パリで中食

Paris

たったの1泊でしたがパリに出張に行ってきました。パナマを出発したのは金曜日の夕方だったのに、ローマの家に到着したのが土曜日の夜で、倒れ込んだベッドの中で日曜日の朝に起きたときに「ん?今日はいつ?」という状態になりました。そしてそのまま日曜日があっという間に過ぎて、月曜日に仕事に行ったんですが、最近仲良しのルクセンブルグ人のCとイラン人のSと3人で女子会をする約束だったことを思い出し、仕事が終わってからそのままカヴールにある小さなインド料理屋さんへ行ってきました。お料理が美味しかったのと、話が盛り上がったのとですっかり時間を忘れて楽しんでしまい、家についたら日付が変わっていました(火曜日)!

帰ってから再びベッドにそのまま倒れこんで眠ったため、また翌朝「ん?今日って?」となる羽目に。しかもその時ハッと気づいたんですが私はその日の夜からパリへの出張だったんですね。パナマの出張のアンパッキングをまだしていなかったのでスーツケースからスーツケースにいろいろと移動させてパッキングを終了させ、そのまま仕事へ行って、それから直接空港へ。で、今回学んだのは「ひとつひとつの出張と出張とはなるべく日程を離そう」ということ。頭がまだクリアになっていない状態でいろいろやるのはやっぱり無理があります。いろいろパッキングし忘れました。

今回は、いつも小さいのと普通のを2個も意味なく持って行ってしまうヘアブラシが一個もない。ロングヘアの女性にとってブラシやクシがない状態ってちょっと呆然とします。でも朝からちゃんとドライヤーでブローすれば、今の髪型はブラシやクシなしでもなんとかなることが判明。あとはコンタクトレンズのケースに保存液を入れていくのをすっかり忘れました。そしてお気に入りのジョンソンアンドジョンソンの綿棒。もはや普通の綿棒じゃ生きていけない私にはちょっとだけつらい。そしてなんと、少なくともiPadが入るサイズのハンドバックじゃないと出張は辛いことは分かりきっているのに、パリだからお洒落したい!と思ったんだかなんなんだか、スーツケースの他に、小さいサイズのハンドバッグだけしか持って来てなくて自分の不注意に本当にびっくりしました。会議場まで、小さいとはいえiPadのためだけにスーツケースを持っていくのは嫌だし本当にこまりました。結局お買い物した時にもらった小さなカワイイ紙袋にiPadを入れてスカーフなどを入れて(iPadを見えなくして)事なきを得ました。

で、悲しいことがひとつ。今回は近場の出張だったのでトラベルユニットに、「格安チケットでもいいよ」と伝えておいたため、easyjetで飛ぶことになっていたんですね。皆さんご存知恐るべしeasyjetは「機内持ち込みの荷物はひとつだけ」のルールが恐ろしいほど厳しい。このルールは女性のことを無視しているとしかいえないですよね。ハンドバックと荷物はは別物なのに。で、ハンドバックをスーツケースにいれなければいけないことを念頭にパッキングするわけですが、今回保存液を入れ忘れたコンタクトケースに、コンタクトレンズをドライのまま入れたくなくて、まあフライトの間はいいか、と思ってコンタクトレンズをしたまま乗ったんですね。ちょっと心配していたところ案の定、機内は乾燥でカラカラ。コンタクトやばいなーと思っていた矢先、ふとした瞬きの瞬間に私の右目さんは永久失踪されました。周りの方がせっせと、申し訳ないくらい一生懸命に探してくださったんですが結局見つからず、私はこの出張の間、片目の人となったわけです。メガネはもちろんありましたけど。家に帰れば代わりがあるんですが、とにかく行きの飛行機で失ってしまったためパリでは不便でした。

でもそんな困難(?)にも負けず、パリではフランスちっくなことを絶対やろうと思っていたのでホテルについてすぐに大好きなベーカリー(ジュリアン)のバゲットを手に入れ、嬉しげに小脇に抱えて(パリジェンヌふうに!でも明らかに全然パリジェンヌじゃない一介の観光客です)歩いていたら、ルノートルのショップを発見。フランチャイズなので日本でもデパートなんかで見かけますが、お惣菜が信じられないほどカワイイのです。で、ふらふらと入って私の限られたフランス語でなんとか写真の3点を入手。前菜がフォアグラとレンティルの信じられないくらい美味しい何か(右)。メインはアーティチョーク、グリルドトマト、ズッキーニ、生ハムなどのミルフィーユ。そして奥に写っている外側パリパリ内側ムッチリのバゲット(既出)に、デザートが真ん中奥に写っている洋梨とオレンジ、バニラ、チョコレートなどのカクテル。それぞれサイズは小さいのですがイタリアにはない味です。レストランでこういうのを食べると高いんですが中食にしちゃうとお安く、お一人様でも楽しめるので良いです。一番奥のお水はエビアン(これはイタリアでも安い)。

いつもは友達に会ったりしてレストランに行くことが多いパリですが今回は時間の都合もあってバタバタしていたし、こうしてひとりでパリの街を久しぶりに歩けて良かったです。あのサダハル・アオキにも行く事ができて目の保養でした。わさび味のチョコ美味しかった。あとは大好きな本屋さんを駆け足でめぐって、翌朝、パンショコラとカフェクレームを片手に読書したりすることもできたし。出張はOECDだったんですが事務局のPとBとのミーティングもうまくいったし、OECDでデータベースの管理をされている日本人のKさんともお会いできたし、コーヒーブレイクにはナノテク関連の事務局の仲良しのMともおしゃべりできたし、ブラジルのMとオランダのJと3人でゆっくりランチできたのも良かったし、代表団の専門家の皆さんもほとんどお会いした事がある方ばかりだったので楽しかったです。今回は会議ではなくてセミナー的なものだったので、ただひたすらプレゼンを聞いて学ぶ、という形だったのも私の好みでした。私のターゲットは食品業界の方だったので(FAOではなかなか機会がないため)ユニリバーのプレゼンターの人と仲良くなれたのも収穫でした。今回はあっという間のパリでしたけどまた6月の会議で行く予定なので今度は時間に余裕を持って、今回のような小さいけれどイタい失敗はしないようにしたいと思います。

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