タパスと麦酒

もうまもなく1年になるのですが、私はAさんと一緒に今年のお正月にバルセロナに行ってきたんですね。それを知った友人が昨日メールで「タパスの美味しかったところのオススメはある?」と聞いてきました。スペインといえば夕食の時間がイタリアよりも遅いので、夕方の腹ごしらえにはタパスは欠かせない、ということなんですが、よーく思い出してみると、私たちはホテルにいつも軽食がフリーで準備されていたこともあってタパスを、と訪れたのは旅行中たったの1軒だけ。この写真のおいしいサンドライドトマト+チーズのカナッペがすごく美味しかったQuimet y Quimetというお店で、静かな小さな通りにあるのに、中はすっごく混んでました。ニューヨークタイムスのリビューはこちら
スペイン語ができない私たちとしては結構厳しかったのも覚えています。でもなぜか、イタリア語が普通に通じました。ラテンの言葉が近いからでしょうね。かなり使えるイタリア語。フランスでも時々書いてあることが意識せずに普通に分かったりするのでイタリア語は割と重宝します。それにしてもこのQuimet y Quimetでどんどんお願いしてでてくる美味しい軽食とビールが美味しかったこと。ここはどうやらチーズが売りのお店らしいんですが、サーモンとチーズのゴールデンコンビから、小魚のピクルスとお野菜に合うチーズ、などなどかなり個性的な味まですごく楽しめました。お店の中もいろいろな食材とワインのボトルでぎっしりでお店だけでもすごくカワイイ感じでした。
だからといって「タパスはここ!」とオススメするかというと、そういうわけでもないんですよね。多分ですけど、きっとどこでも美味しいです。すみませんこんなオススメで。タパスの目的としては次の行動の前にちょっとお酒と軽食で腹ごしらえ、というものなので、タパス自体を目的に、というのはちょっと本末転倒な気がしないでもないです。あ、そういえば今思い出しましたが、実はタパスもう一軒行ったような気がする。ランチ代わりに行ったCal Pepというお店。そこは実は強烈に気合いいれてオススメです。ししとうのフライやわらかーいイカのフライ、チーズがとろけるスペインオムレツ(写真は半分食べちゃっててキレイじゃないんですけど)が信じられないほど美味しかった。ああまた行きたい。入店前からかなり並んでましたよ。
バルセロナ楽しすぎて、ああもうちょっと滞在したい!と何度も思いました。今度は暖かい時期にもう一度行きたいな。ところでタイトルはモームに合わせてみましたが微妙かしら。

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