Bridget Jones: Mad About the Boy (Helen Fielding)
まずiBooksのセールで出版直後にダウンロードして2時間で一気読みしたあと、今度はゆっくりと少しずつ毎日読んでいたんですが、昨日やっと感想が書けるような気持ちになりました。いろんな人がいろんな感想を書いていて、やっぱりシリーズ物の久しぶりバージョンだとこうなるのか、と思うくらいに悪いリビューもあったりするんですが、私は一言で言えば好きでした、51歳のブリジット。
とりあえずかなり笑えます。3ページに1回くらいのかなりの頻度で声を出して笑う部分があります。非常に下品な笑いもあります。私にもTee Heeって笑う友達がいるのですごく分かりやすいgiggleです。ふいに涙がでるところもあります。伏線も盛り上がりもなく、たったの2行で泣かせるなんてすごいと思ってしまいます。78kgから60kgへのダイエットもあります(グラフ付き)。その人を殺しちゃだめでしょ、と思うところもあります。その人をそんな病気にしちゃだめでしょ、というところもあります。ウィットに富んだツイッターがすごいです。Toy boyとの2度目の別れがものすごく説得力があります。ブリジットぜんぜん成長してないのはこの話の流れからおかしいでしょう、と思うところもあります。でも最終的には伏兵(でもなかったけど)が飛び出して納得の終わりです。あっという間に読めるけど、読み応えありです。
私ももしこれからこの本をしまっておいて(クラウドに)、そして50歳過ぎてから改めて読んでみたら、他のアマゾンのリビューワーみたいに「50過ぎてまだこんなことやってるなんて人として魅力がないわ」とか真面目に思っちゃったりするんでしょうか。興味津々です。和訳でどのくらいこのブリティッシュジョークの真っ黒さが伝わるか、日本語版にも興味津々です。