Easy A

easya_smallposter.jpg

Easy A (2010), (A-)
シニカルでスマートなアメリカンティーンコメディとして私はシンプルにすごく笑わせてもらいました。はっきりいって私にはすごく面白かったです。アメリカらしいというか、「良い」クリスチャンと本当の意味で「良い」人間でいることと、人の目にうつる姿との矛盾と、ぴったりなEmma Stoneの演技のバランスがすごく良かった。Emma Stoneは私はわりと前から好きで、Paper Manも前に飛行機の中で見たんですが、Ryan Reynoldsのダメダメ演技のせいか、彼女が非常に光ってました。キレイな顔と、ハスキーな声と、目ぢからが良さそうです。以下は映画を見ないと良くわからないかもしれませんが、私の覚えている限りで良かった部分です。
とりあえず笑えたのは家族と一緒のさまざまなシーン。普通に弟がオリーヴに「そのパンツいいね」と褒めるところで「ありがとう〜(大袈裟)!Costcoよ(得意げ)」みたいな会話で何故かぷぷぷとなりました。その直後のシーンで「ぼくに思春期(?pubertyといってました)なんか一生こないよ」と弟が言ったときお母さんが「私たちは遅咲きなのよ、私だって遅かったわ」と励ましたんですね。そしたら弟が「そんなの関係ないじゃん、僕アダプトされたんだから」と言った瞬間お父さんが壁を殴りながら”WHAT?! OH MY GOD!!!”「誰がそんなことを教えたんだ?」とやったところが笑えました。だって弟くんかわいい黒人ちゃん。大袈裟なWHATがあんなに微笑ましくなっていてとても素敵な家族だとにっこりできました。あとはもちろん”inappropriate language”のところで両親がティーティーティーティーと永遠にやるところ。あんなに長くされると笑いが貯まりたまってアハハとなります。
お父さんも面白かったけどお母さんも面白かったですね。「Oliveの友達はみーんな」というので、当然「私の友達よ」と来るかと思ったら「私の娘の友達よ」といったので心の中で観客全員が「そのまんまじゃーん!」と突っ込んだことでしょう。 ブランドンが遊びに来たときも、「オリーヴいる?」というときにIs there an Olive?と聞いたので「冷蔵庫の瓶詰のなかにいっぱいあるわよ」と言っててベタでした。
あとはジーザスフリークのいじめっ子に「Higher Powerがあなたの良くない行動をみてるわ」みたいなことを言われたときに、「トムクルーズ?」と聞くとこまでは普通にフフフという感じだったんだけど、そのあとのAmanda Byneの微妙なため息がすごく面白かった。フゥーってやってました。わざとらしく。もしかして面白かったのか?って感じすらしました。
あと、やや下ネタで失礼しますが、オリーヴが、ゲイのブランドンに「ちょっとおちついてよ、ゲイってそんなにこういうのに反応するもの?何があると思ってるの?ノーム?」って言ってて観客のみんな吹き出してました。ノームってお爺さんの風貌の小人の妖精ですね。笑えます。
というわけで、邦題は不明ですが、アメリカンギャグ満載で楽しめました。ティーンコメディ必須のスピーチがないなぁと思っていたら、今の時代スピーチもYouTubeなんですね。もう一度見たいな。トレーラー下にくっつけておきます。[ DVD | 日本語DVD ]

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *