日曜日の今日はもうローマに帰って来ていますが、金曜日に会議がお昼で終わったのでパリで始まっているセールを冷やかしながら、今まで一度も行ったことのないモンマルトルまで行ってきました。なぜいままでモンマルトルを避けていたかというと、イメージとして「ザ・観光地」で「アメリカ人がすごく多い」という感覚だったから。アメリカ人は嫌いじゃないですけどパリではなんとなくパリジェンヌを見たいという勝手な日本人なのです。
で、行ってみたらやっぱりアメリカ人の観光客が大量に楽しく歩いていて、なぜ分かるかというとキャミソールではないタンクトップに短パンでヒールのないサンダルで闊歩している若い女性達(多分大学生になったばかりか、高校を卒業したばかりか)がYou know, right?とやっているからです。カフェにはいると反対側の椅子にサンダルのまま足を投げ出したりしていて、パリのおじさんたちに「お嬢さん達、足を降ろしなさい」と注意されたりしていて見ている方はちょっと面白いんですけどね。
モンマルトルの丘にフニコラーレ(ケーブルカー)で登って景色を楽しんで、モンサンクレールを見て、モンマルトルのカフェでランチをいただいて、セールでDuranceのハンドケアとスキンケア商品を半額で手に入れ、オフホワイトのビジュー付きのサマードレス(ワンピース)をひとつ買って、疲れたし、せっかくザ・観光地にいるということでこのCafe des 2 Moulinsに行って来たのでした。当然クレームブリュレを頼みましたよ。アメリカ人だけでなく日本人観光客もたっくさんいました。私もその一人。みんなアメリ大好きですね。
さて今日は朝から車をしっかりガレージに入れて、今夜のユーロ決勝戦対策をしました。勝っても負けても何をするか分からないイタリア人サッカーファン。路上駐車中の車は何をされるか分からないのです。さっきスペインに先制点を入れられて、近所がおかしいほど静まり返っています。ああ、また追加点を入れられました。静かすぎる。何事もなく終わりますように。
結婚十周年。
こんな個人的で誰のためにもならないことを嬉しげに書くのもどうかとは思いますが、ちょっと節目だなと思ったのと、まあここは私の個人の記録の場所なのでいいか、と自分に言い訳をつけたのでお許しください。
Aさんと私は2002年にアメリカはワシントン州で結婚したんですが、シアトルの領事館で日本式に入籍した日と、コルファックスのシティーホールで誓いを立てた日と、プルマンの公園でみんなにお祝いしていただいた日がバラバラなので私たち夫婦の中では6月11日(日本式に入籍した日)と7月11日(コルファックスの宣誓)の間に時間がある時にお祝いすればいいね、というざっくりとした記念日設定をしていたんですが、今回たまたまこの期間内に帰国することができたので(6月17日から24日)、いつもはそんなにお祝いしない記念日をすっかり満喫することができました。10周年だしね。
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金曜日は同僚と仕事帰りにアペリティヴォに行ってきたんですが、そのあとは外出する事もなくのんびりしています。土曜日の今日は午前中が雨だったということもあって家から出ず、部屋でたっぷり読書中です。さて今日は、5月にAさんが遊びに来てくれたときに一緒に行ったティヴォリのレストランのご紹介です。思った以上に雰囲気が良く、食事もおいしくて独創的だったのでかなり気に入りました。名前はRistorante Sibilla(リンク先はオフィシャルサイトですがイントロを見てしまうと何故か先に進めなくなるのでスキップするとこちらのページに到着します、あと最初のページは音が出ます)。
上の写真だと、中央あたりにVilla Gregorianaという遺跡公園の神殿跡が見えると思うんですが、レストランはそのすぐ左のピンクの建物。ガーデンにテーブルが出ていて、ピンクの建物の下に緑のぶどう棚のような物が見えると思うんですが、その下でランチをいただくことができます。神殿も真横、遺跡公園の滝も真横にみえる絶景といえるテラスです。お食事の質も見た目もかなり良くて、おすすめは「山の幸アンティパスト」と「海の幸アンティパスト」それぞれ20ユーロ。私たちはふたりでひとつ頼んでそれだけでもかなり満足したんですが、プラス、プリモを一皿ずつ(私はもっちりラヴィオリ、Aさんはアーティチョークとペコリーノチーズがたっぷりのったパスタ)、そしてデザートを一つ、という風に頼んでいただきましたが、特に問題もなく親切にさわやかに接客してもらえました。かなり好感が持てます。というのもイタリアの田舎のリストランテはちゃんとフルコース食べて欲しい気持ちが強いところがときどきあって、アンティパスト、プリモ、セコンド、ドルチェ、と続かないなんて、と言われることもあるんですよね。そんなに食べれない。でもここのレストランでは隣に座ったイタリアジンの2人組はアンティパストをひとつづず頼んでワインを飲んでそれだけで帰って行ったのでそれでもいいのかもしれません。なんてお腹に優しい。
住所はRISTORANTE SIBILLA, Via della Sibilla 50, 00019 – Tivoli – (Rm) (T. 0774/33.52.81)です。ローマから車で30分くらいです。おすすめです。
ゼラニウム復活
去年の秋頃からかなりはびこってしまったローマンミントのものすごく力強くて長い根に、土の中でぎゅうぎゅうに巻き付かれてしまって息も絶え絶えといった感じだった私のバルコニーガーデンのゼラニウムですが、冬の間に可哀想に思って掘り出して、ミントから離して植え替えてあげたんですね。それなのに、植え替えてあげたところから、思いも寄らず去年の球根からか、チューリップが咲き乱れてしまい、春の間はそのチューリップの大きな葉にかこまれてしまってさらに泣きそうなほど枯れてしまっていたんです。それでも諦めず、毎日声をかけ、水をかけ、と頑張っていたところ、数週間前から葉がでてきて、数日前にはつぼみが出て、今日見事に咲きました。復活。よく頑張りましたね。私も結構頑張ったと思う。こころなしか、花びらがちょっと薄くてたおやかな感じがします。
ところで週末、最近仲良しのCと今年はじめてのビーチに行ってきました。私の好きなアンツィオ。というのも最初はローマから近いオスティアの南の海に向かっていたんですが、天気が良かったせいか、まったく駐車場がなくて、なくなくそのまま南へ向かったわけです。アンツィオはリゾート地だし、漁船がたくさんの明るいイタリアンな港もあるし、新鮮なシーフードイタリアンのランチをいただいて、ビーチで本を読んで、おしゃべりして、音楽を聴いて、うつらうつらして、と最高の時間を過ごしました。またもし今週末天気が良かったらビーチに行きたいと思っています。今度は早朝に行って昼頃帰るというプランがいいので、一人でのんびり行ってこようかな。
三寒四温。
週末を迎えています。先々週はビーチに行くほど暖かかったというより暑かったのに、先週と今週は冬に逆戻りです。昨日は天気が悪かったのでさらに寒く感じましたが今日は晴れ。お昼を過ぎたところなのに気温はまだ15度です。写真は3月の終わりに満開だった私のバルコニーガーデンの様子。今はチューリップはほとんど散ってしまって、さまざまなハーブちゃんたちが、まさに「水を得た魚」という様子でひたすら育っています。恐ろしいのはローマミント。「死んじゃうかも」とちょっと反省するくらいに切りまくったはずなのに、今一番の成長ではびこっています。この週末中になんとかしないとお隣のゼラニウムちゃんが窒息しちゃうかも。ただでさえ去年の秋からお花がついていないのに。
昨日の夜は友達のCとGのカップル、RとMのカップルと私でメキシコ料理のレストランに行ってきました。メキシコ料理というよりはTex-Mexなんですが、さらにクラブ系のお店なので最終的には結構激しい音楽とダンスと盛り上がりで私たちもうっかり飲み過ぎました。私もありえないことに飲み過ぎました。マルガリータとテキーラ(どっちも実はテキーラ)。こんなことはここ10年ほどなかったので自分でもびっくりしましたがなんとか家にたどり着いて、お水をたくさん飲んで、ゆっくり眠ったら普通に戻りました。ああ良かった。
今日は友達の家でランチの予定だったんですが、上の理由で、ちょっと時間をずらしてコーヒーに変更してもらいました。今日はゆっくり胃をいたわらなくっちゃ。来週もまた雨模様のローマなので晴れの今日はできれば外に出てお日様にあたっていたい(そしてできれば本を読みたい)んですけどね。