ウィーンより

お部屋にあったおみや
Full Album is available at Vienna May2014 | Flickr

短い出張でウィーンに来ています。久しぶりのウィーンは、大雨。寒いし。今回は珍しくプライベートセクター(民間部門)の総会へのお呼ばれ出張で、3月に私がやった会議の結果などをお話するというものでした。いつもはどこかの国の政府の方と会議をしたり、どこかの国際組織と協力したり、というような仕事が多いのでこうして企業系の人々とお話するとその違いにハっとします。そしてホテルにチェックインしたら、お部屋には当たり前のように会社の試供品などがお土産としててんこもりに置いてあり、メッセージカードと共に、今回はプレゼンターなのでさらにこのおしゃれキャンドルまでどーんと置いてありました。とても嬉しいんですが、私は一応公務員的立場なのでこういうお土産のやりとりは、いくらよく知ってる友達同士とはいえかなり微妙なんですね。ドキドキしながらチェックしてみたところ、私の組織の場合だと、100ドル以上は基本的にもらってはダメで、はっきり断らなければいけないそうです。アジアのお土産文化の国だと断ったりしたら何かに亀裂が入りそうだし、本当に良かれと思ってくれる場合がほとんどなので、すごく申し訳ない気持になっちゃいますね。

で、100ドル以下の場合は多数の同僚とシェアできるものや、オフィスで使えるものならおとがめなし(つまり完全に個人のものにしてしまわないならOK)ということだったので、食べ物系(試供品)はオフィスに帰ってからみんなに分けるようにするとして、キャンドルはオフィスで使うとちょっと迷惑そうな気がしないでもないですよねぇ。どうしよう。Jo Maloneって100ドル以上じゃないですよね?60ドルくらいだったような。でもオフィスメイトのCに聞いてみようと思います。それでオフィスでキャンドルを使うのはやっぱり迷惑ということになったら、あとは多分オフィスで引き出しの肥やしとなって終わるのかも。ああもったいない。でも気持がありがたいのでとりあえず持って帰ります。でもお土産は別としても、メッセージカードってやっぱり嬉しいものですね。ホテルの部屋に緊張しながら入った時にカードを見つけるとほっとするし嬉しくなります。

さて、会議は今日のうちに終了したのですが、明日は出席者の方とより身近にお話をするために、ソーシャルプログラムに参加してほしいということでした。土曜だし「いいよー」と簡単に請け負ったんですが、良くプログラムを見てみると、Schonbrunn Palaceに行って、Cafe ResidenzでランチをしてBelvedere CastleでKlimtのエキシビジョンを見るという、ありえないフル観光スケジュール。大雨予想なのに。ソーシャルプログラムが嬉しくないわけはないんですけど、出張のときって知り合いが一人もいない状態なのでちょっと心細いんですよね。やっぱり観光は自分が仕事モードじゃないときにやりたいな(心の声)。

追記(2014年5月19日):今日、ふらふらと毎日新聞を見ていたらこんな記事が:「ワールド・トレジャー:特派員が選ぶ私の世界遺産:シェーンブルン宮殿(オーストリア・ウィーン)」。なんだかセレンディピティ?

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