またジュネーヴに来ています。今回の宿は私の所属する機関が直接予約支払いしたもの。前回はギリギリになってしまったためホテルの予約が全くとれず、駅前のすごく新しくキレイなホテルに泊まれたのですが、今回は駅前からトラムで一駅(歩いて5分)のホテルでした。全体的に微妙。朝食も微妙。でも全く問題ありません。写真は飛行機から見えたモンブラン。すごく暑いヨーロッパですがさすがにモンブランは雪に覆われています。ちなみにモンブランはフランス語で「白い山」ですが、イタリア側からはちゃんと(?)モンテビアンコとイタリア語で呼ばれています。当たり前なことなんですけど、なんとなくイメージが変わるんですよね。モンブラン、と語尾上げに言う山のほうがなんとなくお高くとまっている感じがします。全て気のせいだと思いますが。
ちなみに写っている黒いブーメラン状のものは多分プロペラ。肉眼ではまったく見えず、その部分透明に見えるんですが、写真に撮るとちゃんと写るんですね。ダーウィンエアラインという、これはプライベートジェット?と思うような小さな飛行機でしたがまったく揺れず、しかもアブダビベースのEtihadが地域航空ラインとして運行している飛行機だったので、格安にもかかわらず、シートはベージュの革張りで高級ラインと見まがうようなものでした。ローマジュネーヴ間を直行してくれるので私にとってはすごく便利です。
仕事はコーデックスアリメンタリウスというFAOとWHOが共同でやっている食品規格の組織の総会でのサイドイベント開催でした。ここでお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、5月の半ばから以下のスケジュールで細かい出張続き(そして休暇もいれちゃった)だったんですね。
5月16-17日:ウィーン(オーストリア)
5月24-25日:バンコク(タイランド)
5月26-31日:パロ(ブータン)
6月04-06日:ブリュッセル(ベルギー)
6月11-12日:ジュネーヴ(スイス)
6月13-24日:日本休暇+京都出張
6月25-26日:半日ずつアンコーナ(イタリア、これは休暇)
6月27-30日:モントリオール(カナダ)
7月06-10日:上海(中国)
7月13-15日:ジュネーヴ(スイス)
それでラッキーにも、一番下のジュネーヴ出張以外はすべて、どなたかが開催してくださる会議に参加させていただく、とか、ワークショップに専門家としてちょっとプレゼンする、とかのお仕事だったので、こういうとアレですけど自分の仕事だけに集中できる感じの出張だったのでちょっと精神的なストレスはなかったんですね。
でも最後の出張は、すべて自分で準備、開催しなければいけないイベントだったので、たった2時間のものとはいえ、招待状を200カ国の人々に手で配ったり、フォローアップのメールを送ったり、とヘトヘトになりました。そしてイベントは基本的に自由参加なので、いつも一体何人の方に来ていただけるのかドキドキするのですが、最終的には128名の方に来ていただいたのでほっとしたのもつかの間、結局は大量の参加者ひとりひとりとお話ししなければいけないので心を砕いたり、笑顔を振りまいたり、軽食のランチをバフェで提供したり、とバタバタでした。こういうときに総会がローマだと、ローマに普通にいるスタッフのみなさんや、インターンの学生などにお手伝いいただけるので気が楽なのですが、出張した上でのイベントなので、頼れるのは自分一人だけです。WHOはコーデックス総会を開ける大きなお部屋がないらしく、一般のカンファレンスセンターを借りてやっているので、WHOの通常スタッフがいるわけでもないので、さらに人員としては厳しいところ。ですので、10時始まりの総会で13時のイベントのために朝6時に会場に出向いてせっせと準備しました。たくさんのブローシャー、パンフレットなどをスーツケースに入れてゴロゴロとひっぱりながら、涼しいジュネーヴで汗をかきながら。そしたら2日目は、そんな私を見ていたコーデックス事務局の数名の優しい同僚が「え?あなたひとりでやってるの?手伝うわ」とものすごく慣れた感じでささささっと手伝ってくださって大感激しました。嬉しすぎます。
というわけで出張連続、すべて無事に終わりました。明日からは報告書頑張ります。