ムーミンの故郷へ。

木曜日から休暇をとって、イタリア人の友人のAとふたりでフィンランドはヘルシンキに行ってきました。今はローマに帰るフライトをアムステルダムで待っているところ。
ローマは雨が続いて寒くてつらい毎日だったので、フィンランドなんて北に向かってしまって大丈夫かと心配したのに、到着してみたら毎日25度に近い真夏日。ノースリーブのサマードレスで闊歩する金髪美人がたくさんいて女の私まで気持ちがうきうきしました。到着するなり外を歩いてアアルトのお店やマリメッコやイッタラ、ペンティックなどでウィンドウショッピングを楽しみ、外に出ているカフェテーブルに座ってビールを飲んだり、「何もしない」喜びをひたすら楽しみました。とはいえ、買い物もしたので正確に言えばテクニカルに「何もしなかった」というわけではないのですが。
写真は街の真ん中にあるポート。ヘルシンキにはポートがいくつかあっていろいろな島に行けるフェリーが出ています。ここは冬は当然完全に凍るらしく、冬は歩いてショートカットする人がたくさんいるとか。こんな真夏日和の見た目からは想像もつきませんが、本当に本当に寒くなるんでしょうね。
トラムに乗って行ける郊外のアラビアファクトリーショップやマリメッコファクトリーショップにもお邪魔してきちゃいました。ペンティックがトナカイをイメージしていて「フィンランド」らしい雰囲気をかもしだしていたり、ムーミングッズは雪の世界だったりして「寒さ」を主体にしているデザインだったりするのはなんとなくよくわかるのですが、マリメッコやイッタラのデザインは、寒い寒いこの国が「夏」へのあこがれを出しているという感じだったんですね。お店に入ると目の中にぱーっと入り込んでくる色の洪水にかなりやられました。かといってマリメッコは「クリーシェ」というわけではなく、一般のヘルシンキの人々の生活にちゃんと入り込んでいて、真っ黒なワンピースに黒いサンダルに黒いイアリングで、巨大なピンクのウニッコのショルダーバッグを合わせている金髪の背の高い女性がいたり、一般のマーケットでもカラフルなマリメッコのバッグを持った年配の女性がいたり、見ていて飽きない街でした。楽しかった。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *