Avatar (2009), (B+)
話題の映画ですが、週末にオリジナルバージョン(つまりイタリア語に訳されていない英語バージョン)を観てきました。残念ながら3Dではなかったので、評価は低めです。3Dで観たらきっと評価はAですね。ちらっと体験したけれど強烈だったから。あのジャングルの中のものがわーっとまわりにあったりしたらすごいだろうなと思いますね。しかもキレイだったし。
でも普通の一般社会に生きている大人として、正直、自分をあのファンタジーの世界に入り込ませるのにはちょっと努力が必要でした。最初、弟が亡くなって、宇宙を旅して、液体の中で目が覚めて、というような部分もしばらく「え?」「え?」という感じでついていけなかったし。
私のちょっとヒネた感想は下に書いておきますが、全体的にはすっごく面白かったし良いエンターテイメントでした。実際もう一回みたいと思っているし、バンシーで空を飛ぶところなんてとくにわくわくしました。
- とりあえずいったいどこからどこまでが本当の映像で、どこからCGかが全然分からない。
- これってどこ?ニュージーランド?コスタリカ?竹林もあったような。
- 最近読んだ本に「良いプロットはポイントに至るところまで時間を無駄にしない」というようなことが書いてあったけれど、ナヴィに出会ってからのストーリーの無駄がなくて驚いた。プロだから当たり前か。
- ジェイクの足が超リアル。どうやってるの?
- 浮く岩石って聞いてデジャヴ。これってジブリ映画っぽい。つたを登っていくところなんて結構そのまんまでどこかで見たような気が。
- チャンティングするシーンはちょっとイグノラントな気がしないでもない。何かの文化をステレオタイプでみているような。
- グレースを治癒しようとするシーンもジブリ映画っぽい。ナウシカだったっけ?あれは虫だったけど。
- せっかくボンディングしたバンシー(飛ぶやつ)がちょっとかわいそうじゃない?まあ、ごめん(You are not gonna like this)って言ってたけれど。
- あのパイロットは絶対に生かすべきだったと思う。かなり納得いかない。どこかで生き延びていてほしい。
- すごい残酷だけどもしネイティリが亡くなってたら、ジェイクがどんな選択をしたかとかそういうところをちょっとだけ見たかった気がする。ツーテイだけ亡くなってかわいそうすぎる。
- 自然=善、人間=悪、のような設定がちょっと自虐的すぎかな。
- まあ続きがあるんだろうけど、司令官を生かして帰したり、あのおひげの人とかはパンドーラに残って何するんだろう、とかいろいろ疑問。
というわけで、今度3Dも見に行ってこようかなぁと考え中です。イタリア語でこの映画を見たくない気がしないでもないですけど。[ DVD | 日本語DVD ]