モンセラーテの丘

Monserrateみなさまゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか。私はもうローマに帰ってきていますが、ぼんやりと穏やかに過ごしています。ローマは天候が不安定で、1日の中でも雨が降ったり晴れたり曇ったりと、フルコース天気の毎日です。
写真はボゴタのモンセラーテの丘から撮ったボゴタの町。私は今回余裕がなくて治安以外の情報はほとんどリサーチせずにボゴタに行ってしまったのですが、なんとこのコロンビアの首都には800万人から900万人ほどの人が住んでいるそうです。大きな町です。実際のボゴタの治安は一般の日本人(つまり私)が持っているコロンビアのイメージよりははるかに良く、ちょうど良いサイズの都会で、出会う人みんな気持がよいのが印象的です。それほど観光地ではないので、いわゆる「ぼったくろう」「ちょっとだまそう」というような商売の人が少ないという話も聞きました。私が会った人はみんな親切で正直に普通に商売をしているという感じでした。
今ボゴタは雨期だということを聞いていたのでレインコートや傘などを携帯していたんですが、幸運にも一度も使うこともなく出張を終えました。最終日は夕方5時の飛行機だったので、チェックアウト時間の12時までぼんやりして、12:30に職場のコロンビア事務所の所長さんと仕事ランチの予定をいれていたので、それに行ってからゆっくり空港に向かおうかなと思っていたんですね。そしたらホテルの朝食から部屋に帰ってきた8:30に部屋の電話が。なんだろうと思ったらその所長さんの秘書さんからで、実は事務所の運転手がたまたま午前中時間が空いているのでもしよかったらボゴタ観光にお連れしましょうか、というなんという嬉しいお知らせ。「なんてファビュラス」とふたつ返事でさくっとチェックアウトして連れて行ってもらったのが写真のモンセラータなのです。
こんな急斜面を大丈夫?と思うようなフニコラーレ(登山電車)にゆられて到着したのがおだやかな丘の上の真っ白な教会。質素な雰囲気なのがますます良い印象です。丘の上には雰囲気の良いレストランがふたつ(これこれ)。私はひとりだったし(運転手の方はフニコラーレ乗り場の下で待っていてくれました)、ランチの予定が他であったので入りませんでしたがあとでいろいろと調べてみるとかなり良さそうなところですね。晴れていてすごく気持よかったし。景色も最高でした。こうして見ると結構な数の高層ビルがあるのが分かります。
丘からおりてからも、まだ時間があるね、と、ボテロ美術館に連れて行ってくれた運転手さん。こんなに良くしてくれるのも、雇い主である彼の所長さんのおかげなのですが、私の職場はわりとビジネスライクな人が多いところではありますが、ごくたまにこうしてすごくフレンドリーに接してくださる所長さんがいて感激です。所長さんはメキシコ人のとっても背が高くてハンサムなRさん。このあとおしゃれな雰囲気のアジアンフュージョンで素敵なお店の2階を予約してくださっていて、美味しいランチをごちそうになりました。そうそう、コロンビアはとにかく新鮮なフルーツが豊富で、「なにこの果物、見た事ない!」と思うような果物が次々と出て来て感動的です。南米にはあまり行く機会のない私ですが、コロンビア、今まで行った南米(メキシコ、パナマ、ブラジルくらいしかないですけど)でとりあえず暫定1位です。こんなに雰囲気が良くて、都会で、人々も素敵で(美人が異常に多い)、治安も完全向上していて、本当に行かないと分からないことってたくさんありますね。そして当たり前ですがフルーツの他にもコーヒーやチョコレートなど私の大好物が特にとっても美味しかった。また行くことがあるのかどうか分かりませんが、もし機会があるのなら、今度はしっかり事前リサーチしてから挑みたいと思います。良い国、良い町でした。

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