったような気がしましたけど彼は近くてラッキーというかちょっとがっかりというかそういう感じ。でもポスター発表ではなくてオーラルなので緊張しているみたいです。私もみたいなぁ。
ということで、シアトルのちょっと北のエドモンズというところに住んでらっしゃる、Aさんの伯父さま(あ、もはやあたしのでもあるか)のところにお世話になりに行ってきます。一緒にお食事にも行くので楽しみ。でも私は大きなペーパーのデューが水曜日にあるし、STATの宿題もあるし、今日と明日にかかってます。こんなことやってないでオフィスにいって勉強しよう。

ナッシュのゲーム理論

昨日、デイリーグラインドというカフェでSさんとFさんと、勉強会という名のソーシャライズをやってたんですけど(つまりダラダラおしゃべりですね)、Fさんは考古学のPhDをやっていらっしゃる私よりひとつ年上のステキな男の方です(彼女募集中だとかそうじゃないとかいう噂もききます)。
そこでお互いのリサーチの話などやってたんですが、Fさんはだいたい600年から1500年前のネイティブアメリカン(アメリカンインディアン)の石器を使った行動学のようなものを研究されていて、アドバイザーの先生はその行動パターンなどをシュミレートしたり、モデリングしたりしているということなんですね。で、モデリングといえば今私がとっている統計のクラスで、LISRELというモデリングでリニア関係にあるリグレッションのモデリングをやっているので、その話をしているうちに、結局すべてのモデリングは経済学発端だということになり、こういったモデリングはだいたいにおいてすべて、いわゆるCausality Relationship(因果関係?)、またの名をCause-and-Effect Relationship(原因-結果関係)、あるいはCause-and-Benefit Relationship(原因-利益関係)というAssumption(仮定ですかね)のもとに仮説としてたてられているという話になりました。
これはどう面白いかというと、つまり例を出すと、たとえばアップルコンピュータという会社がありますね。現在のCEOはアップルコンピュータのファウンダーのひとり(というかメイン)、スティーブジョブスであるのは誰もが知っていることですが、その前はギルアメリオ博士だったわけで、その前はジョンスカリーだったわけなんですけど、なぜジョブスが追放され、ほかのCEOが失敗し、アメリオは追放され、ジョブスが戻ってきてアップルが息を吹き返したか、それはいろいろな要素が混ざり過ぎていて数値化して教訓にするには複雑すぎるのです。
が、モデリングをしてみると、なんと、こういってモノを数値化することができるんですね。CEOのカリズマだったり、信頼性、マネージメント能力などなどを評価するほかの値を数値化することによってモデリングができる。そして実際に数字である、たとえば売り上げだったり、株価だったり、そういうのを予測するために、その数字であらわせなかったパフォーマンスなどの値を立派なひとが作ったセオリーにのっとって数値化、評価、教訓化できるようになるわけです。
で、何が言いたいかというと、そこでFさんと一緒に話していたのがいわゆるナッシュ戦略とか呼ばれる、映画、”Beautiful Mind”にもなったジョンナッシュノーベルアワードウィナーのゲーム理論。私は昨日の段階ではそのゲーム理論について微妙に分かっていませんでしたが、つまりこういうわけです。
女の子が3人います。一番カワイイ子、2番目にカワイイ子、3番目にカワイイ子。そこに男の子グループが来ます。一番カッコイイ男、2番目にカッコイイ男、そして3番目にカッコイイ男。
ここで最良の結果というのを定義します。
1:自分に彼女ができる。
2:マキシマムな数のカップルをつくる(この場合3組)
この2コを満たしたときに、「最良の結果」と結論付けるわけですね。そうすると、もし自分が一番カッコイイ男の場合、その人は一番カワイイ子に行くべきなわけです。もし自分が3番目だと思った場合は、3番目のカワイイ子にいく。「最良の結果はグループの全ての人が自分と、グループのためを考えた時に導かれる」という一見単純でかつ難しい原理なわけですね。
たとえばライバル会社が3つ、似たようなビジネスディールの取り合いをした場合、ひとつの会社がまったくほかのライバル会社のことを無視して突っ走った場合、最良の結果は生まれない。ディールは一つ以上取り残されるし、自分の会社にディールを持ってこれない。
まぁこういったことを知るためには「自分の会社のことを客観的に把握する」という大事なことと、全体を見る目というようなものも要求されるわけですけど、150年来のアダムスミスの原理を覆い尽くすといわれる原理の発見だったらしいですよ。ジョンナッシュ博士。
The Matrix Reloadedでも”Choice”というのがキーワードになっていましたが、Keymakerに会うときにCause-and-Effectの話になりますね。あれをよく聞いていると、そのAssumptionは正しいというか、たとえ正しいといえなくても、そういったAssumptionなしには何も言えなくなるので、物事を系統立てて語るためには(っていうか学問って結局それがゴールだと思うんですけど)そのCause-and-EffectのAssumptionは外せないなぁと密かに熱く思ったのでした。Neoが悩んでいるように、Choiceというのは結局選んでいるようですでに選ばれているものなのか(だってCauseがあってEffectがあるわけだから)、それともControlというものとは別にChoiceがmadeされているのか、そこのところはよっぽどの哲学者じゃないとちゃんと考えられないだろうし、こうやって書いてて何がいいたかったか分からなくなる私には語る権利すらなさそうなんですけど、こういうことをグダグダああでもないこうでもないと空想にふけるのはわりと私の好きな時間だったりもします。
でもまだLISRELのモデリングぜんぜん分かってない。。。こんなこと考えてないで宿題やりなさい!って感じですね。頑張ります。