時にはドリップコーヒー

2015年に書こうとしていたらしきエントリーをブログの下書きフォルダーから発見したんですが、書き出しを読んでみると「イタリアのコーヒーはすごく美味しいのですが、毎日のようにエスプレッソを飲んでいると、時々薄いアメリカンコーヒーをたっぷり飲みたくなる時もあります。」と始まっています。今思えばエスプレッソを毎日飲んでいた時なんですね。それはそれで贅沢で懐かしい気持ちにもなるんですが、タイの暮らしだと、外ではスターバックスのコーヒーやイタリア系のカフェラテなんかを飲むことが多くても、家ではすっかりペーパードリップのコーヒーがメインになっています。私が入居したコンドミニアムでは、最初から新品のドリップ式のペーパーフィルターいらずのコーヒーメーカーがキッチンに設置してあったのでそれをいつも使っています。でも、この2015年のエントリーではどうやら私が当時愛用していたケメックス(上の写真)で煎れたコーヒーのことを書きたかったみたいなんですね。

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美味しいということ

Blue Elephant Cooking Class

大人になるといろいろなことに気づくというか、物事を必要以上に複雑に考えるようになるので、いろいろなことが今まで考えなかった側面で面白く感じられることが多くなりました。最近考えたことで、食べ物が「美味しい」と思うことが突然面白いと思うようになったので共有してみようかと思って書いています。ちなみに上の写真はバンコクによくあるローカルな市場です。

まず、今私が好きな食べ物を聞かれると、間髪入れずに答えるのがバナナ(昭和初期)、チョコレート(子供)そして豆腐(まあこれは美味しいですよね)です。そしてさらにちょっと考えて「ああ、モツァレラチーズも信じられないくらい美味しいよね(イタリアかぶれ)」「そうだ、私パン全般が大好きだった(フランスのものもドイツのものも)」「でもそういえば最近気づいたけど私、海の異星人、たこが好き(私はずっと『たこ焼き』が好きなんだと勘違いしていたけれど、イタリアに住んでいた時に前菜のリストにInsalata di polipo e patate、つまりタコとじゃがいものサラダがあるとインスタントに幸せな気持ちになっていたことを思い起こし、さらに実は私は別にお好み焼きとか焼きそばとかはたこ焼きほど好きではないことを突然思い出し、そのことから私が好きなのは実はタコであることが判明したのです)」と好きなものを羅列し始めます。

だいぶ脱線してきましたが、バナナ好きとしてはタイに住んでいるということ自体がパラダイスです。見渡す限りバナナだらけ、という市場もあります。いろいろな種類のバナナがあって本当に幸せです。そこで本題にはいるのですが、時々、ものすごーく売れているバナナというものがあるわけです。それなのに、勇んで買ってみると「ん?これはおいしくないかも?」と思うことがあるのです。世界で一番好きな食べ物なのに、しかもみんなに人気なのに、美味しくないかも、と思うというのはどういうことでしょうか。そして逆に、美味しい、と思うということは一体どういうことなのでしょうか。

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誰もがみな主人公

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上の写真は本文とは全く関係ありませんが、夫のAさんが富士山が綺麗に撮れたよ!と初ピーチ搭乗の記念に送ってくれたので本当にキレイだなと思って載せることにしたものです。で、今日の本題は私のモノゴコロについて。本当にどうでも良い話なので自分でも呆れますが、とある私の大事な人にリクエストを受けたので真面目に書いてみようと思います。

ちなみに「物心(ものごころ、ぶっしん)」というのは辞書を引いてみると、世の中の物事や人間の感情などについて理解できる心。分別。幼児期を過ぎて、世の中のいろいろなことがなんとなくわかりはじめる。「―つくころからピアノを習っている」物と心。物心が付く。「被災者には物心両面で支援が必要だ」。物質と精神の意味。などとなっています。何というか非常に日本的というか仏教的な感じすらする言葉ですね。これを英語で言ってみようとすると意外に難しく、”(ever) since I was little/young,” とか “as far back as I can remember,” などの接頭節しか思いつきません。しかもニュアンスとしては「物心がつく」とは違うしね。

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ビンジ・ウォッチング

私がアメリカに住んでいた頃は(遠い目になりますがなんと15年ほど前になります)確か、「マラソン」という言葉を使って、例えば「マラソン・ビューイング」のような言い方をしていたと思いますが、テレビの前に延々と座ってテレビシリーズ、連続ドラマだとか一話完結のソープオペラだとかそういうのを何話もひたすら見るわけですね。かなり中毒性のある行動になると思います。当時はケーブルテレビの局側がそういう企画をやっていました。例えば「『M★A★S★H』のマラソン放映やるよ」というような感じです。そしていそいそとカウチに座って延々とそのシリーズを次から次に見る。「ビンジ(binge)」はなんとなくですけど、英語的にはアルコールに強く結びついている感じの単語で「ビンジ・ドリンキング」だと短い時間にアルコール飲料を大量に摂取することですね。摂食障害の過食の時もビンジ・イーティングと言ったりします。多分ちょっとだけ異常性がある感じもこの言葉にニュアンスで入っているのではないでしょうか。「ビンジ」だと名詞ですけど「ビンジング」のように動詞で使うこともあると思います。で、今日の話は「ビンジ・ウォッチング」。

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この夏はテニス、ラグビー、そして和書読書

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夏だけではなく、最近どハマりしているのがテニスです。上の写真はインスタに載せて家族に見せようとカッコつけた写真ですがバンコクはいつでも酷暑なのでこうしてエアコン完備の室内コートで週に1回(とはいえ出張などがあるので実質週に2回になっています)頑張ってやっています。大雨でも風が強くても影響を受けないインドアいいですね。シューズとラケットは懐かしのアンディーロディックが愛用していたバボラ。このラケットはピュアドライブでもライトで、なんと270グラムしかなくてすごく楽です。赤いキャリーはもはや15年以上前になるけれどあまりにも安くて可愛かったので旅先のラスベガスで爆買いしたもの。この他にもアニマルプリントも買って、母と姉が愛用していました。ラケットを入れる部分が安定していて2本余裕で入るラケットポケットが2個ついている優れものでした。ただ、流石に15年の年季でプラスチック部分が劣化してしまっていて、最近FILAの似た様なキャリーに替えました。ペットボトルの水を、1時間半のレッスンの間でも冷たさを保ってくれるのはソニプラで買った、スヌーピーの柄の保温機能付きペットボトルカバー。優れものです。

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