アペリティーヴォなど

apero.jpg仕事は毎日信じられない量が降ってきますが、この時代、どの国でもどの職種でも人員削減は仕方のないこと、ひとりが受け持つ仕事の量は増えて当たり前、と言い聞かせて頑張ってます。だから仕事は何もせずとも勝手に充実してくれているしプライベートの方の充実は自分ではかりたい、と頑張りたいところなので、今日はローマに来た2006年の2月以来ずっと仲良しのGとふたりで、チェリオの丘にある、写真のMaudというバーにいってアペリティーヴォしてきました(この写真じゃちょっと雰囲気が伝わらないので是非サイトを見てみてくださいね)。ここは友達のTさんに以前教えていただいていたところ。
アペリティーヴォは略してアペロ(語尾上げで)と言ったりもしますが、いわゆるハッピーアワーのようなもので、1ドリンクにちょっとしたフィンガーフードがついてきたり、軽食のバフェがあったりなどでお店によってその形式はいろいろ。このお店は1ドリンク10ユーロで、おしゃれバフェがついてます。イタリアンな居酒屋って日本にもあると思いますが、そういうところで出るようなお料理がずらっと並んでる、といえば分かりやすいかも。10ユーロって高い!と思うかもしれませんが、ここはコロッセオのほぼ目の前なので仕方ないのです。職場の先輩のTさんに教えてもらって行ってきたのですが、ドリンクの独創性が良い感じでした。スパイシーオレンジな風味の美味しいブラッディーマリーをいただきましたよ。雰囲気が良かったのでついGとも話が盛り上がってしまって長居してしまいました。でもイタリアでいいなと思うのは、レストランやこういうところの長居が厭われないこと。全く平気なのです。おしゃべりしたいだけおしゃべりできます。お店の人もにこにこしておしゃべりに参加してくれたりもします。


それにしてもここ2週間ほど、いろいろな方からお誘いしていただいて楽しかった!お友達に韓国料理屋さんに連れていってもらったり、イタリアに住む女性には年に2回のイベント、サルディ(セール)にも連れていってもらったり、などなど充実してました。その中でも9日にはお友達のMちゃんにうちからそんなに遠くないところにTexMexが食べれるメキシカンレストランがあると聞いて、さっそく連れて行ってもらったんですが、そのCharro Cafe、雰囲気も人も食べ物も飲み物もすごくかわいくて楽しいところだったのですっごく気に入りました。Mちゃんがここを読むことがあるかどうかは分からないけれどMちゃんありがとうね!夜はディスコテッカ(イタリア人はまだそう言うのですよ)になるみたいです。
そして火曜日にはリトアニア人の友達のDと一緒にこれまた家の近くのDoppio Zeroで飲んだり(ここはアペリティーヴォは1ドリンク9ユーロで、私はあまりに家が近いのでほぼ毎週のように行ってます)、木曜日には友達の家で小さなディナーに呼んでいただいたり、金曜日は日本人のお友達のみなさんと職場の目の前のバールでアペリティーヴォして(ワインが7ユーロってところ)おしゃべりを楽しんだり、そのあとスウェーデン人の仲良しの友達のAと一緒に小さなトラットリアで口上メニューのお食事を楽しんだり(Aが奢ってくれちゃいました!)、本当に楽しかった。
その小さな小さなトラットリアDomenicoといって、本当に家庭的なところですが、美味しくて有名でいつも満員です。Aの家から徒歩20秒のところにあるのでAは常連。そのおかげで、今回もすごくよくしてもらいました。アンティパスト(前菜)にタコとポテトのオリーブオイルマリネのすっごく美味しいのを出してもらって、プリモはパスしたあと、カラマーリのグリル焼きにルゲッタ。シンプルだからこそ美味しいこのお料理にはコントルノ(サイドディッシュ)でカルチョーフォロマーノ(アーティチョークのローマ風)をつけていただきました。ドルチェ(デザート)にチョコレートの甘くないムース、そしてカフェ。はっと気づいたら白ワイン1本と食後のアマロをそれぞれ1グラスずつふたりですっかり空けてしまってました。私はめったに飲まないのに珍しいです。そのまま話がつきなかったのでAの家に上がり込んで、深夜までいろいろなことをだらだらと話し、Aが美味しいマスカルテのワインを出してきてくれたのでさらにそれを空けて、ものすごく気分よく金曜日の夜を終えました。
明日は日曜日、のんびりしたあと夕方にAさんに誘っていただいた例のところにいく予定です。楽しみ!

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