Silver Linings Playbook (2013)

Silver Linings Playbook (2013) Trailer

久しぶりに映画について書いておこうと思います。毎週たくさんの映画を見る私ですが、書き留めることをしなくなってしまってすっかり記録がなく、自分自身が残念に思っているのでこうして今度からはなるべく、観たら書くようにしていけたらと思います。この映画は今日観たものですが、実は2回目で、以前飛行機の中で観たことがあります。私は自分はティーンのハートを持っているんじゃないかと思うほど、ジェニファーローレンスさんが大好きで、彼女が出ている映画を飛行機で発見すると、必ず観てしまいます。顔も含め、ハリウッドの美女たちからさえも抜きん出る衝撃的な魅力、ハスキーな声、もしかしたら役の通りの性格かもしれないと錯覚させてくれる毎回全然違うキャラクター(ハッ、これがいわゆる演技力というやつですね)など、本当に好きです。170センチを超える高身長で細いのにグラマラスな体も良いですね。この映画で確かアカデミー賞を受賞されたはずです。授賞式で階段でコケたのも有名ですね。あとでインタビューで「転んだ時何を思いましたか?」と聞かれて「何が私の心に浮かんだか、ですか?悪い単語です。Fで始まるアレです。」と答えていて話題になってました。この映画はそんな彼女の天才的な才能と魅力がたっぷり真剣に詰まった良いお話です。

あらすじはウィキなどで見ていただくとして、最初にパット(ブラッドリークーパー)がティファニー(ジェニファー)に出会った時に、挨拶をうっかり”You look nice.”と始めてしまい、慌てて言い訳を重ねた上に”I just wanted to acknowledge the beauty”なんて本音を言ってしまったりするので、観ている側としては「お、好きなの?」と思わせられる演出がしてあるんですね。で、その大慌てをティファニーがずっと眺めている感じが、何も言わないのに、彼女もパットに惹かれているのがなぜか分かる、というのがなんだか良かったです。どちらもまともな人生を送ることができないくらい、信じられないくらいにいろんな問題を抱えている二人ではあるんですが、実は普通の人と何も違わないかもしれない、と思えます。

そしてその周りの人々も、普通の人ではあるんですが、パットやティファニーと変わらないくらいおかしかったりして、精神的な病というものは微妙な線引きであってどこからどこまでが普通でどこからが変であるかなんてよくわからないものだと本気で思いました。体の病気にはかわいそうとは思ってもそんなに腫れ物を触るような対応はしないのに、心の病気だと、みんなの対応が全然違ってくることもありますよね。なのに本人たちは実はそんなに普通の人と変わらないという事実。

体の病気には心を動かせ、心の病気には体を動かせ、と中国の人がよく言いますが、へたっぴだけど楽しそうなダンスを見ていて、本当だなと思いました。中国由来といえば「小人閑居して不善をなす」が私の中で一番納得のことわざなんですが、それと同じくらい納得します。運動をしよう!日々を忙しくして充実させよう!と俄然やる気になりました。いや、全然そんな映画じゃないんですけどね。いつも思うんですが、映画を見ると色々と考えさせられて、全く映画と関係ないところで興奮したり感動したりするのが自分を見ていて面白いです。この映画、そんな映画じゃないですが、私をすごくやる気にさせる映画でした。すごく良かったです。私評価はA評価です。

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