ヴィンテージクリスタルと美肌温泉

20070604103243.jpg日本に一時帰国中です。週末に主人のAさんと那須に行ってきました。那須のご用邸の近くのおそばやさんでおいしい山菜(きのこ)の御膳+2色おそばをいただいたり、紅葉しかかった自然の中を散歩したり、温泉に入ったり。その温泉が、何が入っているのか知りませんが、1日中お肌つるつるになるような美肌温泉でかなり驚きです。行ったのは那須の大丸温泉旅館。かなり標高の高いところにある温泉で、川に沿って温泉が出ています。混浴でもバスタオル付きで入っていいので女性もグリーンのバスタオルを借りてどんどん露天に出て行きます。が、私は最上流にある女性だけの露天で楽しみました。私が入ったときは何故か誰も入っておらず、ひとりじめで超満喫できました。
ところで那須はやっぱりバブルの時の脱サラビジネスのようなイメージのお店がたくさんあって軽井沢や日光のような雰囲気になっていますが、唯一気に入ったのはエミールガレ美術館。ヨーロッパによくあるような、ちょっとした教会や修道院を改築したような作りになっていて、個人所有のコレクションが並べてあります。もともとガラス芸術は大好きなので、ちょっと高めの入館料も払って入ったのですが想像以上に良かったです。「もの言う花瓶」で有名な詩入りのさまざまなガレの花器ですが、今のフランスになかなかないようなアールヌーヴォーな文字で書かれていて素敵。パリのメトロの入り口のMetroの文字っぽいと言えば分かっていただける方もいるのではないかしら。
ところでそこのショップでひとめ惚れしたのが、ヴィンテージスワロフスキー。実はイタリアでは密かにブームで、いろいろなクリスタル屋さんにちょこちょこあって見たりしていたんですが、だいたい2センチくらいのひとつぶが300ユーロから500ユーロ程度。でも日本では安いんですねぇ。需要がないのでしょうか。裏側にミラーマスクがしてある状態の不規則なカットの約100年前のダニエル・スワロフスキーがいくつかころころと転がっていました。このころの大量生産のスワロフスキーは価値がピンキリでひとつぶ100円くらいからあるんですが、私が探し出したものはイタリアでは確実に500ユーロはするもの。それに小さなリングを施してもらってペンダントヘッドにして2つぶ買いました。古いものなので傷もあるんですが、それもまた良しということで、普段使いのアクセサリーにしようと思います。どちらも2センチ程度の大粒です。他にもネックレスなどありましたが、本当に価値はバラバラで、アンティーク物というものは、「掘り出して」いく努力と、「ひとめ惚れ」の力が必要だと思います。自分がハっとしたものはそれ自身に絶対的あるいは相対的な価値があってもなくても、結局自分にとって大事なものになるに違いないのです。
帰りには那須のお土産ナンバー1で天皇陛下の那須御用邸用命という、扇屋さんの「御用饅頭」と「みそきん」という味噌入りきんつばを買ってかえりました。楽しい那須旅行でした。週末だったので高速1000円だったしね!

2 Replies to “ヴィンテージクリスタルと美肌温泉”

  1. この温泉すごい~~。景色もいいし、とてもリラックスできそうですね。日本人でよかった~って思う一瞬は温泉に入っている時なんです!いいな~~。今度バケーションで帰ったら是非行きたい場所になりました!日本の秋は満喫できそうですか??こちらnyは少しずつ紅葉してきましたよ。

  2. みきさん:ほんと、温泉は癒されますよねー。この温泉素敵でしたよ。日本の秋いいんですが、気温が高かったり低かったり日替わりの天候に翻弄されています。ニューヨークの紅葉もキレイそうですね。今度また本気でニューヨークに遊びに行きたい!

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *