先週は両親が帰国してからというもの、毎日毎日例のメラミン事件で私の所属する部署は大忙しでした。プレスリリースを出したり、様々な国からのオフィシャルな質問状に答えたり。もともと食品ではないものに対する食品基準というものは当たり前ですがないので、「基準値は?」と聞かれても困るというのが現状だったのです。つまり、逆を言えば「プラスチックに含まれて良い牛乳の量の基準値は?」と聞かれるようなものです。
これからまた他の食品に二次的に使われたとしていろいろと挙がってくることと思いますがとりあえずは中国国内と輸入を許可している国がターゲットとなります。ですが、エスニック食品を扱っている商店などになると、故意でも故意でなくても不法に販売している場合や、中国旅行の際に購入したり中国から大量に仕入れてきたりして(スーツケースの中など)税関をくぐりぬけたりでくる場合もあるので、そういった経路で他国に入り込む場合も多々あると思われます。ので、各国の政府へのアドバイスとしては自国の食品輸入コントロールの強化をすると共に、対象食品の自国への流通経路を把握し、中国で製造された高タンパク紛状食品(粉ミルク、粉チーズなど)がある場合はそれらを検査、メラミンが検出されればリコール、という対処をするようにアドバイスしています。
今日から
さて、9月1日となりましたが、ここを見てくださっている皆様、特に私に近い皆様にご報告があります。
昨日まで私の職場のFAOで、私は一時的な専門職員としてお仕事をさせていただいており、最初に定められた2年間をベースとしてさらに半年、3ヶ月と契約を延長していただいて仕事を続けてきましたが(正規職員以外の職員はそのような契約形態で何年もここで仕事をしています)、今回幸運が重なって、正規職員(食品安全専門官、リスク評価部門)として完全に就職させていただくことになりました。今までのランクからひとつあがる昇進(?)の辞令も頂いて嬉しい限りです。この就職にはさまざまな方面からのお力添えがあったとはいえ、自分勝手に、実はこの2年半強の仕事を評価していただいたような気がしておこがましくも、非常に光栄に感じています。
ジェットボート
土曜日の昨日は職場の大先輩(もう退職しているほどの大先輩)であるイタリア人のエンリコが持つビーチハウスのある、サンタマリネッラというところに行ってきました。職場の友達のクラウディアと彼女のボーイフレンドのクリスティアンと3人で車で約1時間でした。まずはコーヒーをいただいたあと、すぐに海へ。しばらく泳いで楽しんで、ビーチでおしゃべりしたあと、エンリコのジェットボートで沖に出ることにしました。ヨットなんかと違ってジェットボートはスピード感がすごくて思わずキャーキャー言ってしまうノリです。サンタマリネッラの中心地が見える沖まで行ったり、一緒にいった2人はそこで泳いだり、そしてそこで大きなクラゲを発見してしまって全員で大騒ぎしたり、と今思い出しても笑ってしまうほど楽しかった。
ビーチから一旦上がってきて白ワインで乾杯したあと、ランチにエンリコの奥様のリタが作ってくれた異常においしすぎるリガトーニ(プリモ)やジューシーなお肉(セコンド)も、強烈でした。オリーブオイルでマリネートしてあるトマトやナスも手作りのパンにぴったり。ドルチェにクッキーを赤ワインでいただいたり、さわやかなグラッパをコーヒーと一緒にいただいたり、お腹のほうもすごく満足です。そしてあっさりまた日焼けしました。もうすぐ夏も終わりですが、もう少し夏の思い出を増やす機会もありそうです。
ブラマンテ回廊
週末は久しぶりにチェントロへ出向いてナヴォーナ広場なんかに行ったりしちゃってすっかり観光客気分の私ですが、ナヴォーナ広場から徒歩3分ほどのところにある、このブラマンテの回廊、静かで趣があってタダで(これ重要)私は好きです。同時にエキシビジョンをやっていることもあるのでそれも素敵。今年の10月からはジュリアスシーザー展をやるらしく、先日『シーザーがローマに帰ってくる』というような内容のポスターを見かけました。オフィシャルサイトはこちら。
そしてここは実はわたしの好きなカフェテリアポイントでもあります。この回廊の上のレベル(イタリアでは1階といいますが日本だと2階部分ですね)にさりげなくおいてあるグラステーブルで、驚くほどおいしいランチなどが出てきますよ。今は夏なのでカフェテリアは閉まっていますが、ナヴォーナ広場から、さてどこに行こうか?というときは是非ここを訪れてみてください。質の良い時間をすごせると思います。
ちなみにこの回廊+教会はVia della Paceというストリートにありますが、ここにあるAntico Caffé della Paceも私はかなり好きです。このカフェは夜のほうが良い感じ。たくさんのお洒落な人々がアペリティーヴォにやってきます。ディナーの後も遅くまでやっているイメージです。私のフリッカーのこの写真はちょっと暗いですが、手前の左側の植え込みのところがそのカフェ。当然中央に見えている白い建物が、その回廊を左側に持つ教会です。ナヴォーナ周辺は素敵なところが多くていいんですが、住んでる者から言わせていただくとパーキングが絶望的なのでなかなか行くチャンスがないんです。いつもルンゴテヴェレに駐車して徒歩なのです。
イタリア初の金メダル
私の周りではオリンピックなんて何のこと?というような雰囲気すらただよう、超盛り上がりに欠けるイタリアの人々ですが(たしか自国のトリノのオリンピックの時もこんな感じだった)、私が無理矢理「一緒にテレビ見ようよ」と誘ってRai Due(チャンネル)でだらだらと見ていたら、不思議なことに盛り上がってきました。今日は渋すぎるんですがフェンシングを一生懸命見ていて、Matteo Tagliariolが準決勝でスペイン人にいきなりたて続けに点を取られたところくらいから、いきなりみんなの血がたぎりはじめ、そのあとじわじわと追い上げるところなんて大興奮でした。結局その準決勝を制し、たったいま行われたフランス人との決勝も順調に点を重ねて、金メダル。彼がちょっとだけハンサム(というよりキュートな魅力)だったのも大きかったかもしれません。Matteo Tagliariolで検索してみてくださいね。私がどこからかネットでひろってきたのはこの写真ですが金メダルが決まった直後のものです。こっちではサッカーは当然ですが、このフェンシングを含め、自転車などがかなり注目されているようですね。これからも楽しみにテレビ観戦します。
