修理、魅せます

repair001.jpg土曜日の今日は、朝から静かな雨がしとしと降っています。実は今日はお散歩でもしようと思っていたのですが、雨の中はいくら温暖なローマとはいえやっぱり寒いので一日家で過ごすことにしました。私のフラットのセントラルヒーティングは午前中は止まっているので、なんとか部屋を温かくするために、キャベツとパンチェッタのキッシュを焼くことにしました。まずはキャベツとチャバッタ(イタリアのパン)をコンソメでコトコト1時間煮て、オーブンでひたすら焼いているとお部屋もすぐにぽかぽかに。その間ヒマなのでWiiを起動して「Wiiの間」の番組でも見ようと思ってつらつらと見ていたら、この「修理、魅せます」の番組非常にいいですね。まだ5つほどしか見ていませんが、「本の修理」がとにかく素晴らしかった。
私はいままでも何度もここに書いていますが、「読書」が好きというよりは「本」の形とそれを所有することが好きなので、こういうのを見るとゾクゾクします。別に古書としての価値は私にとってはどうでもいいことで、「私が買った」「私がもらった」「思い入れのある」本たちがどんなに古くなったとしても、こうして本の修理屋さんというものが存在し、こんなにも美しく丁寧に修理をしてくれるんだと知っただけでそれはもう本当に心を揺り動かされる喜びを感じてしまいました。
さて、そのあとはキッシュが焼けるのに合わせてヴァージンモヒートを自分なりに作ってみました。私の自慢のバルコニーガーデンからミントを大量に収穫してきて洗って、オクソのスピナーで水切り。ライムをしぼって氷を入れたグラスにミントを入れ、少量のケーンシュガーを入れて、スプライトを注いで出来上がり。でもやっぱり当たり前だけどヴァージンモヒートというよりはミント入りスプライトですね。お店で出るヴァージンモヒートには何が入っているんだろう。それとキッシュを一切れ食べ、みかんを2コも食べてお腹いっぱいのランチになってしまいました。イタリアには結構日本のみかんに似たみかんがあります。マンダリーノと呼ぶのでいわゆるマンダリンオレンジなんでしょうけれど、かなり小粒でやわらかいです。
昼過ぎには姪っ子のMとスカイプ。義兄のSさんがいつも呼びかけてくれるので愛おしいMとおしゃべりできて本当に嬉しいです。ありがとうございます。姉ともしばらくおしゃべり。そしてそのあとお風呂に入ろうと思い立ち、「草津の湯」の入浴剤を入れて1時間のんびり雑誌を読んだり音楽を聞いたり至福の時を過ごしました。夕方には日本時間では深夜に近い時間なのに夜更かしをしている実家の母とiChatでどうでもいい話やシリアスな話や笑い話をさまざまに混ぜながら結局大笑いし合い、久しぶりにのんびりした土曜日を家でゆっくり楽しみました。結構私、ヒキコモリの素質があるかも。

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