プーケットでの休暇

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Full album is available at Phuket Oct 2020 | Flickr

10月の初頭に休暇をとって、プーケットに行ってきました。海外出張が次々とキャンセルになっていった2月の末から、職場でも国境を越えて休暇を取ることをみんなが躊躇し始め、タイの政府が全てのタイ入国者は例外なく、指定の隔離施設にて2週間の強制隔離を行う、と決めてからは誰も気軽に国境を越えることができなくなってしまったんですね。休暇で一度国外に出たら、帰ってきた時の2週間の隔離の費用(最低でも30万円と言われています)は自己負担になってしまうし、行く国によっては再入国のビザの許可に長い時間がかかってしまうこともあるんですね。日本は比較的大丈夫だったんですが、それでも、そもそも飛行機での国外への移動そのものにリスクがあると言えるし、到着した日本で自主隔離を2週間しなければならない(その間なるべく人には会いたくない)し、その後休暇をとって、それからタイに戻って強制隔離施設に30万円以上かけて2週間のテレワークをし、と考えると、やっぱりちょっと国外に出るのはやめておこうか、ということになるわけです。私も同じで3月にブータンに行ったのを最後に国外には出ておらず、一人で暮らしている状況もあって、休暇を取るという雰囲気でもタイミングでもなかったのでそのまま10月まで全く有給を使わずに過ごしていました。そしてふと気づいて自分の有給の日数を見てみたら、去年そんなに有給を使わなかったこともあって合計が驚くべき数字になっていました。これは消化しなければ失ってしまう!という状況になったので慌てて国内で休暇を取ろうという気持ちになって、行ってきたのがプーケットというわけです。

ちなみに私の姉と私の休暇のスケジュールについてフェイスタイムでお話していたんですが、それまで横にいて黙って話に加わるでもなくじっとしていた甥っ子(8歳)が突然「ねえ、プーケットってなあに?」というんですね。確かに!と思って「なんのことに聞こえる?」といったら8歳男子らしい「うーん、おならマーケット!」という答えが帰っていたのでその日から、私の休暇の行く先はおならマーケットです。(後日追記: 甥っ子の年齢間違えていました。9歳でなくまだ8歳でした。)

私が最後におならマーケットに行ったのは2005年なので15年前です。どう変化しているか、あるいは変化していないか、とても楽しみではあったんですが、なんと、結局私は滞在したリゾートから一歩も外に出ることなく7泊8日をみっちりと過ごしたのでした。だって上の写真がホテルのプライベートビーチですよ。他に望むものは何もない、といった状況です。2度寝して起きて、ボーッと朝食をいただいて、散歩して、泳いで、ゴロゴロして、ボディーボードして、読書して、砂浜でのランチを楽しんで、夜もリゾートのクラブやバーに行って、早く起きてしまった朝はビーチを気分良く走ったりして、スパのマッサージも何度受けたか忘れるほど通って、サウナやターキッシュバスもあったのでそこに入り浸って、満喫もいいところでした。フレッシュなスムージーや美味しいおやつ、果物も豊富にどんどん持ってきてくれるし、ヨガのレッスンも全部タダだし、生まれて初めての水上ヨガも体験しました。

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水上ヨガのコーチ曰く、欧米人はこの水上ヨガの2時間のレッスンの間百回くらいプールに落ちちゃうんですって。私も三回くらい落ちましたが。もう一つ今回初挑戦したのがタイのキックボクシング、ムエタイです。

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私のパンチは呆れるほどにパワーがなく、繰り出す全てのジャブ、フック、パンチが全部絵に描いたような「猫パンチ」で笑えました。でも右足の向こう脛を地面とほぼ平行にして蹴るキックが異常にミートしました。コーチのお尻をキックさせてもらって練習していたんですが、一発目にいわゆる「カンなし」の状態でキックを繰り出してしまい、コーチがそれを「イタタタタ」と異常に痛がる、という状況があったので「あれ?」とは思っていたんですが、どうやら私の右足のムエタイキックはびっくりするほど高くていいらしいです。すっごく褒められました。バンコクでムエタイスクールに通ったほうがいい!と超絶お勧めされました。通いませんけどね。

という感じでしっかりエネルギーも充電したし、この不思議な2020年の残りの2ヶ月、頑張っていきたいと思います。

2 Replies to “プーケットでの休暇”

  1. こんにちは。有給をゆっくりと楽しめたようで、良かったです!理想の休暇の過ごし方ですね(^^) 

    タイはコロナ対策をしっかりしている国らしいので、なかなか行き来が難しくなってしまいましたね。旦那さんともなかなか簡単には会えませんよね。私も旦那が単身赴任中なので、同じような境遇です。早く収束してくれると助かりますね。

    甥っ子君の、おならマーケット。なかなかオモシロ鋭い返しですねーー。おぉ、と感心してしまいました。

    1. 絵美さん、旦那様は単身赴任されているんですね。私は私が単身赴任しているような形なので肩身が狭かったのですが、同じような境遇と書いていただいてちょっと嬉しかったです。そして、私の愛する甥っ子、そうなんですよ。別のことをしながら全然聞いてない風なのに、私と姉の会話を全部静かに聞いていて、時々鋭いことや面白いことを言ってくれるので感動します。彼の姉である私の姪っ子と共に、私に無駄に溺愛されまくっています。私の姉が甘やかしを許してくれるのでありがたく甘やかしまくろうと思っています!

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